【智多星・呉用】第二章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!


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※盛大にネタバレしてます!!

※選択肢は全て5UPのものです!!

※萌え、ツッコミあり!!



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林冲「呉用さん、オレも反対だよ。郁里ちゃんにそんなこと・・・」

史進「俺も・・・・・・気が進まない」



次々と反対の声が上がる。



呉用「それに関しては、私がどうにかする」



呉用はみんなの言葉に淡々と答えるだけだった。



郁里「あの・・・どうして私が・・・・」



曾家・・・敵のところに行く危険な任務に、どうして自分が必要になるのか。

郁里にはさっぱり分からなかった。



呉用「今回は、特に慎重に事を運ばなくてはならない。もし、何かあったときに、君に曾家の気を引いてもらう。いわば、おとりだ

林冲「呉用さん!」



林冲が掴みかからんばかりに、呉用に詰め寄った。



林冲「郁里ちゃんにそんな危険なこと・・・あんた自身心配じゃないのか!?それなら、いっそオレが女装して行く!


wwwかわいくなるだろうなwww


呉用「有事のときに林冲騎馬隊がいなくてどうする」

林冲「・・・・・・っ」

阮小五「先生・・・・・・僕も反対です。素人の彼女には、あまりにも危険すぎる。潜入には作法があり、男を誘うにも手順があります。郁里さんにできるとは、とうてい思えません

呉用「これは、彼女のためでもある」

李俊「・・・・・・?どういうことだ?」

呉用「ここで彼女が怪しい行動を起こさなければ、間者でないという証拠になる」

郁里「えっ・・・・・・」



曾家に忍び込むというよりも、呉用のその言葉が、郁里には一番ショックだった。



(私、まだ呉用さんに疑われているんだ・・・・・・信じるって・・・言ってくれたのに・・・)


呉用「とはいえ、断る選択は与えよう。さぁ、どうする」



呉用が問いかける。



郁里「・・・・」


(どうせ、このまま残ったら疑われるんだ・・・それも・・・・頭にくる・・・・・!)



郁里は呉用を睨み返した。



郁里「・・・行きます」

呉用「そうか」



呉用の目に少し動揺が走った。



林冲「本当にいいの?郁里ちゃん・・・」

郁里「はい。疑われたままなのも、気分よくないですし・・・」

林冲「・・・・・そう」



心配そうに林冲がつぶやく。

その時、呉用が郁里の腕をグッと引いた。



呉用「ぐずぐずしている暇はない。すぐに準備を始める」



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宋江の”では、めいめいよろしく”の言葉で会議は終わった。

郁里と呉用は部屋に戻ってきていた。



郁里「準備ってなんですか」



郁里は再び疑われたことに腹を立てていた。

でも、呉用はどこ吹く風だ。



呉用「今回は旅の踊り子として曾家に入る。・・・となると、そのままではまずい」



そう言うと、呉用は何やら木箱を取り出した。



郁里「なにを・・・」

呉用「化粧をする」



呉用が慣れた手つきで化粧道具らしきものを用意し始める。


www慣れてんだwww



郁里「・・・お化粧まで得意なんですね!頭も良くて、なんでもできて、色気もあって、素晴らしい人ですね!」


(信じるって言ったことは、反故にしたくせに!)



ツンツンとした言い方になってしまう。



呉用「・・・何を怒っている。それに、普段から女装が趣味のように言うな」

郁里「・・・・・・・・」


(気づいてないのかな・・・この人・・・)


呉用「目を閉じよ」

郁里「えっ」

呉用「おしろいが目に入る」


(この人、自分で私に化粧する気!?)


wwwこの人よばわりwwww


郁里「・・・はい、どうぞ・・・」



目を閉じた郁里の顔に、呉用が化粧を施していく。

緊張しながらも、されるがままにじっとしている郁里。

時折、手と顔が近寄るのを感じ、吐息がかかる。



呉用「・・・目を開けて」



呉用は満足そうに頷いた。



呉用「・・・・よし」


(顔が・・・・・近い・・・・。まつ毛、長いな・・・・・。綺麗な肌してるのに、男っぽさもあって・・・・どうして・・・ドキドキしてる・・・・・・)



呉用「・・・・さあ。最後に紅を引く。薄く、口を開いて」

郁里「・・・・・はい」



呉用は指で紅をすくい、郁里の唇に触れた。



(どうしよう、心臓がもたない・・・)


少しずつ、郁里の体が熱くなっていく。

真剣な呉用の瞳に、体がますます火照っていきそうだ。



呉用「・・・・・・よし、完成だ」



ドキドキしっぱなしの郁里の前に、手鏡が差し出された。



郁里「わ・・・・・・っ。これ、本当に私・・・・?」



鏡に映った自分を見て、郁里は感嘆の声を上げる。



郁里「自分で言うのもなんですけど・・・・綺麗、かも・・・」

呉用「かも、ではない。綺麗だ・・・・」


1:そんなこというんだ←5UPアップ

2:本当に・・・・・?

3:意外な特技ですね


郁里「呉用さんも、そんなこと言うんですね」

呉用「ん?」

郁里「女の人を褒めたりするんだなって」

呉用「・・・・・き、君を褒めたわけではない。私自身の腕を褒めたのだ」



呉用がわずかに頬を赤くした。



(照れてる、のかな)


wwwうんwwww



???「呉用センセ、よろしい?」


(あ、扈三娘さん・・・・・・)


呉用「着物か」

扈三娘「そうよ・・・あら、綺麗にしてもらって」


扈三娘さんの立ち絵もあればいいのにー(・∀・)


郁里「あ、ありがとうございます」


(綺麗なこの人に言われると、逆に恐縮する・・・)


wwwわかるわー(^▽^;)www


呉用「では、扈三娘に教わって着替えを済ませてこい。私も支度をする」

郁里「は、はい」



扈三娘と郁里は一緒に部屋を出た。



郁里「あ、あの・・・・」

扈三娘「どうしたの?」

郁里「呉用さんの女装した姿って、どんな感じなんですか?」



郁里の問いかけに、扈三娘は意味ありげにニッと微笑んだ。



扈三娘「・・・見てのお楽しみよ」



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



扈三娘に手伝ってもらいながら着替えを終えて、郁里は再び広間へ向かっていた。



郁里「・・・この格好、変じゃないですか?」



踊り子用のきらびやかな衣装に、郁里は戸惑っていた。



扈三娘「ふふふ、自信が持てないの?あの人の化粧と、私が最高に気に入ってる着物を貸してあげたのに」


(これ、扈三娘さんのなんだ!)


扈三娘「ま、私に聞くより、男どもの反応を確認するほうが早いんじゃない?」

郁里「は、はい・・・・」



おずおずと広間に入る。



戴宗「おっ」



いち早く郁里の姿を認めた戴宗が声をあげる。



李俊「へぇ・・・・これは脱がせがいのある・・・・・」


www着たばっかなのに、脱がせんなwwww


(サラッと怖いこと言わないで!)


林冲「郁里ちゃん!すごくかわいい!」

郁里「あ、ありがとうございます」

史進「・・・・・・・・・」



郁里と目が合った史進がフイッと横を向く。


wwwwウブだねwwwwww


阮小五「あ!史進さん!郁里さんがかわいいからって照れてる!」

史進「そんなんじゃ・・・・・・!」

宋江「いや、でも思わず見とれてしまう美しさだね」


イヤン(*v.v)。


郁里「ありがとうございます・・・・・」



手放しでホメられてしまい、郁里は頬を赤らめる。

でも・・・・



戴宗「しっかし・・・・あのお方には、かなわないなぁ」

郁里「あのお方って、もしかして、呉用さんですか?」

戴宗「妬けるかい?」

郁里「いえ、別に」


www即答wwww


(女として悔しいけど)


wwwやっぱ悔しいんかいwww


李俊「おっ、主役のおでましか」


(え・・・・・うそ・・・・・・・)



その場の全員の視線が部屋の出入り口に集中する。

そこに立っていたのは、見たこともないような美しい女性・・・・



郁里「だ、誰ですか、あれっ!」

李俊「何言ってんの、軍師ドノだよ」

郁里「え・・・・・ええーっ!?」

戴宗「子猫ちゃんが驚くのも無理ない。アイツが出没した地域では、伝説になるほどの美人だからなぁ。この姿に惑わされた男がどれだけいるか・・・・・」

宋江「つくづく、男にしておくのはもったいない」


宋江さんの顔が赤ーーーーーい!Σ(・ω・ノ)ノ!


(そ、宋江さんまで・・・・・。いくら男の人とはいえ・・・宋江さんは信じてたのに・・・・


wwwwwwww


李俊「いや、俺は男でもいけるぜ」


(・・・・・・・っ!この人は予想の斜め上を・・・・)


www危険人物発見ですなwwww


呉用「下品なことを言うのはやめていただきたい、李俊」



周りの人間にからかわれる呉用。


(なんだか、自信をなくしそう・・・・・・)


(´・ω・`)ドンマイwwww


郁里がほんの少しだけ落ち込んでいると・・・



呉用「何を呆けている。やらねばならぬことが山積しているのだぞ」

郁里「は、はい!」



呉用が郁里のそばまで来て、手を取る。



呉用「君は踊りの経験は?」

郁里「フォークダンスくらいしか・・・」


wwwwwwwwwwwww


呉用「ふぉー・・・・?」

郁里「あ、いえ!ほとんど経験はないです!」

呉用「そうか。せめて三曲は踊れるようになってもらいたい」

郁里「あの、私、あまり得意ではないんですけど・・・・」

呉用「下手でも構わない。見習いとして連れてきていることにして、できるだけ君は踊らなくて済むようにはする。ただ、準備を怠ると、いざというときに馬脚を現してしまう」

郁里「はい、それはなんとなくわかります」


(プレゼン前に、同じこと部長に言われたっけ)


www異世界に飛んでも会社員は会社員かwwww


呉用「手本を一度見せる」



そう言うと、呉用はシャンと背筋を伸ばして立った。

すると突然、周囲の者が酒を酌み交わし始めた。



(ちょっと、何してるのこの人たち!まさか、呉用さんの舞で一杯、とか・・・・・・?し、信じられない・・・)



呉用がひと呼吸おいて、ゆったりと舞い始める。

郁里はその姿に、視線が釘づけになってしまった。

呉用の舞に合わせて、周囲が楽器を弾き始めた。

林冲が二胡を弾き、扈三娘が筝を爪弾く。

いつしか手拍子も始まり、街の美女伝説にはこの舞も一役買っているのだろうと、郁里は感心したのだった。



呉用の舞が終わり、郁里は惜しみない拍手を送った。



郁里「すごいです!呉用さん!」

呉用「感心してる場合か。次は君の番だぞ」

郁里「え?ちょっとハードル高くないですか?」

呉用「はあどるが何かは知らぬが、真似ごとでよいのでやってみろ」

郁里「わ、わかりました・・・」



呉用の真剣な目に押されて、郁里は見よう見まねで舞を始めてみる。



呉用「・・・踊りの素質はないに等しいな」


www容赦なし、バッサリwwwww



それから郁里は、周囲に冷やかされながら、手取り足取り呉用に舞を教えてもらうのだった。



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その日から数日間、呉用からみっちりと舞のトレーニングを受けた郁里は、林冲からお世辞で絶賛されるくらいには踊れるようになった。

そして二人は、曾家荘に向かって出発することになった。

万が一間者がいた場合に備えて、二人はこっそりと抜け出すように梁山泊を後にした。



呉用「最初はどうなることかと思ったが・・・ずいぶんと上達したな」

郁里「・・・時間がかかりましたけど」



郁里がなかなか舞をマスターできなかったため、出発が遅れたのだ。



呉用「努力した分は上達している。自信を持ちなさい」



呉用が少し笑った。



(呉用さんが笑うなんて、珍しい・・・よね。・・・阮小五くんに自慢できるんじゃない・・・?・・・って、何考えてるんだ、私)



郁里はこの前から自分の変化に戸惑っていた。

呉用に微笑まれたり、体に触れられたりすると、胸が熱くなる。

もしかして、呉用さんのこと・・・・・?と思ってみるが、目の前にいるのは『美しい女性』



(・・・・ま、まさか私・・・そっちの方にも・・・・・!?)



思いもよらないことを想像し、郁里は一人であたふたする。



呉用「何をしている」

郁里「・・・・・はぁうっ!い、いえ、踊りの練習を・・・」

呉用「・・・・・そんな怪しげな踊りは教えていない」


wwwwwwwwwwwwwwww


郁里「すみません・・・・」



そんな郁里の落ち込みは無視して、呉用は空を見上げた。



呉用「そろそろ日が暮れてきた。野宿の準備をするぞ」


女の子に野宿なんてっ(。>0<。)



比較的、岩や木が少ない場所を見つけて、二人は野宿の準備を始める。



郁里「ふう・・・」

呉用「疲れたか」

郁里「あ、はい。さすがにちょっと」

呉用「どう見ても山歩きに慣れた風ではないしな。とにかく、体を横にして休め」



そう言うと、呉用はさっさと横になった。

眠くなるかどうか不安だったが、とにかく休むために郁里は呉用と背中合わせに横になった。



(相変わらず呉用さんは、クールというか、そっけないというか)


ツンデレですな!(≧▽≦)


(それにしても、野宿、かぁ・・・)



そう考えて、郁里はハッとした。


(そういえば何も考えてなかったけど、これからしばらくの間、こうして呉用さんと二人っきりで・・・!?彼氏でもない男の人と何度も夜を共にするなんて・・・


www夜を共にするってwww


(しかも、超絶美人な女装をしている人と・・・・。なんなの、この複雑な環境っ!)



今の今まで気づかなかった事実に、郁里は今更のように緊張しはじめたのだった。


wwwドンマイwww



その時。



ガサッ



(え・・・・・・)



郁里の背中で、呉用が寝返りを打つ音がした。

チラリと背中側に顔を向けると、ハッとするような美人の呉用の顔がそこにあった。



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二章は神目線にしてみたけど、なんかメンドクサイし面白さも伝わりにくいし、何より自分が読み返してモヤモヤするので、三章から元のレポに戻します(爆)


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