※ネタバレしてます!
※選択肢はすべて5UPのものです!
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突然の、神山さんの後継者擁立の報道・・・・・・
志信さんは厳しい表情を浮かべていた。
そんなときに有馬家にやってきた客人。
有馬「総司・・・・・・」
客人は、総司さんだった。
神山さんから、あの話を聞いてから、総司さんは姿を見せていなかった。
無理もない。
今まで、母親だと思っていた人とは違う人が母親だったのだから。
それも、親友の志信さんと異父兄弟・・・・・・
ショックは大きかったはずだ。
白金「退院おめでとう。これ、お祝い」
いつもと変わらない笑顔で、ケーキの包みを差し出す。
有馬「退院祝いと言うか、絢子に、だろ?」
白金「ああ、バレていたか」
有馬「俺にケーキなんて、気持ち悪いだろうが」
白金「それもそうだな」
微笑みあう二人。
そこには、以前と変わらない空気があった。
有馬「で?退院祝いを言いに来たのか?」
白金「まさか、そんなに暇じゃない」
有馬「・・・だよな」
白金「例の話。やっぱり、俺にも協力させてほしい」
例の話・・・・・・?
会話が見えず、私は黙って2人のやりとりを見守る。
白金「少し考えたんだが・・・・・・やはり、神山巌をこのままにしておくわけにはいかない。自分の私利私欲のために、会社をつぶすような男だ」
有馬「調べたのか」
白金「ああ。父は巧妙に俺の出生については隠していたし、母も何も知らなかった」
有馬「いいのか」
白金「あんな男に、この国を任すわけにいかないよ。それに・・・・・・志信が政治家?柄じゃないだろ?」
総司さんには、神山さんへの復讐を手伝ってもらっていたようだった。
神山さんの息子の会社を吸収合併したのも、その一環だった。
白金「で、段取りはどうなっている?」
有馬「もう仕上げの段階だ」
白金「情報はそろっているのか」
有馬「ああ。俺が入院している間に絢子が準備してくれた。十真も、マスコミに取り次いでくれている。あとはゴーサインを出すだけだ」
神山が言い逃れできないだけの弱みとなる情報を全てまとめた。
すでに報道各社はそれをリリースするタイミングを待っている状態だ。
絢子「でも・・・・・・大丈夫なんでしょうか?」
有馬「なにがだ?」
絢子「その、神山さんほどの人になれば、情報を抑えるぐらいわけないんじゃ・・・・・・」
テレビなどで見たことがある。
政治家にはマスコミや警察を抑えるだけの力がある、って・・・・・・
有馬「政治家の関係は複雑だ。神山に味方する奴もいれば、疎ましく思っている奴もいる。金に動く奴もな。そして、マスコミは力のある奴を見抜く力を持っている。今回の情報で、神山はもうダメだと見切ったはずだ」
ニヤリと笑みを浮かべた。
権力と金。
この二つがあれば、人の想いはあまりにもささやかだ。
白金「神山とライバル関係にある政治家と懇意にしている。その人物にも情報を流すよ」
有馬「それから、警察だな」
神山は、驚くほど犯罪に手を染めていた。
資料をまとめていて、一番驚いたことだった。
志信さんは、その全ての犯罪に関して、確固たる証拠をつかんでいた。
有馬「ご苦労だったな、絢子」
<選択肢>
1:そんな・・・・・・←5UP
2:力になれたのでしょうか
3:よかったです
絢子「そんな・・・・・・私は大したことは何も」
白金「絢子さんは控えめだな」
有馬「でも、いざというときは大胆になるんだ。いつも驚かされる」
白金「珍しいな。お前がそんなふうに言うなんて。で、金のほうは?」
有馬「そっちももう手は打ってある。賠償金諸々ですっからかんさ。保釈金を出す余裕もない。夫婦揃ってブタ箱だ」
志信さんと総司さんが目を合わせて微笑んだ。
有馬「さあ、ショータイムの始まりだ」
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本日分、終了~