【共通ルート】プロローグ | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

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※ネタバレしてます!
※ヒロインの名前は「原郁里」ちゃんです!



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郁里「えっと………こんなところかな」


会社の帰り道の途中にある、よく利用する古本屋で、私は今日も仕事用の資料を探していた。
この古本屋さんは不思議と、毎日のように品揃えが変わる。
店主のおじさんはセンスもよく、国内の古書から海外の雑誌まで、私好みのデザインの本を良く仕入れている。
だから、ここに通うのは、ほとんど日課になってしまった。
どこにどんな種類の本が置いてあるのか。
我が家の本棚と同じくらい知っている。


(あれ?)
(昨日もこの棚はチェックしたはずなのに、こんな本あったかなぁ)


目に飛び込んできたのは、古びた表紙の本。
私はなぜかそれが気になって、本棚から取り出してみた。


(うわっ……埃っぽい……)


表紙についた埃を、ふぅっと息を吹きかけて払う。
手にとった本は、分厚い皮で表紙を象っていて、ずっしりと重かった。
パラパラと開くと、見たことのない文字がびっしりと綴られている。


郁里「読めないな…どこの文字だろう」

(でも、なんだかすごく気になる…)


中身は読めなかった。
でも、ところどころに出てくる星をモチーフにした図形みたいなマークに惹き付けられる。
それに、なにより装丁デザインが気に入った。


(なんだかエンデの、『果てしない物語』みたい)


わくわくした気持ちでレジに持っていくことにした。


店主「こんな本、どこにあったんだい……」


すっかり顔なじみになった店主のおじさんは、不思議そうに首をひねっている。


店主「まぁいい。安くしておくよ、いつもありがとね」
郁里「わあ!おじさん、ありがとう!」


素直に喜びが声に出る。
するとおじさんは、本を紙袋に入れながら話を続けた。


店主「本ってやつはね…」
郁里「持ち主を別世界に連れていく、でしょ」
店主「…人の話を遮るもんじゃないよ」
郁里「だって、いつも同じ話するから」
店主「でも、信じてないだろう?」


くすっ、と私は笑ってしまった。


店主「ほら、信じてない」
郁里「だって…」
店主「強い力に引き寄せられるように……運命のように出会った本には…本当に不思議な力がある。その本の力が、君に宿ってしまう…そんなことも、あるんだよ」


はいはい、と話を聞き流し、おじさんから本を受け取った。


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家に戻った私は、荷物を置くと、ため息とともにベッドに倒れこんだ。
いつもの癖で携帯の画面を見る。
着信も、留守電も、無し。


郁里「やっぱ…自然消滅、かなぁ」


付き合っていた彼からは、ここのところ全く連絡が来ない。
お互いに仕事が忙しくなって、連絡を取り合うのも無精になって。
気がつけば、もう数ヶ月。


(私って、その程度?)


私から連絡しないと返事がこない。
それだけの関係だったの?
この間、親友のミカに言われた言葉が蘇ってくる。


ミカ「普通、心配して連絡してくるでしょ。メールすらないなんて、もはや付き合ってるって言えないよ?」


ミカの言う通りかもしれない。
彼なんて……
居なかったことにしたほうがいいのかも。
でも、もしかしたら……

望みを捨てきれない自分もいる。
何が一番イヤかって、そんなウジウジしている自分だったりする……


郁里「あぁっ!もう!」


自分の気持ちすら分からないなんて。
最低……。
望んで、こんな恋をしてるわけじゃない。
きっかけさえあれば私だって、物語のヒロインのように……
身も心もとろかすような甘い恋におぼれたい。
それなのに……
…………………


その時だった


(あれ……?)


聞き覚えのない声で、名前を呼ばれたような気がする。
ぐるりと部屋を見渡したけれど、もちろん誰もいない。
ふと、さっき買ってきた本が目に留まった。


郁里「そういえば…」


袋から、あの古い本を取り出す。


???「……こ………い……」

(さっきの声…まさか……?)


本から声が聞こえるはずがない。
でも……
急に胸がドキドキしてきた。
本の表紙を見ると、さっきは気付かなかったマークが…


(光って……る…?)


無意識に指でそのマークをなぞったその瞬間…


郁里「いっ……た…っ!」


全身に衝撃が走った!
胸の谷間あたりが、焼けつくように痛い。


郁里「な…に……な…んな…の……」


助けを呼びたいのに声も出ない。
必死で胸を押さえていると、だんだん目の前が暗くなってきた。


(誰か……たす……け………)


胸の痛みと共に、私は、いつの間にか気を失っていた………



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これでプロローグは終了です。
このあと、攻略キャラの選択になります。
今回もツンデレをオトします(≧∇≦)
このアプリ、久々の私的ヒットですドキドキ
メンドーなポイント上げやお金稼ぎも必要なく、ストレスなし!無課金で遊べる!ただし、一番いいエンドに行くには課金しなきゃいけないけど…それだって時間はかなりかかるけど、無料ガチャもあるしね(^_-)
イラストもイイし、サブキャラもイケメンぞろいでGOOD(≧ω≦)b
歴史物OKな人にはオススメです!!


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