【有馬志信】第9話 復讐ー有馬の過去ー③ | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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※ネタバレしてます!

※選択肢はすべて5UPのものです!



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有馬「・・・・・・帰ってくれ」

神山「・・・・・・」

有馬「俺は、アンタのことは許さない」

神山「許さない、などと言っても、私は私の思い通りに全てを進めるよ。全て、ね」



不敵な笑みを浮かべて、神山さんは病室から出て行くと、病室はシンと静まり返った。



白金「俺とお前が異父兄弟、か・・・・・・」

有馬「・・・・・・」

白金「気が合ったというのも、当然、ということか?」



自問自答するように、総司さんはつぶやいた。

志信さんは黙ったままだ。

それぞれが、自分の心を整理しようとしているような、そんな気がした。

でも、二人とも目を合わそうとはしない。



白金「俺、今日はそろそろ帰るよ」

絢子「総司さん・・・・・・」



背を向けた総司さんの服の袖を思わずつかむ。



白金「・・・・・・なんだい?」

絢子「あの・・・・・大丈夫ですか?」

白金「ああ、少し一人になって考えたい」



ポンポンッ、と頭を撫でてほほ笑んだ。



白金「真実を知ることができてよかったよ。でないと、お互いの父親と同じ道を進んでいたかもしれない」

絢子「え・・・・・・」

白金「・・・・・・戯言だ。忘れてくれ」



ショックを受けているはずなのに、総司さんは笑顔を見せたまま、病室を出て行った。



有馬「こっちへ来てくれ、絢子」

絢子「志信さん・・・・・・」



そばに行くと、志信さんは強い力で私を抱きすくめた。


<選択肢>

1:傷が痛みますか?

2:ショックですか?

3:しっかりしてください


絢子「しっかりしてください、志信さん」

有馬「ああ、分かっている。取り乱しているな。急にお前の肌が恋しくなった」

絢子「志信さん、こんなときに何を・・・・・・」

有馬「冗談さ」



強がるようにわずかに微笑む。

その笑みが私の心をえぐる。



有馬「あの男は、俺のモノを次から次へと奪っていくんだな・・・・・。総司が・・・俺の親友が兄・・・?」



苦しげな表情に、私も何を言えばいいのか分からず、戸惑ってしまう。

親友だった2人がこんな複雑な関係だったなんて、その苦しみは計り知れない。



有馬「絢子・・・・・・俺はやっぱりやるよ」

絢子「・・・・・・?何を?」

有馬「復讐だ」



思いがけない言葉。

復讐・・・・・・?その瞳は暗い色を放っている。



絢子「待って、志信さん。復讐って・・・・・・」

有馬「復讐を果たすために、おまえと契約を結んだんだ」

絢子「え・・・・・・」

有馬「すべては、神山巌に復讐するためだった」



復讐という言葉を発するたびに、彼の顔は苦悶に満ちていく。

その顔を隠すように、痛いほど強く私の体を抱きしめた。

きっと、志信さんの心の痛みの半分も、今は分かってあげられない。

私はいつも彼をその痛みから救うことができないのだ。



有馬「神山が言ったことは、真実のすべてじゃない」

絢子「え・・・・・・」

有馬「総司と兄弟ということは知らなかった。おそらく、白金グループが絶対に漏れないようにしていたんだろう。一大スキャンダルになるからな」

絢子「神山さんが隠してる真実って・・・・・・」



志信さんは血が出てしまいそうなほどに、強く強く唇をかみしめていた。

それから、ようやくして口を開いた。



有馬「あいつは殺したんだ・・・・・・」

絢子「殺した・・・・・・」

有馬「おふくろを殺したのはあいつだ・・・・・・」



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本日分、終了~


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