※ネタバレしてます!!
※ヒロインの名前は「水口絢子」ちゃんです!
※選択肢はすべて5UPのものです!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
ポンッとベッドの上に投げられたのはクレジットカード。
絢子「え・・・・・・」
有馬「それで買えばいい」
<選択肢>
1:必要ありません
2:そこまでしてもらわなくても←5UP
3:バカにしないでください
絢子「そこまでしてもらわなくても大丈夫です」
有馬「これも俺の役目だ。契約の間はお前に不便はさせない」
絢子「でも・・・・・・」
有馬「小汚い格好をされてるほうが困る」
絢子「小汚いって・・・・・・」
有馬「みすぼらしい格好はするな。契約とはいえ、お前は俺の女房だ。夫に恥をかかせるなよ。お前の役目は、ただ、婚姻届に判を押しただけじゃないんだぞ」
絢子「え・・・・・・」
有馬「当たり前だろう。俺の女房らしく振舞ってもらう。そうだな、後は俺の女房として、あらゆるところに同行してもらう」
絢子「でも、仕事もあるし・・・・・・」
有馬「俺を優先しろ、それも契約の一つだ」
絢子「そんな・・・・・・」
スッと志信さんが距離を詰めてきた。
思わず後ずさるが、すぐ後ろにあったベッドにぶつかり、腰をかけるように座り込んだ。
有馬「こき使おうってわけじゃない。女房の存在を周りに知らしめる必要があるんだ。言うことさえ聞いておけば、3ヶ月後には解放してやる。今はただ、お前は俺の言うことを聞いていればいい。俺が求めることを拒否するな。どんなことがあっても」
絢子「まるで、奴隷のようですね・・・・・・」
有馬「はは、奴隷か。それよりずっと身分はいいだろ?」
ギシッとベッドがきしみ、彼との距離がますます近くなる。
(近い・・・・・・)
唇が触れてしまいそうな距離に緊張し、思わず、ギュッと目を閉じる。
しかし、次の瞬間には体が離され、何か触れる気配もない。
おそるおそる目を開く。
有馬「何、期待してたんだ?」
絢子「うっ・・・・・・」
有馬「いいぜ、キスしてやっても。お前がお願いするならな」
絢子「ち・・・・・・違・・・・・・っ!」
有馬「安心しろ、女には困っていない。お前が望まないなら手は出さないさ」
(え・・・・・・)
キスされるかも、って怯えていたのに、その言葉にチクリと胸が痛んだ。
そういうと、志信さんはさっさと身体を離してしまう。
慌てて、自分の心にわきあがった感情を否定する。
結婚、なんて言われたから、少し気持ちが動揺しているだけだ。
こんなヤクザみたいな男の人に、惹かれるはずがない。
目をやると、志信さんは窓際で外を眺めていた。
(この人、ときどき、すごく寂しそうな目をしてるんだよね・・・・・・)
絢子「あの、志信さ・・・・・・」
???「志信!志信、いるの!?」
ドアの外で甲高い声が響いた。
絢子「え・・・・・・」
有馬「チッ・・・・・・」
志信さんが小さく舌打ちをした。
有馬「来い、絢子」
(怖い人だとはなんとなく思っていたけれど、今までで一番怖い・・・・・・いったい誰が来たっていうんだろう・・・・・・)
乱暴に腕をつかまれ、無理やり立たせると引きずられるように歩く。
彼は、険しい表情を浮かべていた。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
第2話終了です。第3話に続きます。