ASD・軽度知的障害持ちの次男のピアノ発表会。ルンルン音符

 

今年も参加することができました。

 

 

毎年、こじんまりとした会場で、

 

あえて大きな舞台がない場所でしてくださっている。

 

 

 

次男にとって、ピアノを習うということ=教室で教えてもらうことなので、

 

自宅で一切練習しない。それが、彼のコダワリです。爆  笑

 

 

 

ピアノに初めて興味を持ったのが、小学2年生の頃。

 

 

近所の一つ上のお兄さんの楽器の演奏会を見に行かせてもらって、

 

自分の口で『〇〇(次男)は、ピアノをしたいんだ』と言ってくれた時

 

本当に嬉しかった。

 

 

その頃は、まだ学校に行けていたから、

 

前向きだったことも大きいけれど、

 

不登校になった後も、ピアノだけは辞めたいと言わなかった。

 

 

ピアノのおかげで『自分はやれる!』っていう、

 

自己効力感を持てているなって思います。

 

 

 

先生は、次男のこだわりに寄り添い、

 

自宅練習を強要しないスタンスで、

 

だからこそ、細く長く続けて来られたんだと思う。

 

 

当初、わたしは、せっかく習うならたくさん弾いてほしいし、

 

上達したらいいな、なんて欲深いことを考えていた。驚き

 

 

 

でも、不登校になって、いろんなことを考える中で、

 

自宅以外の安全基地としての場所と捉えるようになってからは、

 

今日は弾く気分じゃないからワークだけ頑張る、とか、

 

本当に落ちている日は、先生とお話ししに行くって日もあった。

 

 

正直、先生は発達についてよくご存知かというと、そこまでじゃなくて、

 

よく質問を投げかけてくれて、そうなんやね、と理解を示してくれる。

 

 

なんていうか、頭でっかちで理論武装している大人よりも、

 

詳しくは分からなくても、目の前の子を理解しようとしてくれるスタンスが、

 

子どもとの信頼関係を深めるって、ピアノ習い始めて7年目になって実感しています。

 

 

 

実際、過去に学校の先生で『学校なんてそもそも楽しい場所じゃないですから』と

 

突き放すように言ってのけた先生がいました。

 

 

もちろん、自ら楽しくしていく、そのスタンスは大事。

(ただ、こだわりも強く、トラウマを引きずる特性がある子にはきついことが多いんだよ)

 

ただ、当時、気持ちがズンと落ちていた親子に適切な言葉かというと

 

もう少し、寄り添った言葉が欲しかったかな。

 

 

 

次男が信頼していなかったのは、いうまでもないですね。

 

どんなことにおいても、知らないことがダメではなく、

 

知ろうとしないことがダメなんだと強く思います。

 

 

知らないことの方が多いんだから、日々、アップデートですよね。