旧暦の九月九日

 

陽数の極とする九が重なることから

 

重陽

または

重九   ともいい

菊節句ともいわれ

 

長寿延命を願う行事が行われます

中国では

茱萸を袋に入れて高山に登り、菊酒を飲んで

災難を逃れたことから

重陽の行事が始まったとされています

 

そんなことで

菊三種をいけてみました。

 

 

去年までは水盤にいけていましたが

今年は寸渡で。

ずいぶん久しぶりでしたので

いろいろ、細かい点を忘れていて

四苦八苦の末、いけ終えました。

 

次回は籠花器にいけよう。

秋らしい風情が感じられるように

 

 

 

前日の夜に、菊の花を真綿で覆って夜露と香りを写し取り、

翌朝にその綿で体や顔を拭うという

被綿(きせわた)という風習もあります。

 

そして

菊の露を飲んで不老不死の仙人になったという

『菊慈童』の故事もあります。

 

 

これを書いていて想い出しました

 

たしか祇園祭の菊水鉾が

この故事にちなんでいたような。。。。

来年、菊水鉾をよく見てみよう。