1930年くらいから、地方の中卒や高卒の子どもたちは東京などの都市部へ集団就職していた時代がありました。
中卒や高卒の若い働き手は「金の卵」と呼ばれていました。
詳しくは、Wikipediaで集団就職のページを見てほしいのですが、
そのころの子育ては子どもは中卒や高卒で就職してくれたのだから
親の扶養義務もそこまでだし、大学進学費用という莫大な資金を用意しなくても良かった。
しかもそのころの子育て環境は、夫婦どちらかの方働きとか、お母さんは内職とか農作業とか。
スマホもSNSもゲームないので、親がその辺を規制する必要もなく、外とかで遊ばせておいたり
近所の子どもと遊ばせておけばよかった。
「放置」で子どもは育っていった時代!
今の子育て、これの真逆。
・まず共働きした方がいい、というかしないといけない前提。生活費とか教育資金のために。
・大学の学費が高すぎる。下宿費用もとなると莫大な金額。
・大学卒業まで扶養義務がある。
・大卒でもニートや引きこもりになるかも
・SNSなどの影響で引きこもりになる要因が増えている
・なのでSNSやゲームは家庭内に置いてルールを決めなければならない
・しかし共働きだと目が届きにくいので休みの日はゲーム漬けになったりする
・宿題や学校の課題もみないといけない。
・塾に通わせたり通信教育の管理も必要
・子どもを外で遊ばせるのが危険
・外遊びでちょっとのことでもクレームになる
・・・
もう書ききれない。まだたくさんある。
で、こういった悩みは1930年くらいの子育てではやらなくて済んだことなので
昔よりも子育ての負担がかなり親(特に母親)にのしかかってきているんですよね。
ですので本能に任せて子どもを産んでしまうと
こういう現実に直面するときが来て、それはつまり親が絶望するときです。
ましてや子ども複数なんて・・・・・・。
子どもを産んで「なんとかなる」時代ではないし
子どもを産むか悩んでいる人に対して
「なんとかなるよ!」とは絶対に言わないでほしい。
悩んでいる人というのは、上記のことに気が付いてるかもしれないし。
もう現代の子育てって大変すぎる。
昔の感覚で産んでいたら母親が詰む。
昭和時代の人、絶対に「産め」「なんとかなる」なんて言わないでくださいね。