どうも!泉ひかりさんにベアハグされて絞め落されたい隊2番隊隊長のチーム逆探知です。
今回のSASUKE。解説にミスターサスケがいて「あのコースは難所」と完全制覇していないの言ってたのはゲラゲラ笑いました。
その内「SASUKE」についても書いてみたいですね。知ってますか?ファースト・ステージで新しいルートを開拓した史上最強のニューハーフ・ヒバリ(通称ヒバリルート)とか蛸社長とか、スタート地点でズボンが脱げなくてそのまま突進して即刻アウトになった沖谷とかスパイダーウォークで手袋はずさないで突破してクリアしたけどルール違反で失格になったミスター・サスケとか。あの名プレイヤー達の珍プレー・好プレー集・コース解説やりたいですね。
そんなこんなで火曜ドラマ「カルテット 第5話」の感想書きますぞい。
前回は皆大好き、家森(高橋一世)の悲しくも暖かい家族との離別、再度巻(松たか子)の夫殺し疑惑浮上が描かれていました。
今回は「仕事論」、芸術を志す者たちへの現実の厳しさを説いてくる話となっておりました。普段、カルテットメンバーが演奏している飲食店「ノクターン」に別府(松田龍平)の弟・圭(森岡龍)が訪ねてきます。圭はカルテットメンバーが住んでいる別府家の別荘の明け渡しを命じてきます。別府は「でも皆で何とかやってきてるし待ってほしい」と言うと圭は「諦めきれない人達ってことだよね(ドヤァ)」と冷笑します。いかにも圭はエリートです、身なりも金持ちで不快な感じでね<(`^´)>。
その後、音楽プロデューサーと名乗る朝木(浅野和之)が「ノクターン」に来店。浅木はカルテットメンバーに仕事のオファーをかける。
ノクターンでの演奏を朝木は見学。演奏に渋い顔を見せるもカルテットメンバーを「君たちは売れる!」と絶賛。朝木からピアニストのコンサートのバック奏者の仕事が持ち込まれる。「どうせお世辞だよ」と言いつつも音楽業界で仕事をしている人間からのオファーに浮き足立ち熱心に練習するカルテット達。「今、登り坂かもしれません。夢を追いかけましょう」と別府はいいます。
しかし、実際にリハーサルに参加してみるとアニメのコスプレをさせられダンス練習やアニメキャラのセリフ(ありがとぅーショコラで爆笑)を言わされ、見せかけの大振りな演奏を要求され呆れるメンバー達。
「これではいい演奏が出来ない」と憤慨するもスタッフの女性に「ていうか、仕事なんで」と突っぱねられる。リハーサルも一日だけ、練習そっちのけで飲み会の参加も頼まれ時間もないためムリくりカラオケで練習をするのであった。本番当日。メインの演奏者が遅れるとの連絡、合わせる練習が出来ないためカルテットメンバーは「演奏しているフリだけしてくれ。君達を選んだのは別府さんの弟さんに頼まれたからです。」と告げられる。
メンバー達は「それは流石にない」と仕事を降りようとすると巻は「これが現実です。これが私達の実力なんです。今の私達はこのレベルの仕事しか来ないんですよ。3流です。社会人失格です。でも見せつけてやりましょうよ」と断じて演奏を敢行。その後、野外でライブを行いました。朝木は彼らを見て「彼等は志ある3流だ。志のある3流は4流ですよ」と言うのであった。
その後、すずめ(満島ひかり)は巻鏡子(もたいまさこ)に「巻は旦那を殺害していないしもう連絡しない」と告げます。すると鏡子に「もうあなたはいらない」と告げられ有朱(吉岡里帆)がすずめの代わりとして送り込まれます。有朱が巻を追及する場面を見て、かつての自分を見ている気がしすずめは止めに入ります。そして誤ってレコーダーを落としてしまい巻にスパイ行為をしていた事がばれてしまいました。傷心のすずめは巻に殺されたと思われていた旦那(工藤官九郎さんッッ)と遭遇するのであった。
・感想
いやー、染みましたね。今回は芸能の仕事あるあるなんですよ。胡散臭いオッサンに「能力がある。才能がある。」と若者が持て囃されやすくこき使われるのは前職の映画会社の現場で何度も観てきました。夢を持って飛び込むんです。でもやらされる仕事はしょぼいまったく金にならない仕事ばかり。高い志を持っていい映画を作りたい、人を感動させる演技がしたい、いい音楽を作りたいと願って芸能の仕事に飛び込むんですよ。でも、練習やじっくり考える時間もなく実入りの悪い仕事をふられその場凌ぎの完成度の作品ばかり作って、寝不足体力限界の毎日を過ごす事になります。
「能力も実績がないんだからいいから言われた事をやれ、文句を言うな。人にむちゃくちゃ言われるの楽しめ」と私も芸能の仕事をしている時も上司に何度も言われましたね。実績や実力ないけどいいものを作りたい。志ある3流はしょぼい仕事に難色示して金も稼げない4流なんですよ。やがて「自分の代わりなんていくらでもいる」「安い金でこき使われていただけ」と気が付きます。確かに正論なんですけどね。金稼げないわけだしコネもないし。
でもその志を失って仕事をしたらお終いです。ゴミみたいな作品を乱発して活躍してる人間を批評して腐す未来が待っています。そんなオッサン達も何人も観てきました。芸術を志す方々よ。辛いですがその現実を踏まえた上で初心を忘れずにチャンスを待ちましょう。時間がないなりに最高の物を常に出せるようにしていきましょう。カルテットが野外で演奏した時に集まってくれた人達がいたようにあなたが懸命に作ったものを評価してくれる人はきっといます。とまぁ、自分にも言い利かせながら改めて仕事に打ち込もうと思いましたよ(^_^;)
また、今回は毎回不穏な動き見せていた「目が笑ってない女」有朱こと大天使・吉岡里帆が大暴れでしたね。もう、極論、極論。1パーセントでも嘘があるなら人は嘘付きだ、1パーセントでも疑惑があるなら信用出来ない、愛していても嫌いな部分ふがあれば愛していても殺したいと屁理屈をグダグダと言ってすずめと視聴者の顰蹙を買ったと思います。吉岡さんはドラマ「ゆとりですが、何か?」でも童貞・松坂桃李を振り回す面倒臭い女性の役で「清純そうにに見えるメンヘラハズレ女」役が板についてきましたなー(^_^.)
今回わかった事と謎は以下のとうりです
・巻の旦那は生きている
・旦那役は工藤官九郎さん
・巻の話だと旦那は昔、鏡子を見捨てた事がある
・鏡子は有朱にも内情を打ち明けている
この辺ですかね。今回までが「前章」というくくりになっていて次回からは「後篇」に入る模様。工藤官九郎さんは脚本家として大成した方ですが昔は役者もやってたんですよ。古くは北野武監督の「キッズ・リターン」なんかに出演なさっています。目が離せませんね。
以上、チーム逆探知でした。
読んで頂いてありがとぅーショ・コ・ラ。