注意!ネタバレあります!

 

どうも!

 

「スゴーイ!君は表参道玄のとあるはずれにあるビルの2階にお洒落なバー発見なう。本当に見つけて欲しいの!?”と言わずにはいられないほど分かりにくい場所...分からないと躍起になって探しちゃうんだよね…そして通っちゃうんだよね…分かりにくさが生み出す“愛情”かな?これはあるあるだよね。なーんて気持ち悪いポエム書いてお洒落ぶった写真をFB掲載して承認要求に飢えてるクソみたいなフレンズなんだね!」と高校の友人Uに言いたいチーム逆探知です。

 

 

「表参道ブラブラしてる俺はお洒落」、「愛情とか書いてる僕は詩人」という「邪気」を感じてそっとFBを閉じました('_')。同窓会で女の子に手を出して場を白けさせてましたよアイツ。

 

そんなこんなで映画を見て参りましたよ。今回はティム・バートン監督最新作。映画「ミス・ペリグリンと不思議なこどもたち」です。ティム・バートン作品は「指輪物語(アニメ)」「アリス・イン・ワンダーランド」以外は鑑賞済みで(アリスはバイト終わりで行って途中で寝ちゃった( ´(ェ)`))という状態でその流れでアリス2も未見。原作の「ハヤブサが守る家」は一応ざっと読んでから鑑賞致しました。

 

 

 

予告編はこんな感じでした

 

解説

「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督が、ランサム・リグズによる全米ベストセラー小説「ハヤブサが守る家」を映画化し、人とは異なる奇妙な能力を持った子どもたちが織りなす物語を描いたミステリアスファンタジー。周囲になじめない孤独な少年ジェイクは、唯一の理解者だった祖父の遺言に従い、森の奥にある古めかしい屋敷を見つける。そこには、美しくも厳格な女性ミス・ペレグリンの保護のもと、空中浮遊能力を持つ少女や透明人間の男の子、常に無口な双子といった、奇妙な子どもたちが暮らしていた。主人公ジェイク役は「ヒューゴの不思議な発明」で知られるエイサ・バターフィールド、ミス・ペレグリン役は「007 カジノ・ロワイヤル」「ダーク・シャドウ」のエバ・グリーンが務めている。

 

感想

 

60点

 

薄口ティムティム映画でしたいや嫌いじゃないですけど只、やっぱり超絶大傑作の「シザー・ハンズ」や「バットマン・リターンズ」に比べると主張が弱いなという。バートンの作品の魅力は「変人でも自分の好きな事を突き詰めればうまくいく」という主張と美術。それは監督自体が学生時代に友人いないわ、両親とは不仲、オタクでコミュニケーション苦手(ウォルト・ディズニー・スタジオに雇われていたころは、クローゼットの中に座り込んで出て来なくなったり、机の上に座ったり机の下に潜り込んだりといった奇行を繰り返し、同僚たちからは口がきけないと思われていた)だったけど好きなアニメーションや特撮を突き詰めて映画監督として成功したという経緯があるからですよね。んで毎回、毎回そのテーマの映画を作るんだけど成功したからなのか金が入ったからなのか、ヘレナ・ボナム・カーターに逆NTRされたりしたからなのか。年々その主張が弱くなっていて何が言いたいかわからない映画を量産しちゃってる感じなんすよね。「シザーハンズ」では「変な俺だけどでも人とは分かり合いたいし一芸はあるし、人を幸せにしてあげたい」話

 

 

「バットマン・リターンズ」では「世の中が相手にしてくれないからこの俺様認めさせてやる。認めないならおまえもおまえも死んでしまえ。」話で世間認められてないバットマン、ペンギン、キャットウーマンの世捨て人恨み戦争、引いては非モテ、コミュ症「変人舐めんな」通り魔映画だったりして。

 

 

 ←ゲーム版ではキャット・ウーマンが鬼門だった

 

明確に言いたい事があったんだけど最近は薄いんだよね。只、「ビックフィッシュ」みたいに親と分かり合う事をテーマにしていたり、「チャーリーとチョコレート工場」みたいに「好き勝手やるにしてもある程度の責任は取れ」みたいにちょいちょい今までの自分へのアンチテーゼに挑んでる点は評価してます。

 

 

でも近年の映画に言えるのはもっとこういじめられてる奴が覚醒してガーンヽ(^o^)丿、仲悪い夫婦をガーン(^O^) 才能を信じろ!ガーン<(`^´)>でいいと思うんです。「ヤッてやるさッッ 何を? セックス!」くらいの明快な主張が欲しいですね。

 

 

今作も一応、主人公のジェイク君は周囲と溶け込めてない疎外感感じている少年という事になってるんですけど別段それもそこまでじゃなくて。冒頭で金髪のイケイケの女の子口説こうとしてたり、口うるさいながらも比較的まともな両親もいて、接客のバイトもしてたり、怪物相手に躊躇なくボウガン発射して命中させて撃退したりとそもそものステータスが割とある感じで観客が自己投影しづらいんですよ。ジェイク君おまえ、別に実社会で余裕で生きていけるよ。

 

 ←ハイスペック男子

 

 ←「エンダーのゲーム」に出演してました

 

後、案外「ミス・ペリグリン」が活躍しないというか。登場時のエヴァ・グリーンお姉さまの「早口&終始しかめ面&割と周囲に当たり強め&頭の回転早い&時間にうるさい」という六本木で勤務してそうなバリキャリ設定とエヴァ様のルックスのおかげで「魔女感」最高に出てるし強気な女性大好物の私としては「ここがいいのかい?ホーッホホッホー(`Δ´)おまえは一生奴隷だよ!」とか言われて乳首つねられたりしたいんですけど、後半になると空気になるというのはもったない気が。Zガンダムよろしく鳥変身シーンはイカす。エヴァ様と言えば脱衣でティム監督の「ダーク・シャドウ」では「カモン!」と胸を突きだしてりしてジョニデに逆レイプ迫る魔女役やってたり、「300ハンドレッド 帝国の進撃」でも「帝国の魔女」と呼ばれる歴戦の女戦士で体を使って敵国の兵士を味方に引き入れようとしてたりと「脱衣魔女」として君臨しているんですが今作は脱ぎません。ガッカリ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ。

 

 

 

 

 

 

話としては周囲に馴染めない少年ジェイクは毎日鬱屈と過ごしている。

 

 

自分の理解者であるエイブラハムが奇妙な死を遂げ、ジェイクに島に行き施設の管理者ペリグリンに会えと遺言を残す。島の施設に行くも施設は第2次大戦で破壊されていた。

 

 

途方にくれるジェイクだったが施設で自分を「エイブラハム」と呼ぶ少年・少女達に出会う

 

 

ペリグリンはタイムループを作る能力者で1943年9月2日の時間をループさせ過ごしていた

 

 

奇妙な子供達と過ごすも、子供達から謎の男バロンやホローという怪物が狙っている事、祖父はホローと戦って来た事を知る

 

 

 

バロンの襲撃を受けペリグリンが捕まり、ジェイク達は救出しようと奮戦するのであった

 

 

とまぁ、ざっくり話すとこんな感じです。少年少女達に出会い成長していく話なんですが、割と重要事項の能力者の世話をして鳥に変身出来る(ペリグリンもその一人)「インブリン」や「タイムループ」設定を特に解説もしないで台詞でザッと言ってくるので原作未読者は中盤辺りで話を理解出来なくなると思われ。詳細つめないし映像で説明してくれないんだもん。リープとかすっ飛ばして「能力者は老けるの遅い」とか「現代で隠れて生活してる」とかにしとけばいいんじゃと混乱。この重要な設定の説明しない、時間軸メチャクチャにして観客を混乱させる手法は「ターネータ― ジェネシス」を思い出してしまったり。

 

 

能力者達は空中浮遊出来るエマ(かわいい)、透明人間のミラード(全裸少年男性)、物質や死体を操るイーノック(本気出したら最強では)、素手で物質を燃やすシャイニング・フィンガー・オリーブ(湯を素手で沸かす!ヒート!エンド!)、怪力少女ブロンウィン(ジャイ子的な)、植物を育てるフィオナ(実世界で生活出来るのでは)、蜂少年ヒュー(養蜂場に内定もらえそう)、双子(もうちょっと見せ場欲しかった)と二口女の子(萌えキャラ)この能力紹介していくシーンはテンションアップ( ´∀`)σσ 

 

 ←かわいい

 

 ←普通に人間社会でやってけそう

 

 ←ジャイ子です!(´∀`)

 

 

また、ジェイク君が実は能力持ちだったことがわかるんですけど何かと思えば「ホラーが見える」というイマイチ凄いのかわからん能力であららという感じで。滅茶苦茶良かったのはサミュL・ジャクソン・バロンなんですけどもう、まったく役作りしないで現場入ってやっつけでやってる感じが最高で。バロンやその仲間は実験でホラーになってしまって人間に戻るために「能力者を殺害して眼球を食っている」という設定で。子供さらって殺して山盛りの眼球をバロンが食べるというシーンが出てくるんですよ。カニバリズム来た!と。ここだけでもう来てよかったかと。

 

 

 

ちょっと難しい作品なので原作見てからの鑑賞をおススメ致します。

 

以上チーム逆探知でした。