どうも! カラオケで最初に歌う曲は「SIAM SHADEの三分の一の純情な感情」のチーム逆探知です。

 

 

映画「ヤング・ゼネレーション」を見ましたよ。いや、今週末にダンテ・ラムの「疾風スプリンター」見に行こうかなー(~_~;)ハート・オブ・ファイト面白かったしなー、と思っていたんですがよく考えたら「競輪もの」作品ってあんまり見た事ないなと思った次第。知ってるのは「弱虫ペダル」をちょっとアニメ版見たくらいでして。弱いなー、知識ないなーと。競輪無知だなと。

 

 

私の尊敬する毎週ラジオ聞いている、映画評論家ライムスター歌丸師匠のベスト1映画という事もあって「見るしかねぇ<(`^´)>」と仕事終わりにタヤツーにレッツラ!仕事を早く切り上げようとすると「逆探知君ねーさっさと家帰るけどさー。仕事に覇気ないよねー」という上司の侮蔑が聞こえましたがそんな愛しい上司に対しての俺の意見として慶二の画像貼っておきますテヘ(^<^)。

 

 

・ヤング・ゼネレーション感想

 

 

物語・解説

インディアナ州ブルーミントンの町を舞台に自転車レースに青春を賭ける若者と、その家族、仲間との交流を描く青春映画。デイブはイタリアの競輪チームに憧れを抱いている。仲良しの3人と日々を過ごしているがイタリア競輪チームが街に来る事を知り猛練習をし彼等の出場するレースに参加するが・・

製作・監督は「ザ・ディープ」のピーター・イエーツ、脚本はスティーブ・テシック、撮影はマシュー・F・レオネッティ、音楽はパトリック・ウィリアムス、編集はシンシア・シェイダー、美術はパトリシア・フォン・ブランデンスタイン、衣裳はベッツィ・コックスが各各担当。出演はデニス・クリストファー、デニス・クエイド、ダニエル・スターン、ジャッキー・アール・ヘイリー、バーバラ・バリー、ポール・ドゥーリー、ロビン・ダグラス、ハート・ボシュナー、エイミー・ライトなど。日本語版監修は清水俊二。デラックスカラー、ビスタサイズ。1979年作品。

 

スタッフ

監督
脚本
スティーブ・テシック
製作
ピーター・イエーツ
撮影
マシュー・F・レオネッティ
美術
パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン
音楽
パトリック・ウィリアムズ
編集
シンシア・シェイダー
衣装デザイン
ベッツィ・コックス
字幕
清水俊二

キャスト

 

・評論

おいおいおい、クソ上がるわ。友情、ライバルとの戦い、恋愛、家族愛と全部乗せかよ。正直、舐めてました。こんな水準だったのかッッ!

 

 

最高かよ。あの4人愛おしいわ。主人公4人組一人一人が「青年期」を表現していますね。

 

 

デイブ(デニス・クリストファー)の競輪好きなんだけどボケっとしているあのボンクラな感じがいいなー。イタリアかぶれで競輪の練習を必死こいて憧れていたイタリア競輪チームと並走するまでいくんですがイタリアチームに馬鹿にされるわはめられてコースアウトするんですね。「父さん、悪い奴らがいっぱいいるんだね・・(:_;)」のシーンは号泣。

強敵との戦いに勝利、父親との確執の解消、恋。「少年が漢になるためにはどうすればいいか」を全部見せてくれるキャラだなと。やはり男は難題を乗り越え、女性を勇気を持って口説き、親に認められてやっと「少年」から「漢」になるんだなと。最近の若い奴が元気がないだのと言われるのはさぁ無茶したり、女性口説こうとカッコつけて嘘つくとか無茶する経験とか欠けているからじゃないかなーとも(ジジイ顔)。いやー私も大学生の頃、アルバイト先の2つ上の女性口説こうとして「俺は早稲田大学です」とか言ったり大学の就職課の受付の職員口説こうとして「大手に内定決まりました」という今考えると恥ずかしい背伸びアピールして仲良くなって口説こうとしていた時がありました(どっちも玉砕しました)。

 

 

町の奴ら全員ボンクラですよ。マイクはガキ大将タイプなんですけど大学にいけずにアメフトや大学生への憤りを持っている感じなんですよね。学歴コンプレックス、時間だけ流れていく事への焦り。「学生の奴らがお遊びアメフトやってらぁ。俺の名前は新聞に載らない。大学生は載る。毎年若い奴がどんどん大学に入る。俺は新聞に載らない。20になろうと30になろうと俺はいつまでも只のマイクだ。」という台詞が染みる。20代の頃って何かもやもやするじゃないすか。「俺は成功出来るのか?何だかたいした事しないで過ごしていないか?」と。青年が抱く有名になりたい「名誉欲」「自己顕示欲」を体現したキャラ。大学生にケンカ、ステゴロをふっかける。最後の最後の大会で大学生に馬鹿にされてからの発奮からの激走は最高でしたね。「なめんじゃええ!」と立ち向かう姿に涙。

 

 

結婚したり、仕事を始めたりマイクやデイブとはまた違った形で大人になっていくムーチャー。チビだけどマッチョで背の事をからかわれると激昂する今作のジェット・リー。就職して初日でいきなりいけすかない店の店主の備品を器物損壊かまして退職するロック。「家庭を持つ事」「仕事を始める事」という青年がいつか直面する事態を体現したキャラ。大学生で結婚した奴もいたけど大人びてたなー。

 

 

誰にでも優しい男シリル。主役じゃない。でも周りを助けてあげる。活躍しないんですよ。でも、皆に優しいんですよ。主役になる事、前に出る事だけが男じゃない。人をフォローしてあげる事、縁の下に生きる事だって男だ。彼には幸せになってもらいたい。「日陰に徹する青春」にもスポットライトを浴びせている優しい映画ですよヤング・ゼネレーションは。ケンカシーンでボウリングの玉にボールはまっちゃう男にも光を当てる優しい映画ですよ。

 

 ←ぶれてる画像しかない。でもそれがシリル

 

 ←後に「ホーム・アローン」に出てました

 

また、デイブの家族も優しいでしょ。ダラダラ過ごしているデイブを見捨てず見守るオカンの「若い時に何でもやっておくのよ」は心に刻もうと思います。私はアラサ―ですが。若い?

オトンもね強権的かと思いきや、最終的に主人公を認めて助けていっていて何だいい人じゃんかと。

 

後輩にね「最近、映画に見ようかなと思っているんですけど逆探知さん映画いっぱい見てるじゃないすか。何かおススメは?」と聞かれたら取りあえずこの映画を推しておこうかなと。邦画は「キッズ・リターン」推しておこうと思います。戦おう。無茶しようよ(゜_゜>)。

 

90点

 

燻ってる奴らにお勧めです。きっと誰かに感情移入出来るはず。

 

以上、チーム逆探知でした。