どうも!「グラップラー刃牙 死刑囚編」アニメ化決定にはしゃいでいるチーム逆探知です。
しばらくプライベートでことあるごとに「敗北を知りたい」と言って周囲をしらけさえようと思っています。
記念としてバランスのいい山本選手の画像貼っておきますッッ。
そんなわけで、キネマ旬報賞が発表されましたね。ゴールデングローブに続いて1月は賞レースラッシュっすなぁ。
キネマ旬報賞とは日本でもっとも長く続く映画雑誌「キネマ旬報」の読者・批評家が投票して選ぶベスト映画・役者に送られる賞なんですね。海千山千の凶悪な私など足元にも及ばない映画評論家たちが選ぶ賞です。役者や映画監督を志す者なら一度は夢見る賞なんですよ。
近年始まった「日本アカデミー賞」よりも価値がある賞と言われてますね。日本アカデミーは・・ねぇ・・裏で金と既得権益の臭いがすごいと言いますか。「これはどう考えても放送するテレビ局協賛だから受賞してるじゃん。どう贔屓目に見ても面白くなかったし批評家も誰も誉めてなかったよね、これ。」という映画が受賞したりするのでしらけるんですね。コレジャナイ感凄いと(-.-)言いますか。流石に指摘が相次いだのか去年辺りはまぁ、それなりに公平にやったであろう結果でしたけど。
それでは発表します。今回のキネ旬賞の結果。
キネ旬賞 邦画編
1この世界の片隅に
2シン・ゴジラ
3淵に立つ
4ディストラクション・ベイビーズ
5永い言い訳
6リップヴァンウィンクルの花嫁
7湯を沸かすほどの熱い愛
8クリーピー 偽りの隣人
9オーバー・フェンス
10怒り
キネ旬賞 洋画編
1ハドソン川の奇跡
2キャロル
3ブリッジ・オブ・スパイ
4トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
5山河ノスタルジア
6サウルの息子
7スポットライト 世紀のスクープ
8イレブン・ミニッツ
9ブルックリン
10ルーム
主演女優賞
宮沢りえ
湯を沸かすほどの熱い愛
主演男優賞
柳楽優弥
ディストラクション・ベイビーズ
助演女優賞
杉咲花
湯を沸かすほどの熱い愛
スキャナー 記憶のカケラをよむ男
助演男優賞
竹原ピストル
永い言い訳
新人女優賞
小松菜奈
溺れるナイフ
ディストラクション・ベイビーズ
黒崎くんの言いなりになんてならない
ヒーローマニア-生活-
新人男優賞
村上虹郎
ディストラクション・ベイビーズ
夏美のホタル
監督賞
片渕須直
この世界の片隅に
脚本賞
庵野秀明
シン・ゴジラ
外国映画監督賞
クリント・イーストウッド
ハドソン川の奇跡
総評
あれ、あれ、ちょっと待ってください。俺のベスト映画ほとんど選ばれてるやん。あれ、ひょっとしてキネマ旬報読者俺のランキング読んでるな。いやーバレたかな。遂に。シンクロニシティ。
という冗談はさておき、邦画は「この世界の片隅に」と「シン・ゴジラ」がワンツーフィニッシュですよ。アニメと特撮があの格式高いキネ旬読者達を満足させたのはやはり去年は異例の年だったなぁと。割と邦画は無難と言いますか。「クリ―ピー」黒沢清と「長い言い訳」西川美和、ここら辺は常連と言いますか。好きですねキネ旬読者は。
洋画は「ハドソン川」がトップ。外国語監督署もイーストウッド。イーストウッドは「グラントリノ」でも受賞してましたからね。好みなんでしょう。イーストウッドも「ハドソン河」から始まり「アメリカン・スナイパー」「ジャージー・ボーイズ」「グラン・トリノ」と毎回、毎回ジャンルの違う映画を撮影してしかも毎回、毎回好評価取ってくるのなんなの。もう80歳超えてるですが。
「イレブンミニッツ」「山河ノスタルジア」といった洋画は把握してなかったですね。まだまだ、精進足りないですね。キネ旬読者恐るべし。
役者陣もこれ結構、私がベストで言ってた部分と重なるですけど「湯を沸かす程の熱い愛」の宮沢りえと杉咲花の二人の演技はとんでもないんですね。舌足らずな花ちゃんのね「オカアチャン・・」の声で震えますからね。たまに「ワカッテナイ!オカアチャン!ワカッテナイヨ!」とかね、声がかわいくてたまに吹くんですけどそこがいいのよ。
「ディストラクション・ベイビーズ」の柳楽君もね、本当に人間じゃないなんか違う生物に見えますからね。ダークナイトの「ジョーカー」を始めて見た時の感覚に近いでした。その後にドラマ「ゆとりですが何か?」で「おっぱいパブの客引き」という役どころもこなしていてこの人トンデモねぇなと。「ヒメアノール」の森田剛にもあげたいですけどね。
竹原ピストルさんは余り馴染みがないかも知れませんがわかりやすい所で言うと保険会社のCMの「よぉ!そこのわけぇの!俺のいう事聞いてくれー」と謳っている方です。「永い言い訳」で見事な土方な雰囲気と言いますか、粗暴なんだけど情に熱い男を演じきってました。元々、野狐禅というバンドやっていた方で新人というには芸歴長い方ですけどね。今後、更に重宝されていく役者になると思います。あんまりいないですから、粗暴な感じが出せる役者。
新人女優は小松菜奈!超絶大天使!現世に生まれた奇跡!全てにありがとうと言いたい。小松さんは去年は大躍進でした。「溺れるナイフ」に「ディストラクション・ベイビーズ」と大きな作品に連続して出演し着実に実力をつけてきてますね。だんだんと細かい演技がこなせるようになってきました。今年はマーティン・スコセッシ監督の「沈黙」も上映が控えていますね。蹴られたい。全てにありがとう。生まれてきてくれてありがとう。本人は恐らくインタビューで「女優やる気なんてなかった」と語っているくらいですから。「アタイでいいの?」と戸惑っているでしょうが(何故かアタイ口調)。
さて、今年はどんな猛者たちと出会えるのやら。明日は問題児ニコラス・ウェンディング・レフンの「ネオン・デーモン」公開されますね。激戦はかくも続く。
以上、チーム逆探知でした。