どうも!チーム逆探知です。散髪しました。「前髪デコ半分出るくらいで」と頼みましたが完全に半分以上もっていかれ「マッド・マックス 怒りのデスロード」のフェリオサよろしくな髪型にされましたね。
今回は「ジャン=クロード=ヴァンダム」について記述します

ジャン=クロード・ヴァン・ダム。55歳。本名はジャン=クロード・カミーユ・フランソワ・ヴァン・ヴァレンバーグとかいうファイナルファンタジーな本名。90年代のアクション映画をけん引し「回し蹴り出来るってかっこいい」「開脚出来るってかっこいい」と当時の中学生達に夢を持たせた男である。ヴァンダム映画「マキシマム・ブラッド」を見た勢いで今回はヴァンダムの数奇な人生について綴る。何故かって?私が好きだからだ。

予告編はこんな感じ
←もう面白い
ヴァンダムの経歴 幼少期からデヴューまで(右回し蹴り)
その男、ヴァンダム。ベルギーのブリュッセルで生まれる。、父親は会計士だった。子供の頃のヴァンダムはひ弱で分厚いピン底メガネが手放せないもやしっ子だった。そんな彼を見た父親は「格闘技やれば?」と何故かベルギーで開かれていた空手道場に入門させる。ヴァンダムの神速の回し蹴りの基礎はこの時期に出来上がったと言える。空手にハマったヴァンダムはめきめきと実力をつけ18歳の時、全欧空手大会で優勝する。ヴァンダムは「この空手の能力を仕事に活かしたい!」と考え、アクションスターを目指す事を決意。82年に2千ドル片手に渡米したのであった。
渡米後はアルバイトしつつ(ピザ屋の配達、タクシー運転手等)オーディション巡り。甘くはなかった。元々、演技の勉強していたわけでもなく、英語が出来るわけでもない(なんで渡米したんだ・・)ヴァンダムには「お祈りメール」しか届かなかった。「クソッ!原始家族を見るしかやることねぇや!」とアニメ「原始家族フリントストーン」を見ながら英語の勉強をするのであった。

そんなヴァンダムにチャンスを訪れる。原始家族は無駄ではなかった。当時、「人類最強の男」チャック・ノリスの奥さんが経営するレストランでバイトしていた(ノリス映画にスタントマンとして出演した縁でのバイト)ヴァンダムの元に映画会社キャノン・フィルムの責任者メナハム・ゴーランが来店したのだった。当然、売り込むヴァンダム。「見ていてください!俺のケリを!」と鼻先スレスレの神速のキックを披露。蹴りに惚れ込んだゴーランはヴァンダムを映画「シンデレラ・ボーイ」の悪役に大抜擢。見よ!鮮烈なる開脚デビュー!


「何だ?あの開脚は?」と少し話題になったヴァンダムであったがまだスタートラインに立ったばかり。あのシュルワルツネッガ―主演の映画「プレデター」で「プレデターの中の人」を演じるも「顔出しなしかよ!」と文句を言うのでクビになってしまった。しかし「ブラッド・スポーツ」に出演してからは人気を不動にしたのだ。今度、続編が制作される「キック・ボクサー」、ヴァンダムが双子の役に挑戦し全編に渡ってヴァンダムばかり出てくる「ダブル・インパクト」

ダブル・インパクトはこういう映画


未だに続編が制作されている「時を超えてベトナム戦争戦死者が大暴れ」という傑作アクション映画「ユニバーサル・ソルジャー」とヴァンダムが出演すればとにかくヒットした。今でいう松坂桃李、福士蒼太君並の「引き」がヴァンダムにあったとかなかったとか。日本でも今は「お家騒動」で炎上中のロッテのガムのCMにもこの頃出演していた。
この頃は国を超えて回し蹴りをマネして家のどこかに足をぶつけてケガをする人が続出した(俺です)。正に絶頂期であった。
絶好調のヴァンダムであったが低迷期が遂に訪れてしまう。手数が少ない、蹴りしか出来ない、単調な立ち回りは観客に愛想をつかされてしまったのだ。事態を打開しようと「レジョネア 戦場の狼達」では監督・主演を「ダブル・チーム」ではお騒がせバスケ選手デニス・ロッドマンとw主演という奇策も披露するもレジョネアは大コケ、ダブル・チームはゴールデン・ラズベリー賞を受賞してしまう(そんなにひどい映画じゃないぞ!つまんないけど。)

更に追い打ちの如く、アクション業界に激震を走らせる映画が登場してしまう。
1999年映画「マトリックス」の出現である。マトリックスにより「アクションはCGで出来る!わざわざムキムキのブサメンを起用するよりもイケメン俳優起用した方が客呼べるわ。」とアクション俳優達に大作映画の仕事が来る事はなくなっていった。更に「普段は冴えない俺だけど実は・・」というどっかの深夜アニメ的ストーリーも映画オタク達・ボンクラアクションオタク達のハートがっちりゲットしてしまった。ヴァンダムのみならずスタローン、シュワちゃんも軒並み低迷期。筋肉低迷期である。
00年代には低予算映画ばかりに出演。「ファイナルレジェンド 呪われた秘宝」ではアドベンチャーを繰り広げ、何故か私の大学の図書館にDVDが置いてあった「レプリカント」ではヴァンダムが偽ヴァンダムと戦う恐ろしく不毛映画を量産した。落ち目である。

レプリカントはこういう映画
vs 
「このままではイカン。そろそろアクションが・・キツイ・・」と演技派に転向する事を決意。年を食ったアクションスターは皆考える「演技派転向」。成功した試しがなかった。スタローンは「刑事ジョー/ママにお手上げ」「オーバー・ザ・トップ」でシュワは「ツインズ」や「ジュニア」で「アクションだけでなく演技も出来るマッチョ」を目指すも悉く失敗していた。果たしてヴァンダムは?映画「レクイエム」では号泣し裸も見せた。「HELL」では無実で投獄され苦悩する男を熱演した。しかしヒットしなかったのだ・・
ここで何か吹っ切れたのか08年に「その男、ヴァンダム」を製作。

「落ち目のアクションスター・ジャンクロード・ヴァンダム」という役で出演。ヴァンダムの自虐ネタに全俺が泣いた。この映画はヒット。しかしやはり低予算映画しか仕事は来ない・・。しかし、遂にである。スタローン先輩から「エクスペンダブルス」の出演オファーが!ヴィラン(悪役)というウルトラ雑な役名を務め50代でありながらキレッキレの空中回し蹴りを披露!リスペクト!

その後、命がけの「ボルボ」のCMに出演したり、「キック・ボクサー」や「タイム・コップ」のリメイク出たりと話題に事欠かない。そして「マキシマム・ブラッド」ですよ。変わらずの回し蹴りを披露。ヴァンダムの戦いはこれからも続くのだ。
ボルボのCM。流石のヴァンダム先輩もこの撮影を要求された際は戸惑った模様。人命軽視っぷりが凄い。
今後のご活躍をお祈りしております
ちなみに5回離婚経験者。
追記
皆様、長らくお待たせ致しました。「キック・ボクサー」の続編、「キック・ボクサー リジェネレーションズ」予告編解禁です。

最高かよ。これはヴァンダムはベストキッドスタンスですかな。「全米一俺がベアハッグされたい女性」ジーナ・カラーノ姉さんとも共演。

ヴァンダムの今後の活躍を期待しております。

今回は「ジャン=クロード=ヴァンダム」について記述します

ジャン=クロード・ヴァン・ダム。55歳。本名はジャン=クロード・カミーユ・フランソワ・ヴァン・ヴァレンバーグとかいうファイナルファンタジーな本名。90年代のアクション映画をけん引し「回し蹴り出来るってかっこいい」「開脚出来るってかっこいい」と当時の中学生達に夢を持たせた男である。ヴァンダム映画「マキシマム・ブラッド」を見た勢いで今回はヴァンダムの数奇な人生について綴る。何故かって?私が好きだからだ。

予告編はこんな感じ

ヴァンダムの経歴 幼少期からデヴューまで(右回し蹴り)
その男、ヴァンダム。ベルギーのブリュッセルで生まれる。、父親は会計士だった。子供の頃のヴァンダムはひ弱で分厚いピン底メガネが手放せないもやしっ子だった。そんな彼を見た父親は「格闘技やれば?」と何故かベルギーで開かれていた空手道場に入門させる。ヴァンダムの神速の回し蹴りの基礎はこの時期に出来上がったと言える。空手にハマったヴァンダムはめきめきと実力をつけ18歳の時、全欧空手大会で優勝する。ヴァンダムは「この空手の能力を仕事に活かしたい!」と考え、アクションスターを目指す事を決意。82年に2千ドル片手に渡米したのであった。
渡米後はアルバイトしつつ(ピザ屋の配達、タクシー運転手等)オーディション巡り。甘くはなかった。元々、演技の勉強していたわけでもなく、英語が出来るわけでもない(なんで渡米したんだ・・)ヴァンダムには「お祈りメール」しか届かなかった。「クソッ!原始家族を見るしかやることねぇや!」とアニメ「原始家族フリントストーン」を見ながら英語の勉強をするのであった。

そんなヴァンダムにチャンスを訪れる。原始家族は無駄ではなかった。当時、「人類最強の男」チャック・ノリスの奥さんが経営するレストランでバイトしていた(ノリス映画にスタントマンとして出演した縁でのバイト)ヴァンダムの元に映画会社キャノン・フィルムの責任者メナハム・ゴーランが来店したのだった。当然、売り込むヴァンダム。「見ていてください!俺のケリを!」と鼻先スレスレの神速のキックを披露。蹴りに惚れ込んだゴーランはヴァンダムを映画「シンデレラ・ボーイ」の悪役に大抜擢。見よ!鮮烈なる開脚デビュー!


そして伝説へ~ 絶頂期(胴回し蹴り)
「何だ?あの開脚は?」と少し話題になったヴァンダムであったがまだスタートラインに立ったばかり。あのシュルワルツネッガ―主演の映画「プレデター」で「プレデターの中の人」を演じるも「顔出しなしかよ!」と文句を言うのでクビになってしまった。しかし「ブラッド・スポーツ」に出演してからは人気を不動にしたのだ。今度、続編が制作される「キック・ボクサー」、ヴァンダムが双子の役に挑戦し全編に渡ってヴァンダムばかり出てくる「ダブル・インパクト」

ダブル・インパクトはこういう映画






未だに続編が制作されている「時を超えてベトナム戦争戦死者が大暴れ」という傑作アクション映画「ユニバーサル・ソルジャー」とヴァンダムが出演すればとにかくヒットした。今でいう松坂桃李、福士蒼太君並の「引き」がヴァンダムにあったとかなかったとか。日本でも今は「お家騒動」で炎上中のロッテのガムのCMにもこの頃出演していた。
この頃は国を超えて回し蹴りをマネして家のどこかに足をぶつけてケガをする人が続出した(俺です)。正に絶頂期であった。
低迷期 悪戦苦闘の日々~(蟹ばさみ)
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絶好調のヴァンダムであったが低迷期が遂に訪れてしまう。手数が少ない、蹴りしか出来ない、単調な立ち回りは観客に愛想をつかされてしまったのだ。事態を打開しようと「レジョネア 戦場の狼達」では監督・主演を「ダブル・チーム」ではお騒がせバスケ選手デニス・ロッドマンとw主演という奇策も披露するもレジョネアは大コケ、ダブル・チームはゴールデン・ラズベリー賞を受賞してしまう(そんなにひどい映画じゃないぞ!つまんないけど。)

更に追い打ちの如く、アクション業界に激震を走らせる映画が登場してしまう。
1999年映画「マトリックス」の出現である。マトリックスにより「アクションはCGで出来る!わざわざムキムキのブサメンを起用するよりもイケメン俳優起用した方が客呼べるわ。」とアクション俳優達に大作映画の仕事が来る事はなくなっていった。更に「普段は冴えない俺だけど実は・・」というどっかの深夜アニメ的ストーリーも映画オタク達・ボンクラアクションオタク達のハートがっちりゲットしてしまった。ヴァンダムのみならずスタローン、シュワちゃんも軒並み低迷期。筋肉低迷期である。
00年代には低予算映画ばかりに出演。「ファイナルレジェンド 呪われた秘宝」ではアドベンチャーを繰り広げ、何故か私の大学の図書館にDVDが置いてあった「レプリカント」ではヴァンダムが偽ヴァンダムと戦う恐ろしく不毛映画を量産した。落ち目である。

レプリカントはこういう映画


「このままではイカン。そろそろアクションが・・キツイ・・」と演技派に転向する事を決意。年を食ったアクションスターは皆考える「演技派転向」。成功した試しがなかった。スタローンは「刑事ジョー/ママにお手上げ」「オーバー・ザ・トップ」でシュワは「ツインズ」や「ジュニア」で「アクションだけでなく演技も出来るマッチョ」を目指すも悉く失敗していた。果たしてヴァンダムは?映画「レクイエム」では号泣し裸も見せた。「HELL」では無実で投獄され苦悩する男を熱演した。しかしヒットしなかったのだ・・
ここで何か吹っ切れたのか08年に「その男、ヴァンダム」を製作。

「落ち目のアクションスター・ジャンクロード・ヴァンダム」という役で出演。ヴァンダムの自虐ネタに全俺が泣いた。この映画はヒット。しかしやはり低予算映画しか仕事は来ない・・。しかし、遂にである。スタローン先輩から「エクスペンダブルス」の出演オファーが!ヴィラン(悪役)というウルトラ雑な役名を務め50代でありながらキレッキレの空中回し蹴りを披露!リスペクト!

その後、命がけの「ボルボ」のCMに出演したり、「キック・ボクサー」や「タイム・コップ」のリメイク出たりと話題に事欠かない。そして「マキシマム・ブラッド」ですよ。変わらずの回し蹴りを披露。ヴァンダムの戦いはこれからも続くのだ。
ボルボのCM。流石のヴァンダム先輩もこの撮影を要求された際は戸惑った模様。人命軽視っぷりが凄い。
今後のご活躍をお祈りしております
ちなみに5回離婚経験者。
追記
皆様、長らくお待たせ致しました。「キック・ボクサー」の続編、「キック・ボクサー リジェネレーションズ」予告編解禁です。

最高かよ。これはヴァンダムはベストキッドスタンスですかな。「全米一俺がベアハッグされたい女性」ジーナ・カラーノ姉さんとも共演。

ヴァンダムの今後の活躍を期待しております。
