こんばんわ。一人花見を敢行し「人生とはなんだろう。私は一体何をしてるんだろう。中村ゆうじは大食いチャンピョンの司会以外に仕事があるんだろうか。」と虚無感を味わったホアキン太郎です。
今回は映画の感想を記述します。映画「あやしい彼女」観てきましたよ。
https://www.youtube.com/watch?v=kH2ElNeACjQ&feature=player_detailpage←予告編
感想・評論
いや、これは良作ですね。正直「多部ちゃんウォッチャー」「多部コンシェルジュ」を自称する私からすれば「多部ちゃんが主演の段階で上半期トップ。多部ちゃんが歌歌った段階で今年の邦画ベスト!ストーリー?演技?演出?そんなものは二の次よッッ!デカワンコ最高!」という心意気で望んだんですがいや、全然面白かったんですよ。...
多部ちゃんに「戦後の女」を演じさせたキャスティングがうまい。これが流行りのモデル上がりの女優さんだと「戦後を生き抜いた男勝りな女性」というのにも説得力がないし、感情移入しづらい。何かのドラマで北川景子があのルックスのままに時代劇に出ていてゲンナリ。絶妙に「ブサカワ」絶妙に「昭和顔」の多部ちゃんだからこそ荒唐無稽な物語にも違和感なく観客は入っていけるんですね。かわいいんだけど時々「あっ、やっぱりキツいなぁ」ていう。
物語も観客を引き込む仕組みが良く出来ている。「若返ってもう一度人生を謳歌したい」という高齢の方なら一度は夢見る願望を映像で見せることで高齢者のハートを掴む。要潤(これまたキャスティングが絶妙。変に流行りのイケメン俳優ではないところがいい)とのロマンスで奥様方のハートをキャッチ、多部ちゃんコミカル演技&歌(普通にうまい。まさか多部ちゃんが長渕の如く観客に「セイッ!」と掛け声を贈るのを見る日が来ようとは)で若い女性を引き込み
、若いボンクラあんちゃんを鼓舞するシーンも多く若者へのメッセージ性もある。飽きさせないようにカメラワークや演出面でもも長回しやいきなり過去の画面になったりと工夫が見える。
冒頭20分は登場人物の説明に割いているため退屈で不安になるがそこから「見た目は20代メンタル70代」というどこぞの名探偵よろしくな状態から生じるギャグが頻繁に入り笑えてくるんですね。登場人物の説明や目的を明確にするって大事よ。それがまったく出来てなかった珍作「バットマンvsスーパーマン」を見て切に感じたけれど。
映画の知識の有無抜きで誰が見ても楽しめる、気持ちよく劇場から去れる良作です。
久しぶりにオチで驚く。ヒントが劇中一瞬だけ写るがあれを初見で見抜いたら凄い。今、大人気のあの男登場ですよ。オススメです。
韓国の映画が原作らしくこちらもその内見ます。
ではまた。
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