こんばんわ。
あけましておめでとう。
親戚の家にあいさつに行って親戚の赤ん坊に顔を見られた瞬間泣かれる事に定評がある太郎です。
今年もやるぞ!今年もしぶとくブログやっていくぞ!
「どうせこいつ次回作にも出てくるんでしょ?死なないんでしょ?」なロックマンⅩのシグマばりのしぶとさで今年も貧しいながらも生活、ブログ更新していきますよ!
新年、初撃はこれだ!
2015年!見た映画ベスト!これおね、やっていこうってわけですよ。
去年も結構見てましたよ。
羅列するとこんな感じ。ベスト10以外は簡単に点数付けてきます。
エベレスト3D 62点
ジュラシック・ワールド 68点
007 スペクター 75点
進撃の巨人 後篇 20点
俺物語 50点
バクマン 60点
pan 60点
ビリギャル 42点
テッド2 45点
ターミネーター ジェネシス 43点
アメリカン・ドリーマー 65点
アベンジャーズ エイジ・オブウルトロン 66点
劇場版 MOZU 22点
ドラフト・デイ 77点
チャーリー・モルデカイ 33点
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 35点
ソロモンの偽証 前篇 58点
ソロモンの偽証 後篇 40点
博士と彼女のセオリー 79点
寄生獣 完結編 37点
ブラックハット 80点
メイズ・ランナー 58点
チャッピー 57点
キングスマン 62点
ミッション インポッシブル ローグネイション 74点
ラブ&ピース 66点
ゾンビーバー 70点
スキマスキ 60点
いやー、結構劇場で見てますよ、俺。+DVDで50本くらいかなぁ。就活やら新社会人生活やりながらこれだけ見てるからたいしたもんでしょ?いやもっと見てる方もゴロゴロいるでしょうが。
それではね、トップ10発表していきますよー。覚悟はいいか?俺は出来てる。
2015年 太郎ベスト10
第10位 「消えた声がその名を呼ぶ」
https://www.youtube.com/watch?v=33ZR5VXxkQQ&feature=player_detailpage ←予告編
感想
これ、たぶんね「いや、この映画知らん知らん」って方が多いと思うんだけど傑作ですよ。近代ヨーロッパの歴史でタブーとなっているし中々、映像作品の題材にならないアルメニア問題に真っ向から挑んだ秀作。戦火で生き別れた娘を主人公が探すんだけど、途中でチャップリン映画に自分を重ねていたり、喉を失い最後にかすかに声を主人公はあげる。ちょうど声を失うのがサイレント映画の時期であり、取り戻す時は「トーキー」映画が出始めた時代で「映画=主人公」という解釈が出来るのも面白い。ファティ・アキンは今後も目が離せない。「ソウル・キッチン」もラリッて淫乱になる女性刑事とかサイコ―!
第9位 「ベテラン」
https://www.youtube.com/watch?v=45vhUoW2Hpw&feature=player_detailpage ←予告編
感想
痛快!爽快!FLY IN THE SKY!「ベルリン・ファイル」のリュ・スワンがまたやってくれた!韓国に入る金の6割は財閥の人間が手にすると言われる「財閥社会」に対して「うるせぇ!法を犯したならまったなしで御用でい!」と調子こいた御曹司相手にベテラン刑事達が大立ち回り!金?地位?保身?ぶっとばせミス・ボム!ちょうど世情としても韓国の航空会社の女性がナッツ騒動を起こして謝罪に追い込まれた事案もあり、韓国社会も変化しようとしているのかも知れない。「国際市場で逢いましょう」「新しき世界」のファン・ジョンミン兄貴の泥臭い演技がまたもや光る。
試写会に参加し監督も近距離で目撃。監督曰く「この作品には多数のギャグシーンが散りばめられています。もし、劇場で見て笑いが起きなかったらそれはギャグがつまらなかったのではなくあなたの座った席が悪いのですww」というギャグをかましていた。
「韓国映画だから」とかこのグローバルの時代にクソ見識の狭い事言ってないでおススメ。
第8位 イミテ―ション・ゲーム
https://www.youtube.com/watch?v=Lzd7MAd0J5A&feature=player_detailpage ←予告編
感想
人は「さびしさ」には勝てない。天才であろうが、変人であろうが。優秀すぎるが故に発想が時代の先を行き過ぎていたが故に人を遠ざけ死ぬまで評価されなかった偉人アラン・チューリング。周りに敬遠されつつ不器用に周囲と交流しようとするアランの姿に号泣。周囲からの敬遠、暗号解読器「クリストファー」の効果を理解しない国家に立ち向かう姿にまた号泣。この時のアランの行動によって今、現在人類の大半が使っている「コンピューター」のプロトタイプが出来たのだ。立派。
どんな偉人でも天才でも「人恋しさ」には勝てず最後に心情を吐露する。
「私を・・一人にしないでくれ・・」ひたすらつっぱり続けた男の本音である。また号泣。
それに対してのキーラ・ナイトレイの言葉がまた泣けるんだこれが!
「あなたはどう思っているかわからないけれど、あなたがやったことは多くの人を助けているのよ?わかっている?」号泣ですわ。ベスト台詞。仕事の意義、もっと言えば生きていく意義。そういったものが分からなくなった時見直したい1作。ベネディクト・カンバ―バッチ。恐るべし。
第7位 セッション
https://www.youtube.com/watch?v=mZjUEIV2Ru4&feature=player_detailpage ←予告編
感想
「最も2015年アガる映画って何よ?」と聞かれたら「セッションだろ!ファッキン!」答える。音楽映画ではない、アクション映画だ!音楽は奏者も音楽の一部にならないと成り立たない。この映画はそれを思いださせてくれた。名声も得たい!ムカつくあいつくもぶん殴りたい!若者なら誰もが思い描く身勝手な願望!それを達するには狂気染みた努力が必要なのだ!ちょうど転職を考えていた時に鑑賞し、フレッチャー先生をムカつく上司を当てはめた。1週間に私は上司に逆らって大ゲンカ。転職に踏み切らせた。「背中を押して欲しい」そんな方におススメだろ。ファッキン!
第6位 ヴィヴィアン・マイヤーを探して
https://www.youtube.com/watch?v=5IBIv1FweK4&feature=player_detailpage ←予告編
感想
「たまにはドキュメンタリーも観るか」とフラッと映画館で見たら大ヒットですわ。「イミテーション・ゲーム」でも言ったけどどんな天才だろうが変人だろうが「人恋しさ」「さびしさ」からは逃れられない。マイヤーもドキュメンタリー通しての人柄で相当不器用で人付き合いの苦手な人だった事がわかる。でも、人に愛されたい、評価されたいという思いで写真を取っていたんだと思う。不器用だから人に見せる気はないがやっぱり見て欲しい、という心境だったのではと勘繰る。映画中に散りばめられた写真を見ているだけで映画も美術館にも来た気分してくれる映画。ドキュメンタリーとしてはこれトップ。
第5位 インサイド・ヘッド
https://www.youtube.com/watch?v=ucaR057Vjtw&feature=player_detailpage ←予告編
感想
人の感情には全て意味がある。ヨロコビは人生に楽しみや希望を見出す。イカリは現状打破に必要。ビビりは危険察知、回避。ムカムカは危険を避ける。そしてカナシミは人をいたわる事、疲れている心を休ませる効果がある。これほどまでに人の心理をビジュアルで説明している映画はない。楽しいだけでは人は生きてはいけないのだ。他にも「妄想」であるボンビンがライリーを押し上げるシーンがある。あれは妄想というのは一見、無駄に思えるものだが妄想によって自身の+の感情を湧きあがらせる事で活力が湧くというのを表現している。瀕死の重傷を負って病院に担ぎ込まれた患者が楽しい事を考えると延命率は劇的に上がるらしい。心理学の見地から見ても監督が元々、そちらの分野の方。正しい表現になっている。
ライリー、ライリー、こっち向いて―。ファックなPVがなければベスト3に狙えた映画。相も変わらずピクサーの「子供向けと見せかけて連れてきた親に訴えかけるアニメ映画」ですよ。絶対、わかんないよこの映画を子供は!
最後にライリーは両親にため込んでいた感情と折り合いをつけて本音を語る。私も当時、転職活動をしていたが両親へは後ろめたさから退職した事は言えていなかった。この映画鑑賞後に遂に言った。揉めに揉めましたw
第4位 野火
https://www.youtube.com/watch?v=CaEItmCwC8o&feature=player_detailpage ←予告編
感想
もう、嫌だ!家に帰してくれ!観客達の悲鳴を尻目に映画は進み続けていた。もう、キツイキツイ。常に死を意識し目的もなにもわからないままひたすらに戦地をさまよう。食料はない、武器を底を尽き、仲間はこちらの「人肉」を狙ってくる。「地獄?ここが地獄だよ!」とどこかの映画が言っていたがその言葉はこの映画にこそふさわしい。安保は通すべきじゃなかったね。二度と見たくない。でも見るべき素晴らしい作品。
第3位 「マッドマックス 怒りのデスロード」
https://www.youtube.com/watch?v=4Krw9BbjzKQ&feature=player_detailpage ←予告編
感想
マッドマックスについて語れ?来年までかかるぜぇぇー。
いや、ていうかもう何かいいでしょ?この映画。もう何か語られつくされてるでしょ。
いいよ!傑作だよ!もうなんだよこれ!
第2位 「ナイトクローラー」
https://www.youtube.com/watch?v=Rdsdz2HQxro&feature=player_detailpage
←予告編
感想
私の生涯ベストの映画は「ゼアウィル・ビー・ブラッド」、「タクシー・ドライバー」、「ウルフオブウォールストリート」。最後まで自身の行いに反省しない最低野郎達の映画だ!俺もそういうタイプだからなんだけど。来たね、これは。新しいタイプのクズ。「意識の高いクズ」という新ジャンルの確立。高邁な理念を掲げ、理念のために平気で人を吐き捨てる巨悪。どこぞの居酒屋の社長と被る。何と言う俺。
特に面白いのは音楽。明らかに恐喝まがいの事をやっているシーンでロマンティックな曲が。これはルイスの脳内音楽でギャグシーンになっている。明らかにミスマッチの曲を流す事で主人公の異常さをきわだたせている。素晴らしい表現。
最後に生き残るのは人を「食える」人間だけなのか。また怖いのはそういった人間の仕事に対して需要がある、人の悲劇を見たいと考える聴衆がいるということ。本当に怖いのはルイスではなく一般の人々かもしれない。
1位 フォックス・キャッチャー
https://www.youtube.com/watch?v=ZZGPy50wKJg&feature=player_detailpage ←予告編
感想
人の抱える最も厄介な欲とは何か?食欲?性欲?違う!自己顕示欲である。人に良く観られたい、特別視されたい。そのために奇妙な言動を取ってみたり、話を盛ってみたり。特にSNSが発達した近年、自身を「盛る」人が増えてきたように思える。そんな人達が見ると打ちのめされうだろう。自身のやっている事が如何に滑稽か。如何にみじめか。就活時に美辞麗句を並べていた私はこの映画を観てしばらく立てなかった。
自己顕示欲とは恐ろしいもので場合によって自分の理想に食われる。もしくは人への要求が高まり、人を傷つける。どこかのばびろんまつこのようにネットで演じていたセレブキャラを保つために詐欺をしたり、デュポンのように自身を特別視して見てくれない母、兄弟へのいらだちから銃撃を行ったり身を滅ぼす。
自身への戒めとしてこの映画は最も響いた。だから1位。今年は「盛らず」現実と向き合っていきたい。
惜しくもノミネートされなかった映画軍
ジョン・ウィック→「ターミネーター」のターミネーター目線ひたすら追いかけてくる殺人鬼目線で鑑賞出来る新感覚アクション。執拗に頭を打ちに来るヘッドショット狙うその姿勢、案外しっかりとアクションやってた「ガン=カタ」、プロ根性に魅せられた。キアヌはどこに行こうとしているのか。敵が弱いため落選。
はじまりのうた→男前、美しき貧乳であるキーラ・ナイトレイ様の歌声が聞ける基本、いい人ばかり出てくるほっこり映画。文句ないが際立っていいわけでもなく。「オール70点」みたいな映画。でもキーラ・ナイトレイいい人や。
スターウォーズ フォースの覚醒→3部作のためノミネート外。でも最高。
カンフー・ジャングル→今年1番動いていたドニ―。次はエクスペンダブルスで逢いましょう
アメリカン・スナイパー→イーストウッドには誰も勝てない。ぶっちゃけ11位。
進撃の巨人 前篇→後篇も頑張ってくれれば。序盤の巨人、最後の三浦君大暴れは100点。
海街diary→ 実写版「けいおん」何も起きない中の一瞬、一瞬の悲しさが素晴らしい。でも是枝監督がメジャーよりになり始めたのが残念。「ゆれる」とか「空気人形」の時のような攻めたキャスティングしてくれ。いや、面白かったけど。夏帆が空気。
バードマン→考察のしがいがありすぎて「面白かった?」と問われるとグレーゾーンでノミネート外。
今年はどんな映画に出会えるのか?今から楽しみ。さよなら、さよなら。