こんばんわ。ホアキン太郎です。

 

映画紹介です。

概要

「彼女とかいないですね……別にいらないですし・・面倒ですし・・」気の良さそうな青年はこう答えた。今年の成人式のテレビ取材で見た光景である。

 

二十歳の恋人のいない率は男女共に50%を超えた。恋愛に積極的になれない男性「草食系男子」を始め結婚に積極的になれない若者が取りざたされて久しい。

だが、これは日本だけの問題ではない。

結婚しない人の比率は年々上昇傾向にある。過去にも「her/世界に一つ彼女」や「ドン・ジョン」といった「恋愛を直視しない人達」の映画は製作されていた。

アメリカ国勢調査局の公表した報告書によると、25歳~29歳の女性の未婚率は2009年を迎えた時点で約47%と、1986年の26%と比較して2倍近くまで上昇していることが明らかになっている。韓国では2010年の段階で30代前半の男性の未婚率59%、30代後半の男性の未婚率33%である

先進国を筆頭に世界中で起こっている問題である。

その状況下に一石を投じるべく繰り出された映画が今作「ロブスター」である。

 

 

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ストーリー

家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来。妻に捨てられてしまった男デイヴィッドは街のルールに従い、はずれにあるホテルへと送られる。そこでは45日以内に自分の配偶者となる人を見つけなければならず、見つけられなかった場合は動物に姿を変えられてしまうという運命が待っていた。デイヴィッドは他の参加者と共に配偶者となる人を見つけようとするがうまくいかず、独身者の暮らす森へと逃げ込む。森では独身者のリーダーが決めた「恋愛禁止」のルールがあったが、彼はそれを破り、独身者の一人である近眼の女と恋に落ちてしまうのあった。

 

キャスト・監督

監督は「究極の箱入り息子・娘」を描き過保護な教育に疑問を投げかけた問題作「籠の中の乙女」が有名なヨルゴス・ランティモス。

 

主演は「フォーン・ブース」、「イノセント・ラブ」、「ニュー・ワールド」、「ヒットマンズ・レクイエム」等が有名。毎回、毎回出演映画の当たり外れが激しい、作風が論争を呼ぶ「常に嵐を呼ぶ男」「いやー、乱世、乱世俳優」コリン・ファレル。

 

ヒロインは「ハムナプトラ」シリーズや「アレクサンドリア」が有名。「大体、主人公の奥さん」「何かリブ・タイラーと被る女優」レイチェル・ワイズ。

 

 

他にもポール・トーマス・アンダーソン監督映画常連のジョン・C・ライリー。「シカゴ」では見事な歌声も披露。「シカゴ」の際は自身の歌声をスタッフに送りつけてピールアするアクティブ派。

 

「イングロリアス・バスターズ」を始め、「ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル」や「007 スペクター」、「グランド・ブダペスト・ホテル」「アデル、ブルーは熱い色」等大作・良作映画に華を添える女優レア・セドゥ。

 

「007シリーズのQ役」や「パヒューム」で官能的な演技を披露し最近では「パディトン」の声も担当していたベン・ウィショー。噂はされていたが同性婚していた模様。

 

恋愛に積極的になれない人、「結婚・恋愛至上主義」に対してもメッセージを投じる。現在、ヒューマン・トラスト渋谷、新宿シネマカリテで公開中!

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