こんばんわ。スイカは嫌いだけどスイカバーは好き。ビブルス太郎です。
概要
今回は映画紹介です。
「この会社の社員だよ。今日まではね。」2008年9月15日ある会社員がにこやかさびしそうに笑いながら答えた。アメリカ、ニューヨーク。大手金融会社「リーマン・ブラザーズ」前での出来事だった。
「リーマンショック」と言われる世界大不況の始まりである。リーマン・ブラザーズの破産を皮切りに取引会社、株や投信等の投資家の不信感により世界中の企業が影響を受けた。その上で消費の低下を招き企業への収益が減少。倒産する会社が相次ぎ、その会社と取引している会社にも悪影響(商品が作れない、サービス相手がいない)を与え、更なる倒産、失業者が増大した。
日本にももちろん影響があり身近な話をすると収益が低下した企業が新入社員採用を渋り、就職活動の難易度が上昇。就職氷河期を迎えた。内定童貞を量産した。
何故、リーマン・ブラザーズは破綻したのか?そのカギはこの映画に隠されている。映画「マネーショート 華麗なる大逆転」である。
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キャスト達
監督は「俺たちスーパー刑事」「俺たちニュースキャスター」「俺たちスーパーポリテシャン」などの「俺たち」シリーズで人気博したアダム・マッケイである。特徴としてコメディで全編に渡ってギャグが展開されるもストーリーは風刺や社会批判が込められている。警察、マスコミ、政治、銀行といったシステムに矛盾点を投げかけたり非難していく。「俺たちニュースキャスター 史上最低の視聴率バトル」では最終的に銀行を糾弾する展開で今作はその延長にある作品と言える。
主演は「マシスト」ではミイラに「アメリカン・ハッスル」では中年肥満詐欺師と役柄に合わせて体格も変化させていく「アメリカの鈴木亮平(チャンベールのが格上だろうが)」クリスチャン・ベール。ひたすらアイスクリーム食べると太れるとチャンベール談。
「リベリオン」では厨二丸出しの服装と拳法でオタク達を熱狂させノーラン版「バットマン」では「変な声」「顔がどう見ても悪人」「動きがもっさり」とオタク達を失望させた。頑張れ!チャンベール・バトル!
他にも「40歳の童貞男」や同監督の「俺たち」シリーズにも出演しているコメディ俳優かと思いきや「フォックスキャッチャー」で寒気がする自尊心に満ちたデュポンを熱演。「本気出せば強い」俳優、スティーブ・カレル。
「ウホッ!いい男」、子供に人気の「ミッキー・マウス・クラブ」に子役として出演しキャリアをスタートさせ(要はおはガールみたいな、本怖でゴローさんって言ってる感じ的な)番組同期のジャスティン・ティンバーレイク、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、ケリー・ラッセルが活躍するなか中々、人気が出なかったものの「君に読む物語」や「ドライブ」でスターとなった「ウホッ!遅咲き俳優」ライアン・ゴズリング。
「最近、プロデューサーもやってから!」説明不要のブラット・ピット。最近は役者というよりも自身が設立した制作会社「PLAN B」でプロデューサーとして映画に参加。「ワールドウォーz」や「それでも世は明ける」等を制作した。今作ももちろんプロデュース。んで自身も出演し美味しいところは全部持っていくのであった。自分大好き。それがブラピ。今回もそのパターンでしょ。
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物語
2004年から2006年にかけて、アメリカの金融市場は湧いていた。住宅の価値が上昇し、住宅ローン債権が金融商品として出回っていた。多くの投資家が債権を買いあさる中、「こんなローンはまずい。このままでは全て破綻する」。気が付いた投資家達がいた。詐欺同然の金融商品に怒った投資家達はこの状況から荒稼ぎする方法を敢行するのであった。実話である。
アカデミー賞5部門ノミネート。果たしてどうなるか。続報をまてぃ!