自分の弱さをすごく感じる。

液晶画面に投影された言葉の先に、
涙を流す顔がある事に
きっと君は気づかないんだろう。

ただ無表情に吹き出しに綴られた文字だけの世界で、
君は額面通りに受け取って
時間の流れに言葉を置き去りにしていく。

僕の入る余白はどれだけあるんだろう。

進む選択肢も戻る選択肢もあるのか
見えないなぁ。

既に読まれた言葉は過ぎていくしかないから、
そこに込めたメッセージはきっと未開封のまま
上昇して空へと消えていく。

そうやって押し殺した思いは
どこに行くんだろう。

手軽さは時にすごく残酷で
時間の流れを必要以上に鈍くさせる。
楽しい事、嬉しい事は一瞬で
その流れに巻き取っていってしまうのに。

分かっていても離せないジレンマ。