京都では後輩がサークルを引退したみたいですね。
見に行きたかったな。
後輩に会いたかったな。
イベント前に後輩に電話しようと思ってたけど完全に忘れてた。
実はあんま興味無いんかなw
いやいやそんなことは無い。
僕らが4回生の時入ってきたクソガキ達。
その頃僕は当然ながら、全ての後輩に惜しまれながら多くの涙と嗚咽とともに、
後輩たちの希望が失われ絶望に打ちひしがれるかのごとく、たくさんの悲しみとたくさんの愛を感じながら引退した後だった。
そのため一緒に全体練みたいにちゃんと練習したことなんか無かった。
時間をもてあましたフリースタイラーやった僕は可愛い後輩に会いによく体育館前に行っていた。
そしたら8期生の人間の形をしたゴミ共に出会った。
当初は、ザコ共はザーボンさん、ドドリアさんに任せるノリで
僕が相手するようなモノ達では無いと感じていた。
でもね。
彼らを観ているとなんだかとてもうらやましく感じていたんだ。
自分も現役時代辛いことたくさんあって縄跳びを楽しめてない時期があったのね。
楽しいフリしてたけど。
縄跳びが好きなのか同期や先輩後輩といると楽しいからなのか休めないからなのかルーティーンやからなのか分からないけど体育館前に行ってた。
でもみんな辛い思いをして3年間過ごしてるのね。
もちろんその辛さの数万倍楽しい思い出があるし辛いことすらもいい思い出になってるの。
とにかく純粋に縄跳び楽しめてない時期があったなぁっておもい返しながら8期生を見てたらめっちゃんこ楽しんでたのね。
彼らまだまだピュアやったから。
縄跳びを経験する人はみんな最初めっちゃんこ楽しい姿を見せてくれる。
そんな彼らを見てなんか元気もらえてたのね。
一緒に練習したことも無いのに、彼らにとって偉大でかっこよくて神がかってるちょっと怖い6期生の子らがやたら敬語使ってる先輩の僕に、名前しらへんけど先輩の先輩やから偉い人って感じで接して来てた。
僕は大したパフォーマーじゃないのにね。
そんなこと彼ら何も知らずに縄教えてくださいーとかって寄ってくるのが嬉しかったのね。
もう信じられへんくらい下手くそな縄でゲロ吐きそうなくらいぐっちゃぐちゃなシャーしてた「できたー。」とか「○○うまいなぁ」とか言い合ってるの見て自分もそんな時期あったなぁとかって思うとまたこの子たちのように1からやりたいなとか、あの頃に戻ってもっかい大学生活やりたいなって思ったの。
wlddでは僕らがスタッフやってて彼らは初めての大会に出場する緊張度マックスの状態。
なんか勝手に彼らの監督のような親のような気持ちになって見届けてたのね。
たぶんあの大会で見てて一番緊張したチームやったな。
もしかしたら彼らのチーム終わった後泣いてたかも知れへん。
覚えてないけどね。
後輩が笑顔でパフォーマンスしている姿をみると簡単に涙が流れてきちゃう僕にとっては
十分すぎるくらいいい顔して縄跳びしてた。
楽しみ続けてほしいなって心から思ってたよ。
怪我の多い代やったからムカつくことも多かったけどね。
キミ一人のけがはみんなのケガなんだよってもっと伝えておけばよかったなって。
でもそれを乗り越えてきたからみんな強いマインドで縄跳びを愛してたのね。
辛い時もっと支えてあげたかったな。
まぁ僕の力なんて無くても十分強い子たちやけどね。
きっと彼ら辛い思いいっぱいしてきたけど5年経っても10年経っても人生で一番楽しかった時期はdutにいた頃って言うんだろうね。
そうだと先輩も嬉しいよ。
引退した彼らに一言声をかけるなら
ありがとうって言いたいね。
今までキミたちに元気もらえたよ
これからも全力を注げる職場、環境、生き方を選んでください。
では、ごきげんよう