今から、 2つの創作話をします。
2つとも、回転すし店でお寿司を食べている家族のお話です。
■創作話【1】 : 『子沢山の家族』
年末のある日、少ないがボーナスをもらった子沢山の家族の物語です。
40歳を迎えた夫婦と、8人の子供のいる家庭のお話です。当然、生活は苦しいはず。
その家族が回転すし店に行きました。
父親:今日は腹いっぱい食べていいぞ!
子供1:お母さん、ホントにいいの?
母親:いいよ、お父さんが一生懸命働いてボーナスをもらったから、今日はお腹いっぱい好きなものを食べてもいいよ。
子供2:僕、サーモン!
子供3:私、マグロのトロ!
子供4:僕、ウニとイクラ・・・・
父親:絶句!(汗)
母親:無言・・・
子供3:なんか、これ高そう・・・まあ、普通のマグロでいいや・・・うん、おいしい!
母親:安堵・・・・
子供4:僕も、玉子巻でいいっか・・・
子供全て:ワイワイ!
■創作話【2】 : 『ある老夫婦』
身なりはそれなりに立派だが、老夫婦がカウンターに二人で座っている。表情に笑顔はない。
老人(男):このマグロ、一応はトロって書いてあるが、まずいのう。
老人(女):そうですねえ、あなた。昔は一緒に江戸前すしで、大トロを食べたけど、やっぱりそっちのほうがおいしいですね。
老人(男):わしは最近、何を食べてもおいしくないわ・・・・
老人(女):どうして、こんな風になったんでしょうねえ。たまにはあんな孫の顔が見たいですねえ。近頃は寄り付きもしなくなりました。やっぱりお小遣いを上げないとだめなのでしょうかねえ。
老人(男):金の切れめが、縁の切れ目かあ・・・・
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さて、この2つの物語を読んで、何を感じましたか?
2つとも、私の創作話です。
でも、ありそうな話だと思いませんか?
どちらの家族も、同じ回転すしを食べているのだけど、片方は普通の安いマグロを食べてワイワイやっていますが、片方は大トロを食べても不満足です。
でも、どちらも食べているのは同じ回転すしです。
どちらが「幸せ」か・・・・?
これはあくまでもフィクションですが。
私が思うのに「幸福も不幸も実は大差ないのでは?」と考えています。
全く同じことでも、それを『幸福に感じる心』と、『不幸に感じる心』の違いだけのような気がします。
雨の日に「じめじめして憂鬱になる」って思う心と、「雨が降って、緑が綺麗だな」って感じる心の差とも言えるかもしれません。
このお話を、ある「賢者」にしたところ、次のようなコメントをいただきました。
※コメント:
人間の動機付け理論で『お金』は幸福の要因では無いことになっています。
逆に不幸の要因です。(衛生要因)
つまり、ある程度ないと不幸になるけど、一定額を超えたらそれ以上は意味が無いのだそうです。
ビルゲイツに向かって「逆立ちしたら100万円あげる」と言っても鼻で笑われるだけですよね?
僕だったら喜んで逆立ち……出来ないんでした(;_;)
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彼はとても頭のいい人で、この世に出来ないことなど1つもないほどの「すごい人」なのですが、どうも「逆立ち」だけは苦手なようでした(爆笑)