プロ野球、元広島東洋カープの前田智徳選手は引退した後「朝起きてアキレス腱が痛いか、そうじゃないか、試合に出られるか、練習ができそうか、それを心配する生活を続けなくていいんだと思った(意訳)」と語ったとかそうじゃないとか、あらいです


いち市民ランナーのあらいですが、好きなランニングを思いっきりできない今日このごろ、怪我で引退をすることになったスポーツ選手の言葉が以前よりもずっと理解しやすくなりました

と、同時に、自分にとってのランニングは思っていたよりもずっと大きな存在だったんだなと

さて

アキレス腱炎の故障中ということで、PBに挑むわけでもなく、なんとなく宙ぶらりんな気持ちで臨んだつくば

強烈に感じたのは、つくばは特別だってこと

コースが平坦だとか、ウェーブスタートだとか条件がいいことだけじゃなく、ランナーがつくばにフォーカスして調整してくる

年に1回、ただその日のためだけに、ラン以外のものを犠牲にして、あるいは我慢して、心と体を磨き込んで臨む、それがつくば

スタート前の緊張感、レース中の空気感、レース後のいい顔、どれもこれも特別

今回、のんびり走っていた自分は、まるで違うレースを走っている様な感覚でした、、、場違い、のけ者、、、思い知らされたのは、ああ、やっぱり、つくばは戦う人のレースなんだなあと

じゃあ自分は何とも戦っていなかったのか?と聞かれればそうじゃない、そうじゃないんだけど、ちょっと違う種類の戦いをせざるを得ず、もどかしかしい気持ちでいっぱいだったんだ

焦るなって思う、それはわかる、わかるんだけど、つくばの熱気に当てられてしまえば、気持ちが熱くなってしまうよね

来年のつくばには戦う人として戻りたい
ダメならその翌年、あるいはもっと先でも

やっぱりつくばマラソンは特別だったんだ

さてさて

ぐんま、つくばと走って、現状、どの程度走れるのか、どこが衰えていて、まだ使えそうなところはどこか、そういったものがわかったような気がします

また、治療中とは言え、動かせるところと、動かすと痛くなるところとが整理されてきた

まだまだやれるんだ
動かせる、伸ばせる、強くなれる
伸びしろばっかりだ、ふはは!
雪に耐えて梅花麗し
腐らずに頑張るぜ