2014.9.4(木)
今日でEC療法が終わる。
主治医に言わせるとECが最強の抗がん剤なので、次のパクリタキセルの副作用はもっと楽になるだろうというお話しで少しホッとした。(しかしこれは後ほど裏切られることになる。)
ハーセプチンは、パクリタキセルの副作用を1~2クール見極めてから開始するそうだ。
ネットで予習していると、パクリタキセルよりも新薬のアブラキサンのほうが点滴時間が大幅に短いということがわかった。
このことを主治医に相談すると、効果はどちらもそんなに変わらないが、パクリタキセルならウィークリーになるとのことだった。
毎週仕事を休むというのも難しいので、僕はアブラキサンをお願いすることにした。
2014.9.5(金)~
気持ち悪さなどはいつもと同じだったが、このころから骨髄抑制の副作用である貧血によって膝に力が入らず、ふらふらすることが目立ってきた。
走ることなどもってのほかで、階段の上り下りがスムーズにできず、少々遠回りをしてもエスカレーターやエレベーターを使うような有様だった。
この貧血、体力の低下状態は、アブラキサン9クールを終了するまで続き、僕を悩ませた。
以上、長々とその1からその6までEC療法について書いた。
副作用別に書くか時系列的に書くかを迷ったが、自分自身の記録を兼ねて時系列的に書くことを選んでしまったので、読んでいる方にとっては面白くない構成になってしまったかもしれない。
FEC療法を受けられている方はブログでよく見かけるが、EC療法はなかなか見ないので、これは是非記録に残しておきたいと思い、日記を読み返しながら詳細に書き綴ったつもりだ。
これからEC療法を受けようとする方にとって、少しでも参考になれば幸いだ。
ちなみに、僕の病院ではFEC療法のレジメンがないので必然的に僕はEC療法となったが、EC療法とFEC療法の違いについてコメントが寄せられたので紹介しておきたい。
私の通院している病院もECを採用していて、FECとの違いを調べてみました。
素人解釈なので参考程度にして頂きたいのですが…。ECとFEC効果は同等とされていて、直接比較のデータはありません。
ECはE90ng/m2、C600に対しFEC100はF500、E100、C500です。
主治医がECを採用していた理由は、Cが多い方が効果が良い気がすること、Eが少ないので白血球がFECほど下がらない人が多く予定通り投薬できる可能性が高いことでした。(ともに主治医主観)
主治医曰く、FECを採用している病院はEの量が重視しているのだろうとのことでした。
どちらにしても効果は同等とされているので、ドクターが昔から使っているから、とかドクターの主観的な好みだったりするのだと思います。
かつて自分自身も先輩方のブログを読み漁り、抗がん剤の副作用については戦々恐々としていたが、副作用は人それぞれだ。
強く出るものもあれば弱くでるものもあるし、予期しなかったものもある。
自分自身の治療のことなので事前に勉強することは大事だと思うが、副作用を極端に恐れることはないのでどうか主治医を信頼して頑張ってほしい。
ビビリの僕でもなんとか乗り切れたので、皆様なら絶対大丈夫!