2016.11.11
今日は骨シンチの検査日になる。
昔は「ほねシンチ」「ほねてんい」なんて言っていたら、主治医に「こつシンチ」「こつてんい」と訂正されたのももう昔の話。
1CTPは僕は高値安定型のようで、検査するといつも基準の限界値あたりをウロウロしていて最初の頃はびびったものだが、今はもう慣れっこになってしまった。
とは言っても腰痛とか脇腹が痛むなあ・・・なんて思っていたら実は骨に転移していたなんて話はブログではよくある話なので、一度検査してもらうにこしたことはない。
年齢のせいもあるだろうけど、最近確かに体のあちこちが痛む。
 
さて、この検査も僕にとっては初めての検査になる。
3回目になる地下1階の放射線管理区域にもそろそろ慣れてきたが、骨シンチは間違いなく放射性物質を注射されると先輩方のブログで予習していたので、少しビビりながら自動扉をくぐった。
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今回は真っ先に注射を打つ部屋に案内され、最初は右ひじに、その次に右手の甲に注射をされた。
何の注射を打ったのか聞きたかったけどそんな雰囲気ではなく・・・でも後で聞いた話だがホントは注射は1回でよかったみたいで、1回目はどうやら失敗したようだ。
注射も薬液の痛みもはさほどでもなく、普段の注射と違った点と言えば注射器のアンプルが銀色だったのが薬液が放射性物質であることを思い出させた。
 
その後薬液が体中に行きわたらせるために2時間ほど時間をつぶさなければならなかったが、食事や飲み物の制限はなく、人との接触を避けるなんていうような注意もなかったので、普通に院内のドトールでLサイズのホットコーヒーを飲みながら、読書と持ち込んだモバイルPCで仕事をしていた。

そんなことをしているとあっという間に2時間が経過し、再び地下1階へ降りるといつもの小部屋で検査衣に着替えさせられて部屋の前の長椅子に座っていたが、どうも機械トラブルがあったらしい。
実際に検査が始まったのはそれから20分後のことで、検査の前にもう一度トイレに行かされた。(膀胱を空っぽにしておいたほういいらしい。)
先輩方のブログを見ていると「近い!近い!」なんてことを聞いていたが、事前に心構えができていたせいか、上から十字の印がついた板状のものが顔のすぐ前まで近づいてきてもさほど圧迫感は感じなかった。

面白かったのは検査技師(助手?)が若い女性だったのだが、検査途中で部屋に入ってきて、
「おしもの状態がちょうど骨盤に当たっていて骨盤がよく映らないので・・・」と、「おしも、おしも」と繰り返すのだが、(おしもって・・・おしっこのこと?)なんて意味がよく分からなかったのだが、段々と彼女の言いたいことが分かってきた。
つまり、
「僕の陰茎がどちらかに曲がっている状態なので、それが骨盤を隠してしまっているから直してください」
ということが言いたかったらしい。
ごめんなさいね、若い女性にそんな言葉を使わせてしまって。。。
はいはい、ちゃんとまっすぐになるように直したけど、「おしも=ペニス」と変換できる人がいったいどのくらいいるのだろうか・・・なんて考えているうちに検査が終わった。
 
骨の検査は、
○ 骨盤/左右肋骨/顔/頭/足
を撮影したようだ。

14:47には服を着替えられたので、機械トラブルさえなければ30分ほどの撮影時間だった。
 
しかしトラブルはその後も続いた。
会計検査機に診察券を通すと、受付で僕の名前を呼ぶ声が聞こえる。
行ってみると、「まだ一つケモ室での注射が残っていませんか?」というが、そんな話は聞いていない。
心当たりがあるとすれば、前回ポートフラッシュをお願いした時、教授が「ケモ室でやる」と言っていたのを結局「処置室」で行ったことだ。
その時の予約票に「ケモ室での静脈注射」が残ったままになっていたようで、教授の確認がとれるまで待っていてほしいというのだが、当の教授は現在会議中とのことで、確認しようと何度か看護師さんがトライしても「アトデ、アトデ」とラチがあかないらしい。
 
受付の事務員さんを困らせるつもりはなかったが、1時間30分待ったところでとうとう僕はキレてしまった。
・ 2~30分かと思って待っていたら1時間30分待っている。この後急いで仕事場に行かないといけないから自宅までのタクシー代(1メーター分)をよこせ。
・ もし本当に打たなければいけない注射なら連絡をくれれば戻ってくるから、一旦帰る
と受付に言って、病院を出てきた。
タクシー代はくれなかったが、半分嫌味で言っただけで本当に欲しかったわけではない。
 
自宅に着いたら16:35でそれから会社に行ったが、その日はとうとう徹夜する羽目になってしまった。
全てが病院のせいとは言わないけどね。
後刻、病院から電話があって教授の確認が取れたので注射は必要なかったことが確認できたということで、丁重にお詫びの電話があったことを申し添えておこう。