2015.9.24
前回の皮膚科での診察後にもらった診療予約票をよく見てみると、次回の診察日の日付のところに「右足指爪部分切除予定」としっかり書いてあった。
「次回の診察時に切るかどうかを判断すると言っていたくせに、切るつもり満々じゃねーか」
と密かに毒づいた。

あの激痛の足親指へのキシロカイン注射を回避するには、次の診察までになんとしてでも治さねば・・・と思っていたのだが、特別なにかをしたわけでもなく、3~4日前から絆創膏に浸出液が滲まなくなり、不良肉芽も段々と小さくなってきた。
日頃の行いがいいのか苦しい時だけの神頼みが通じたのかは分からないが、ここまで軽快すれば先生も切るとは言わないだろうと、少し自信を持って皮膚科の扉をノックした。

まず左足の親指の確認から。
「うん、左足は完治しましたね。んじゃ、右足をお願いします。」
右足の靴下をドキドキしながら脱ぐと、
「ああ、だいぶん乾きましたね。この不良肉芽がコロッととれれば完治です。普通なら手術をしても再発するケースが多いのに、たいちさんは珍しいですね。では、これで終診にしましょう」
と、わずか3分で診察が終わった。

僕が再び足親指への局所麻酔を打たれ、激痛にのたうちまわる場面を期待していた皆様、残念でした。
陥入爪手術の記事は一旦これで終わりだ。(※ と、この時はそう思っていた・・・。)

少し話は変わるが、前夜から37.8度の熱がでた。
ロキソニンを飲んで朝には熱が下がったのだが、風邪のような悪寒や関節痛、喉の痛みや鼻づまりがするといった症状がないこのタイプの発熱は前にも経験がある。
そう、骨髄抑制だ。
この頃受けていた放射線治療に関係があったのかも知れないが、もし皮膚科医が切ると言ったらこれを理由に断ろうと思っていた。

副作用は人によって千差万別。
アブラキサンの副作用で爪がここまで影響を受けるというのは想定外だったが、誰でも陥入爪になるわけではない。
これからアブラキサンの治療をされるという方は、あくまで「僕の場合」ということで参考にしてほしい。