ヅラ屋さん・・・というよりは、ネット上で医療用ウィッグを扱っているメーカーが提携している美容室になる。
この美容室は若い男性オーナーが一人でやっていて、完全予約制のプライベート美容室だ。
2年前、初代ヅラを探していた時にもここは候補にあがっていたのだが、オーナーの見た目が少しチャラいので同行した妻があまりいい印象を持っていなかったということと、前にも書いたがヅラ初心者だったのでスヴェンソンに決めてしまった経緯がある。
しかし僕は同じ男同士ということもあり、また親身になって相談に乗ってくれたのでそんなに悪い感じはしていない。
ケモで脱毛が始まった時も、短い毛がパラパラ落ちることを相談した時に僕の無理なお願いを聞いてくれ、本来美容師がやってはいけない剃刀を使って頭を剃りあげてくれ、見事なスキンヘッドに仕上げてくれたのだ。
日記を見返してみると、これが2014年7月31日のことなのであれからちょうど2年になる。
この美容室は若い男性オーナーが一人でやっていて、完全予約制のプライベート美容室だ。
2年前、初代ヅラを探していた時にもここは候補にあがっていたのだが、オーナーの見た目が少しチャラいので同行した妻があまりいい印象を持っていなかったということと、前にも書いたがヅラ初心者だったのでスヴェンソンに決めてしまった経緯がある。
しかし僕は同じ男同士ということもあり、また親身になって相談に乗ってくれたのでそんなに悪い感じはしていない。
ケモで脱毛が始まった時も、短い毛がパラパラ落ちることを相談した時に僕の無理なお願いを聞いてくれ、本来美容師がやってはいけない剃刀を使って頭を剃りあげてくれ、見事なスキンヘッドに仕上げてくれたのだ。
日記を見返してみると、これが2014年7月31日のことなのであれからちょうど2年になる。
久々に電話を架けてみたが、やっぱり僕のことは覚えていないようだった。
僕の今のヅラの状態はもう一刻の猶予もないので無理をお願いし、電話をした当日に30分だけ時間を割いてもらった。
二年ぶりにみるオーナーは、髪の毛をスーパーサイヤ人のように金髪に染め上げていて、以前よりもさらにチャラくなっていた。
横目でそっと妻の表情を伺う僕・・・。
やたらと声が大きいのには閉口したが、二年前にスキンヘッドにしてくれたことを話すとようやく僕のことを思い出してくれた。
ハゲが役立つことはあまりなかったけれど、ハゲがご縁で再会できたことは素直に喜びたい。
もう一度ウィッグのサンプルを見せてもらいながら説明を受ける。
○ このメーカーのウィッグはミックス毛よりも人毛に力を入れているので、人毛100%をお勧めする。
○ (今の僕の頭皮の状態を見て)もう少し髪質がしっかりすれば部分ウィッグなども可能だけど、今は難しい。
○ まだ伸びる要素があるので、セミオーダーよりも安い既製品でいいと思う。
とのことだった。
さて、このままスヴェンソンにするか、この美容師さんにお世話になるか・・・。
たっぷり3日間悩んだが、スヴェンソンはやめてこの美容師さんのお世話になることにした。
決め手は、
○ スヴェンソンの人毛100%のウィッグよりも15万円ほど安い。(スヴェンソンのミックス毛と比べても7万円ほど安い)
○ 人毛100%はやっぱり見た目が自然。それにシャンプーやリンス、整髪料やドライヤーも普通の髪の毛と同じように使える。(反面、セットが手間というデメリットもある。)
○ 二年間ヅラと付き合ってきたので、もうスヴェンソンじゃなくても大丈夫
ということで、早速チャラい美容師さんに今回はお世話になる旨の電話を入れた。
3日後には未カットのヅラが届くということで、これも無理をお願いして最速で新しいヅラをかぶれるように手配してもらった。
さて、当日。
二年間、雨の日も酷暑の日も、風の強い日も雪の日もほぼ毎日のようにお世話になった初代ヅラとのお別れの日がやってきた。
まず新しく手配してもらったヅラのサイズを確認する。
オーダー品ではなく既製品なのでサイズはS・M・Lの中から選ぶことになるが、これから自毛が伸びることを考えて少し余裕があるLサイズを選ぶことになった。
最初に美容師さんがある程度の短さになるまでヅラをカットし、次に実際に僕の頭にヅラをかぶせて整えていく。
「シャキシャキ」と鋏で髪の毛を切る音を聞いていると、まるで自分の髪の毛をカットしているような錯覚に陥る。
再び日記をひも解いてみると、最後に散髪屋さんで髪の毛を切ってもらったのが2014年5月27日のことで、スヴェンソンでスソをバリカンで整えてもらったことはあったけど、ちゃんとした散髪屋にはもう2年以上も行ってないことになる。
カットは1時間強かかった。
さて、できあがった二代目ヅラの感想は・・・。
○ 新しいせいか人毛100%だからなのか分からないが、自然な髪の輝き(キューティクル)がいい感じ。
○ 一番気になるヅラとの境目がものすごく自然で、これはスヴェンソン以上にいい。指が入らないほど肌に密着している。
○ 既製品なのでサイズ感はやっぱりしっくりとはいかない。
○ 毛量は初代よりも増えたが、上手にカットしてくれたので初代とあまり遜色ない。
○ 全体的にスヴェンソンのものよりかは少し重い感じがする。
○ セットはミックス毛に比べると少々手間がかかるが、髪の毛に癖がつけば楽になるかもしれない。
ということで、概ね満足している。
2週間後、自分のセットが定着すればそのセットに合わせてもう一度カットをしてくれるらしいので、それも嬉しい配慮だ。
というわけで、二代目ヅラの就任が無事に終わった。
教訓としては、ヅラはコンビニで簡単に買えるもんじゃないし、なければ僕の場合は会社に行けなくなるので気になれば早め早めに手配することだ。
スヴェンソンで買うよりかは少し安くついたが、それでも17万円というと大金である。
いらないお金を家計から出すことに対しては妻に申し訳なく、自分のお小遣いから払ってもいいとさえ思っていたのだが、妻が快くお金を出してくれたのでその好意に甘えさせてもらった。
ここ数日は35度を超える猛暑が到来し、ヅラを着用している者にとってはいつにも増して厳しい季節だが、新しいヅラを大事にしながらも来年の夏には脱ヅラできているよう痛切に願っている。
僕の今のヅラの状態はもう一刻の猶予もないので無理をお願いし、電話をした当日に30分だけ時間を割いてもらった。
二年ぶりにみるオーナーは、髪の毛をスーパーサイヤ人のように金髪に染め上げていて、以前よりもさらにチャラくなっていた。
横目でそっと妻の表情を伺う僕・・・。
やたらと声が大きいのには閉口したが、二年前にスキンヘッドにしてくれたことを話すとようやく僕のことを思い出してくれた。
ハゲが役立つことはあまりなかったけれど、ハゲがご縁で再会できたことは素直に喜びたい。
もう一度ウィッグのサンプルを見せてもらいながら説明を受ける。
○ このメーカーのウィッグはミックス毛よりも人毛に力を入れているので、人毛100%をお勧めする。
○ (今の僕の頭皮の状態を見て)もう少し髪質がしっかりすれば部分ウィッグなども可能だけど、今は難しい。
○ まだ伸びる要素があるので、セミオーダーよりも安い既製品でいいと思う。
とのことだった。
さて、このままスヴェンソンにするか、この美容師さんにお世話になるか・・・。
たっぷり3日間悩んだが、スヴェンソンはやめてこの美容師さんのお世話になることにした。
決め手は、
○ スヴェンソンの人毛100%のウィッグよりも15万円ほど安い。(スヴェンソンのミックス毛と比べても7万円ほど安い)
○ 人毛100%はやっぱり見た目が自然。それにシャンプーやリンス、整髪料やドライヤーも普通の髪の毛と同じように使える。(反面、セットが手間というデメリットもある。)
○ 二年間ヅラと付き合ってきたので、もうスヴェンソンじゃなくても大丈夫
ということで、早速チャラい美容師さんに今回はお世話になる旨の電話を入れた。
3日後には未カットのヅラが届くということで、これも無理をお願いして最速で新しいヅラをかぶれるように手配してもらった。
さて、当日。
二年間、雨の日も酷暑の日も、風の強い日も雪の日もほぼ毎日のようにお世話になった初代ヅラとのお別れの日がやってきた。
まず新しく手配してもらったヅラのサイズを確認する。
オーダー品ではなく既製品なのでサイズはS・M・Lの中から選ぶことになるが、これから自毛が伸びることを考えて少し余裕があるLサイズを選ぶことになった。
最初に美容師さんがある程度の短さになるまでヅラをカットし、次に実際に僕の頭にヅラをかぶせて整えていく。
「シャキシャキ」と鋏で髪の毛を切る音を聞いていると、まるで自分の髪の毛をカットしているような錯覚に陥る。
再び日記をひも解いてみると、最後に散髪屋さんで髪の毛を切ってもらったのが2014年5月27日のことで、スヴェンソンでスソをバリカンで整えてもらったことはあったけど、ちゃんとした散髪屋にはもう2年以上も行ってないことになる。
カットは1時間強かかった。
さて、できあがった二代目ヅラの感想は・・・。
○ 新しいせいか人毛100%だからなのか分からないが、自然な髪の輝き(キューティクル)がいい感じ。
○ 一番気になるヅラとの境目がものすごく自然で、これはスヴェンソン以上にいい。指が入らないほど肌に密着している。
○ 既製品なのでサイズ感はやっぱりしっくりとはいかない。
○ 毛量は初代よりも増えたが、上手にカットしてくれたので初代とあまり遜色ない。
○ 全体的にスヴェンソンのものよりかは少し重い感じがする。
○ セットはミックス毛に比べると少々手間がかかるが、髪の毛に癖がつけば楽になるかもしれない。
ということで、概ね満足している。
2週間後、自分のセットが定着すればそのセットに合わせてもう一度カットをしてくれるらしいので、それも嬉しい配慮だ。
というわけで、二代目ヅラの就任が無事に終わった。
教訓としては、ヅラはコンビニで簡単に買えるもんじゃないし、なければ僕の場合は会社に行けなくなるので気になれば早め早めに手配することだ。
スヴェンソンで買うよりかは少し安くついたが、それでも17万円というと大金である。
いらないお金を家計から出すことに対しては妻に申し訳なく、自分のお小遣いから払ってもいいとさえ思っていたのだが、妻が快くお金を出してくれたのでその好意に甘えさせてもらった。
ここ数日は35度を超える猛暑が到来し、ヅラを着用している者にとってはいつにも増して厳しい季節だが、新しいヅラを大事にしながらも来年の夏には脱ヅラできているよう痛切に願っている。