〈余談〉
1 前回の記事の中で自分が書いておいておきながらおかしくなってしまった一文が、「治療中の予期せぬ痛みにいつでも対応できるよう両手に握りこぶしを作り、全身を鎧のように固めていた。」という部分だ。
なんだかこの病気になってからの僕の生き方を象徴しているようで、何度かこのブログでも触れているが、僕は自分の予後については全く安心していない。
言い換えると、僕は手術が終わってからずっと予期せぬ再発という事態に備えて身を固くしているのだ。
ネガティブなことを書いて申し訳ないが、このように考えることでいざと言う時に平静を持って受け入れられるよう普段から心の準備をしているのである。
ヘタレっぷりもここまでくると立派なものだと自分でも呆れるが、こういう性格なので仕方がない。
ただ、常日頃から全身を石のように固めていると・・・非常に疲れることは間違いない。
2 通っている歯医者の待合室に、
「ゾメタ・・・などの薬を使っている方は歯科医にご相談を」
という歯科医師会のポスターが貼ってあった。
この病気をする前は何とも思わなかったが乳がんになった今、先輩方のブログなどでこの薬は馴染み深い名前になった。
いつか僕も相談する時がくるのかもしれないなぁ、なんて思いながら自分の順番を待っていた。
3 歯医者の先生には僕が乳がんになったことは伝えていない。
EC療法中の歯石取りは、骨髄抑制が気にはなっていたが先生には黙って歯石を取ってもらった。
幸いそれで発熱するようなことはなかったが、今思えば骨髄抑制を甘く見るべきではなく、ちゃんと先生に伝えたほうがよかったのかもしれなかったと反省している。
ヅラをかぶるようになってからも2回ほど歯石を取りに行っているが、先生や歯科衛生士さんにはバレていたのだろうか。
気がついたとしても、「あ、ヅラなんですね。」などと言うわけもないが、ひょっとしたら口の中ばかり見ていて案外おでこの辺りは見ていないかも・・・などと思ってみるが、考えてみてもしょうがない。
今日の歯医者にはヅラなしニット帽で行ってみたが、「この人、急に頭が薄くなったな」と思っただろうか。
しかし、一日に何十人もの患者を診ている忙しい先生が、いくら6年越しの付き合いとは言っても半年に一回歯石を取りに来るだけの患者をそこまで気にしてはいないだろう。
4 乳がんの手術前、入院中に同じ病院の歯科を受診するように言われた。
「なぜ歯科を??」と思ってネットで調べたところ、麻酔のラリンゲルマスクを挿入する際に、口腔内の細菌を奥深く引き込んでしまう可能性があるということのようだ。
半年に一回きちんと歯石取りに行っていたので、歯科では
「ちゃんととお手入れされていますね」
と褒められたことが嬉しかった。
1 前回の記事の中で自分が書いておいておきながらおかしくなってしまった一文が、「治療中の予期せぬ痛みにいつでも対応できるよう両手に握りこぶしを作り、全身を鎧のように固めていた。」という部分だ。
なんだかこの病気になってからの僕の生き方を象徴しているようで、何度かこのブログでも触れているが、僕は自分の予後については全く安心していない。
言い換えると、僕は手術が終わってからずっと予期せぬ再発という事態に備えて身を固くしているのだ。
ネガティブなことを書いて申し訳ないが、このように考えることでいざと言う時に平静を持って受け入れられるよう普段から心の準備をしているのである。
ヘタレっぷりもここまでくると立派なものだと自分でも呆れるが、こういう性格なので仕方がない。
ただ、常日頃から全身を石のように固めていると・・・非常に疲れることは間違いない。
2 通っている歯医者の待合室に、
「ゾメタ・・・などの薬を使っている方は歯科医にご相談を」
という歯科医師会のポスターが貼ってあった。
この病気をする前は何とも思わなかったが乳がんになった今、先輩方のブログなどでこの薬は馴染み深い名前になった。
いつか僕も相談する時がくるのかもしれないなぁ、なんて思いながら自分の順番を待っていた。
3 歯医者の先生には僕が乳がんになったことは伝えていない。
EC療法中の歯石取りは、骨髄抑制が気にはなっていたが先生には黙って歯石を取ってもらった。
幸いそれで発熱するようなことはなかったが、今思えば骨髄抑制を甘く見るべきではなく、ちゃんと先生に伝えたほうがよかったのかもしれなかったと反省している。
ヅラをかぶるようになってからも2回ほど歯石を取りに行っているが、先生や歯科衛生士さんにはバレていたのだろうか。
気がついたとしても、「あ、ヅラなんですね。」などと言うわけもないが、ひょっとしたら口の中ばかり見ていて案外おでこの辺りは見ていないかも・・・などと思ってみるが、考えてみてもしょうがない。
今日の歯医者にはヅラなしニット帽で行ってみたが、「この人、急に頭が薄くなったな」と思っただろうか。
しかし、一日に何十人もの患者を診ている忙しい先生が、いくら6年越しの付き合いとは言っても半年に一回歯石を取りに来るだけの患者をそこまで気にしてはいないだろう。
4 乳がんの手術前、入院中に同じ病院の歯科を受診するように言われた。
「なぜ歯科を??」と思ってネットで調べたところ、麻酔のラリンゲルマスクを挿入する際に、口腔内の細菌を奥深く引き込んでしまう可能性があるということのようだ。
半年に一回きちんと歯石取りに行っていたので、歯科では
「ちゃんととお手入れされていますね」
と褒められたことが嬉しかった。