続きです
12:20 昼食中から、突然始まった陣痛。
でも、前回の出産(4年前)で、4日間お産までにかかった経験があり、痛みの逃し方も思い出して、落ち着いて息を吐きながら痛みを逃していく。
私は、陣痛逃し、上手にできる!過去を思い出すとどこかにそんな自信がみなぎる。
12:30 助産師さんが来る。「陣痛始まりました」と報告すると、「やった!でもまだ弱いから、促進剤追加するね。早くお産終わった方がいいもんね」と促進剤追加。
午前中に、なかなか来ない陣痛に不安になり、何度も助産師さんに質問をする私。
そんな私に、経産婦さんだから大丈夫、産道が元に戻るのは10年かかるから、4年なら大丈夫!と励ましてくれた。それを思い出し、やる気を出す。
12:50 上の子を見ててくれる母親に陣痛開始を報告。
13:00 促進剤の点滴量が最大になる。
助産師さんが、量はこれ以上増やせないので、これで様子を見ようと言われる。
13:30 陣痛は既に2〜3分間隔
痛みは辛くなってきたものの、痛みの間に母親のLINEでこどもの様子を確認し、返信する力あり。
13:40 どんどん強くなってくる陣痛。助産師さんが来て、太もも周辺を押してリラックスさせてくれる。夫には拳で腰を押してもらい、痛みを逃す。
14:00 痛みがMAX。喋れない。陣痛は1分間隔へ。助産師さんがバタバタし始める。
どうやら、私のほかに、同時にお産になりそうな妊婦さんが2人もいるそう。
助産師さん、他の助産師さんにヘルプの電話。
「おりーぶ(部屋の名前)お産になりそう。ちょっと手伝ってもらえるかな。このまま部屋でお産にします」
私と夫はまだ信じられない。
14:10 助産師さんが部屋のベッドをお産の準備体制に。私は遂に、「和痛の注射打ってもらえますか」と尋ねる。助産師さん、慌てて注射の準備に。
14:20 和痛注射。お産体制に入り、「赤ちゃんの頭見えてきてるよ」と言われる。私は半信半疑である。
助産師さんに、「はーーっと言ってください」
と言われ、痛みに合わせ、「はーーー!」
すると頭がにゅるん。
もう一度「はーーーー!」すると、今度は肩がにゅるん。
14:27 「おめでとうございます!」長女誕生。
痛みが嘘のようにひいている。その後、医師が来て、私のお腹を押すと、胎盤がにゅるん。
この時には和痛注射が効いてきて、意識が少し朦朧としている。どうやら、和痛注射の効果は、打ってから15分かかるらしい。
お産には間に合わなかったが、縫合のときに効果が出てきた。少し意識が朦朧としている。
医師「切れてるところを縫いますね。」ちょっとチクンと注射され、チクチク縫われる。感覚はあるが、ほとんど痛くない。
ぼーっとしているところに赤ちゃんカンガルー抱っこ。
「上手に出てきたね。偉かったね。」夫と赤ちゃんを褒めていいこいいこする。
ただ、とにかく眠い。ここに来て和痛注射の効果最大である。
ぼーっと2時間を過ごした。途中でおやつが出てくるも、夜に出してもらうことにした。
でも、なんだか幸せなお産だった。