F6キャンバスボード アクリル


 K.K.さんはロックな歌手。彼の優しさと情熱的な声がワタシは大好きなのです。描かせてもらうのはたしか3回目かな。


 ワタシが大幅に遅刻したせいで、あまり時間も無かったので、思いついた勝手なイメージで絵を作り上げる。

 例によっていきなりアクリル絵の具でブワー!っと。

 もうイメージが固まっているから、それに向けて一直線に進む。


 最初は大人しく座っている彼を写すのだが、出来つつある絵がワタシのイメージの中の彼と違うのだ。


こういう時は、ワガママに。

 ポーズには無いマイクを持たせてイッキに描く。


 隣りにいたご婦人が「優しそうな人なのに鬼か仁王の形相だね」と感想をぽろり。


ん?そう?ワタシ間違えた?と正気に戻ったが、そうだとしてもまぁイイや。楽しんだし。


 絵を彼に渡すと、目を見開いて「真っ赤ですね」と笑った。