絵を見て感じる人のココロは予想がつかない。という話。
(F8キャンバス 油彩 「七ツ森の伝説」)
ワタシは日頃、差し上げる人物画以外の絵を滅多に描かない。
だから
参加してる絵画会の展示会などに出展しなくちゃならない時など、手持ちの絵がないので困る。
あの時も、困った挙句に、むかし自分のためだけに描いた絵を出展した。
それはワタシが宮城県を離れる時に、当時毎日見ていた大和町の七ツ森を描いた絵。
ワタシの心の風景として、アサイナタロウという現地の巨人伝説と組み合わせて自分のための記念に描いた絵だ。
ある日、展示会の受付当番をしていたワタシは、この絵の前に立ちつくし、静かにいつまでも観ている若い男性に気がついた。
自分が描いた絵だからとても気になる。それにしても見つめている長さは異常だ。
しばらくして、作者だと言って話しかけると、彼は驚いた風で、それなら絵を売ってもらえないかと言う。驚いたのはワタシだ。
いつも描いている差し上げるための絵なら、喜んで只でプレゼントの流れだが、この絵はワタシが自分のためだけに描いた絵なのだ。(嬉しいのだけれど)コレだけは譲る訳にはいかない。丁重にお断りした。
彼は残念そうな、未練がありそうな仕草に見えた。欲しい理由を具体的には語らなかったのだが、何か訳がありそうでもあった。
この絵
「絵本の1ページみたい」「童話?」「カワイイ!」などの感想は頂いたけど、それとは全く違う様な……
何処が彼のココロの琴線に触れてしまったのだろうか?
サッパリ分からない。
この話に限らず、時にびっくりする様な見方をしてる人に出会うと、驚いたり、へぇ〜と感心したり、呆れたり。
ワタシの見方は、ただの一面なのだ、だから面白いのだとあらためて思う。
