妻に人物画を部屋に飾ることを拒まれている我が家で、唯一壁にかかっている絵がある。
それは女子美大の市民講座(宮島教授)で時間をかけて作り上げた日本画風の美人絵。
日本画の美人は浮世離れしていて、オナラもウンチもしそうにないくらいにリアリティがないから飾っておいてもよいのかしらw
「プリミティブ(原始的)な絵を描く」というテーマだった。フランスのラスコー洞窟の壁画の様に、画材から作りだし描くという課題。画材を自ら作ってでも絵を描きたいという魂にせまるということなのかな。
大学の森で楮(コウゾ)の枝を切り、皮を剥ぎ叩いて繊維を取り、紙を漉く。ここまで一日目の夜まで掛かった。
(コウゾの枝を伐採、他にもミツマタ木もあった)
(初めての紙漉き、繊維のカスだらけ)
(紙を貼り、ドーサを塗った上に胡粉を塗り墨描き)
(ガラス瓶の底だドーサを紙に擦り込ませる)
絵を描く顔料を作る
ラピスラズリ(瑠璃石)を砕いて青
マラカイト(孔雀石)で緑
マーブル(大理石)で黄色
レッドジャスパー(赤壁玉)や煉瓦で赤
関東ローム層土 茶色
茶金石 拾ってきた石などなど
蠣殻を坩堝で焼いて粉にして生成して胡粉を作り膠液と混ぜて百叩き→白
顔料は其々膠を煮出した液で溶いて描く
墨は造り方の勉強のみだったワ
(マラカイトの塊、んー十万円?)
(超高価なものから拾った石まで、ハンマーで叩いて、ヤスリで削って、すりおろして顔料にする)
ということで、講習は三日だったが随分と時間をかけて丁寧に描きあげた。良い体験でした。
もともとはモデルとなった女性はいるのだが、製作の過程でどんどんと本人から離れ、日本画風美人という別人格になってしまったな。
こういう絵なら飾ってもよいらしい?






