水彩やアクリル、水墨画もそうだけれど、水を使う画材の魅力は
画材の"にじみ,ボカシ"だと思う。
水の中に溶け出る自然のグラデーション
まさに偶然の成り行きのなせる技
この天に任せる、自然にゆだねる
というのは東洋文化の専売特許だよね
一方、いわゆる西洋文化って昔から偶然に委ねたりはしない。もっと意思が強く出てくる様に思える。ARTにおいても、偶然ではなく必然を尊ぶ。
何でも完全にコントロールしたいのだよね。
ワタシは絵の具や墨が、自然に任せて、あたかも意思ある進みで広がっていく様を見てるのが好きだ。
なりゆきは素敵なのだ。
(紙の表面を濡らしてアクリル絵の具の偶然のひろがり、ボカシで遊んだ後、半乾きさせてからパステルスティックで線描き)
とは言えど
その場で差し上げる人物画では
あんまり偶然に任せっぱなしという訳にもいかず
バシャバシャに濡らすと乾かないしねぇ