肖像、人物写真、ポートレートを撮るのにワタシは主にgraflexという100年くらい前の大判一眼レフを使ってます。

 なんで面倒くさい大判カメラ、しかもGRAFLEX一眼レフカメラが必要なの?


  写真のテクノロジー、技術的には大昔のものだからなーんにもメリットはありません(キッパリ)


 デジカメやスマホには99.99%負けます。100年前の寫眞はテクノロジーで勝てる訳ありません。

 デジカメやスマホはまず失敗しません。その場で確認して気に入らなければ撮り直すこともできます。

 フィルムらしさとか古いレンズの描写とかが良い!といってもそんなもの、どんなイメージだってフォトショップで作れてしまいます。

 今のデジタルカメラと画像ソフト編集にとってやる気になれば不可能はありません。技術的にはね。


 だからワタシが一枚一枚、面倒くさい大判寫眞機で撮るのは、「技術的価値以外」の理由。


 ただ、それが大きくて、しかもかけがえの無いものなのです。


「モデルさんとの間」というのか、撮影させて頂いている方との微妙な緊張感の中で、寫眞機を操作しながら出来上がりイメージを膨らませて造り上げる時間を楽しみたいのです。

 そうして、時にはどういうふうに撮られたいのか、ワタシはどういう風に撮りたいのかを実際に会話してイメージを高めたいのです。


 絵を描くのと基本いっしょかな。この古い寫眞機を前にすると撮られる方も独特の良い緊張感が生まれます。


 そうやって撮った絵に濃密な製作時間がちゃんと写っているのか?

 それがね、見えるのですワタシには。


(私には見えない。スマホの方がキレイでいいじゃない。)

と言われればそれまでなのですけどね。


その話はまた別の日に。