明日から抗がん剤治療が始まってしまうので、診断が確定したところまで書ききります

 

脾臓摘出の準備(ワクチン接種など)を始めたところからです。

 

ワクチン接種をしつつ、外科手術の日程調整等を進めてもらうことにしました。

 

しかし、ここでまさかの展開

脾臓がでかすぎて、外科手術だと合併症のリスクが高すぎる

外科の先生にも状況を見てもらいましたが、脾臓がでかくなりすぎていることに加え、肋骨の裏に癒着している可能性が高かったり、全部摘出するには大量出血や諸々のリスクが高すぎるとのこと。

 

困った困った・・・
 
主治医の先生たちが色々考えてくれた結果、以下の流れで進めることになりました
①まずは内視鏡的なもので検体が取れるかトライ(後述)
②それでもだめなら脾臓の一部を取れないかトライ(外科的には可能らしい?)
③それでもだめなら脾臓を全部摘出(リスクを踏まえた上で)
 
極力体に負担が少ない方法を優先的に考えていただけた。
 
ということで、①の内視鏡的なものでできないかを確認するため、消化器内科へ。
 
これはどういった手法かというと、簡単にいうと、胃カメラ的なものにエコーと針をつけて、胃の中から臓器に向けて針を指し、そこに細胞を詰め込んでくるという方法
 
正確には
超音波内視鏡下穿刺吸引法 (EUS-FNA)
というものらしい。(以下EUS-FNA)
一般的には膵臓がんの病理検査のために割と最近用いられている技術らしい。
技術的にはこの手法を脾臓にももちろん応用することは可能なようだが、ここでもやはり出血のリスクが伴ってくる。エコーで見極めながらトライするが、出血した場合はその場で摘出の必要があるとのこと。
そして、技術的には可能だが、脾臓でやった実績は私のいる病院ではなかった。
 
まだワクチンは1回しかなかったが、後追いでも問題ないということなので、リスクを承知の上、一か八かでこの検査で診断がつくことを期待して、検査を依頼した。
 
一応この検査は1泊2日の入院をしての実施でした。
1泊だし経験的に大部屋にしてみよーって甘い気持ちで大部屋にしたら後ほど後悔しました。
やっぱり周りに人がいるのは気になるし、正直うるさい・・・
 
検査はまず胃カメラで全体をスクリーニングしつつ、その後実際に細胞をとっていく流れでした。
もちろん鎮静剤を打たれているのでほぼ記憶はありませんが、最初に管を喉に入れられたときが結構つらかったです。
それでも骨髄穿刺のほうが嫌ですが・・・
 
【EUS-FNAの結果】
無事出血などなく、細胞採取完了!
 
何事もなく細胞が取れたと聞き、めちゃくちゃ安心しました。
あとはこの中にきちんとがん細胞が存在し、病理検査で型を特定できることを願うしかありません。
 
この検査が8/9,10で行ったものであり、私も会社がお盆休みに入ってしまうということで色々夏休みの計画もあり、検査結果はお盆休み明けに聞くことにしました。
 
 
本当は韓国に旅行に行くことを前々から計画していましたが、腹の痛みに一抹の不安もあったりで計画キャンセルし、お盆休みはずっと家でゆっくりさせてもらいました。
このあたりは嫁にすごく迷惑もかけたし、理解してもらえて助かりました。
 
そして来る8/22。
【診断結果】
びまん性大細胞型b細胞リンパ腫
 
ようやく・・・診断結果がつきました。
症状や特徴からこれかな?って個人的にも思っていましたがビンゴでした。
 
この日を境に、脾臓摘出の可能性がほぼなくなったもの嬉しかったし、何よりもようやく検査から開放されて治療にうつることができる喜びがありました。
個人的には早く治療したくて仕方がなかったので。
 
 
長くなったので区切ります。
次で振り返り編は終わりたい・・