今年も山菜の放射能測定をしました。

 

山で採ってきたという こしあぶら から

セシウム137が428Bq/kg、セシウム134が18.4Bq/kgが検出され驚きました。

 

会津地方は放射能の影響をあまり受けていないと思っている方も多いのですが、実際に測定してみるとこのような結果になることがあります。ここで測定した限りにおいて、スーパーなどで購入した農産物や畜産物などについては放射能が検出されることはほとんどありません(検出限界値2Bq/kg程度)が、山菜やジビエなどは例外です。

特に こしあぶら は放射能を溜めやすく、山菜の中でも非常に高い数値が出ます。

 

こしあぶらは福島県のほぼ全域で出荷制限がかかっています。

山菜を自分で採っていただくというのは、季節ならではの楽しみではありますが、残念ながら安心してそれをできる状況ではないと思います。

 

また、県内の直売所で購入した こしあぶら からは

セシウム137が229Bq/kg、セシウム134が11.3Bq/kg検出されました。

表記は山形県産でした。

同じく山形県産という表記で、スーパーから購入したものからは

セシウム137が4.16Bq/kg、セシウム134は不検出(検出限界値1.3Bq/kg)という結果が出ました。

直売所やスーパーでは産地の表記が必ずしも正しいとは限らないのですが(金額が同じだと値札に別の産地が書いてあってもそのまま棚に置いてしまうことがあります)、いずれにせよ、同じ県産のものでも数値にこのような差が出ることは珍しくありません。

 

地道に測定を続けていくしかないのだなあと実感しています。

 

出荷制限についてや、放射能の注意喚起などの情報は自分から取りに行かないとなかなか得ることができません。

どうぞ皆さん、ご自身で調べてみてください。

また、無料測定を受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。

 

会津放射能情報センター
メール info@aizu-center.org
HP  https://aizu-center.org
開館日 水木金土 ※祝日を除く(土曜日は第1,3週午前中のみ)
10:00~16:00    

 

 

 

 

福島県や国の測定結果について公表されているサイトをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この他、民間でもさまざまな団体が放射能測定を実施しています。

たくさんのデータを見て、自分なりの基準を持つことも大切だと思います。