先日公開しました
をご覧いただけた方々、ありがとうございます。
その後日に投稿した
で少しだけ触れた”キロン”について、ここで見ていきたいと思います。
というのも、”キロン”は”魂に刻まれた傷”という意味をもたらしており、またその意味がどうやらボク自身に深く影響しているように思えるからです。
”キロン”とはどんな天体なのか…
”キロン”は天王星と土星の間にある天体。
その人の傷ついた苦手な要素を表すが、積極的に克服したとき、新しい活力が芽生えるとされる。
(引用元)
発行元 説話社株式会社 完全マスター西洋占星術(第14刷)
著者 松村 潔 (p.143)
以降、引用箇所の文字色を黄色とし、引用したページを表記致します。
さて、改めてボクのホロスコープを見てみましょう。
”キロン”の位置は第1ハウス、双子座にあり、またAscと【合】になります。
アセンダントは「この世界に自分を押し込む」事を意味します。簡単にいえば「初動の癖」を表します。(p212)
次にボクのアセンダントは双子座です。
双子座は固体化された個人としての視点から、外界に対して好奇心を働かせ、いろんなことにチャレンジしようとします。
個人の可能性を拡大する事が主たるテーマです。(p.51)
双子座の支配星は水星です。
水星は第11ハウスにいます。
第11ハウスは象徴的に「社会の未来ビジョンをもたらす」ハウスです。(p.253)
※第11ハウスの水星については前回記述してますので割愛します。
ここで”キロン”とAscの【合】のアスペクトです。
【合】は二つの作用が合体して互いに強め合うアスペクトであり、最も強烈なアスペクトです。強い衝動を表すと同時に、無自覚で衝動的な面を強調します。(p.294)
この場合、”キロン”が人生に深く関わりやすいとされています。(引用:yahoo知恵袋より)
先にも述べた通り、”キロン”は苦手要素、傷を表しています。
第1ハウスにある事から「この世界に自分という存在を押し込む」、つまり認知する事から始めなければならないといえます。
第1ハウスが双子座ですから、特に「ボク」という「個人」に焦点が向きます。
そこに”キロン”がAscとの【合】である為に、認知する事に相当な苦悩がある事が考えられます。
【合】以外に少し気になる”キロン”のアスペクトが他にあります。
一つ目は”冥王星”が150度
二つ目は”海王星”が150度
また、これによって”キロン”を基にした【ヨッド】のアスペクトを形成しています。
150度のアスペクトは【インコンジャンクト】といい、資質の違う要素を意識的に調整しなくてはならない事を意味し、「生のままではいけない」姿勢を示すものです。(p.300)
また【ヨッド】は二つの方向から考える事ができます。
ボクの場合、A点に”冥王星、B点に”海王星”、C点に”キロン”があります。
”冥王星”と”海王星”の【セクスタイル】が表す幸運が”キロン”によって縛られた状況に陥るという解釈です。
反対に、”キロン”は”冥王星”と”海王星”によって共同拘束され、”冥王星”と”海王星”の複合目的の為に”キロン”が働かねばならないという解釈もあります。
(p.310 引用に際して、該当する天体に置き換えてますので御留意ください)
この点を考慮するにあたって、”冥王星”と”海王星”の【セクスタイル】を知らねばなりません。
今日ずっと継続的にできているアスペクトです。なので、全ての人がその影響下にあり、同世代の中でその特徴を説明する事はできません。ただし、速度の速い天体、特に太陽や月などがこのアスペクトにかかわると、スピリチュアルなムーブメントに関係する人が出てきます。(p.365)
引用した内容を複合的に考えてみると、スピリチュアル要素の強調に対して、”キロン”によって縛りを受けているのが実情かと感じます。
尚のこと”キロン”の傷について理解を深めていく必要性を感じてしまいます。
それでは”キロン”の示す傷の克服について考えてみましょう。
考慮すべきは双子座の支配星である水星でしょう。
水星の象徴は知性/コミュニケーション能力/認知力/機敏な反応性/移動/言語能力/兄弟姉妹/事務処理能力/会話/手紙や郵便/商業的な手腕、となります。(p.101)
一括りに”情報”や”意思疎通”と考えてもいいかもしれません。
誰かと心置きなく会話したり、何かしらの思いを発信したり、そうした自分の言葉や意思を伝える事が克服への足掛かりになるのではないかと思います。
まるで赤ん坊を想起します。
泣いたり笑ったりすることによって両親の気を惹き、自らの意思を発信する光景がピッタリ当て嵌まるようです。
”キロン”について見ていく事でボクという人間が抱える傷についての理解の取っ掛かりを見たように感じています。
幾ら歳を重ねても「自分が何故生きているのか」という疑問を持ち続けてきたのかがはっきりしました。
今回のことがボクにとってのスタート地点になるやもしれません。
今回は以上となります。
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。