三十路宣言 | 自転車で大陸を越えるブログ

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学生のとき自転車で日本縦断、オーストラリア横断。一旦は就職したものの、会社を辞めて北米縦断。次に目指すは中南米縦断。このブログを通じて自転車で海外を旅する楽しさが、なるべく多くの人々に伝わればイイなぁ…と思っています。

「ドラゴンクエスト」のレベルアップのように、ファンファーレが鳴り響いて「体力」や「知力」がピコピコと上がっていけば、それなりの実感もあったのかもしれないけれど、もちろんそんなハズもなく、2007年3月11日、僕は、ただ、漫然と、なんとなく、30歳になった。

30年前、僕は生まれた。僕は、30年間生きてきた。

当然、30歳の誕生日には、なにかしらの「手ごたえ」や、自分が成長した「証」のようなものを感じるんじゃなかろうか…と、20代の最初の頃は思っていた。

けれど、僕はなんの「手ごたえ」も「証」も感じることはなかった。デジタル時計が正確に時間を刻むように、ただ僕の年齢が一つ増えただけだった。

案外、30歳の誕生日なんて、そんなモノなのかもしれない。


その日は宿のみんなが、ささやかな誕生日パーティを開いていくれた。

野宿をしながら30歳を迎える可能性も、かなり高かったので(それはそれで良いと思うけど…)、僕の誕生日を誰かが祝ってくれている、ただそれだけで、すごく嬉しかった。

30代をどんな10年にしようか、なんてことを考えてはみたけれど、ハッキリとした目標は思い浮かばなかった。10年なんて時間が僕にとっては長すぎて、その間に何ができるのか上手く想像できないのだ。

とりあえず、南米の南の先っぽにたどり着くまでの旅の月日を、精一杯自分自身の心に刻み付けたい、と思った。

そんなカンジの三十路宣言。