今夜この後すぐの 24時50分~25時45分 に
日本テレビ系で放送されます『NNNドキュメント』は、
事故からもう長い月日が経過して人々の記憶から消えそうになっていますが、
放射能は消ずにまだ残り続けている
ロシアの「チェルノブイリ原発」の現在の状況を取材した内容です。
※ 通常の30分枠ではなく、55分の拡大版 での放送となっています。
※11月3日(日・文化の日) の午前11:00から
BS日テレでも放送されますので、
今夜の放送を見逃した場合でも
BSデジタルの設備が整ってる御家庭では
こちらの方でも視聴が可能です。
チェルノブイリから福島へ
未来への答案
福島の未来図…
チェルノブイリ石棺内を撮影
爆発から27年のチェルノブイリ。廃炉は未だ手つかずだ。
それは爆発原発の廃炉の困難さを物語る。
だが長年難題と向き合った彼らのノウハウは
福島第一のこれからの道標だ。
爆発した原発の廃炉は、通常の廃炉より格段に難しい。
福島第一の廃炉にあたるのは下請けの下請け、
原発での作業経験がない人が多い。
被曝線量がオーバーすると働けなくなり、どこからか補填される。
これでは想定の30~40年で廃炉を完了できるとは思えない。
事故後、幹部が投獄されたチェルノブイリでは
作業員養成の訓練所が作られた。
「廃炉にプロを!」福島とチェルノブイリの大きな違いに光をあて
日本が取るべき道筋を探る。
数年前にNHKスペシャルで放送されていた
チェルノブイリの周辺に現在でも生活している(!)
村民を取材した内容が、
童話的な可愛い絵柄とは正反対の内容、
そして徐々に直視出来なくなっていく衝撃的な終盤が
公開当時に話題となったアニメ映画『風が吹くとき』と
酷似していて、ゾッとした記憶があります………。
“原発平和ボケ”している人達は、
チェルノブイリの現状を知れば、
ちょっとは正気を取り戻せるかもしれません。
【追記】
11月3日(日)の 夜 24:50から放送される
「3・11大震災 シリーズ 消せない放射能 ~65年後の警鐘~」でも、
原発事故発生から何十年経過しても表出し続ける
放射能の人体への影響が取材されているみたいですので、
11月3日(日)放送の『NNNドキュメント』も必見です。
福島第一原発事故の原因究明が一向に進まない中、
早くも再稼働の動きが加速しようとしている。
放射能による被害は、
実態が明らかになるまでに長い時間を必要とするが、
その一例が北の大地にある。
ロシアでは、半世紀以上前に放射能災害が起きていた。
高レベル放射性廃棄物を投棄した川の周辺では、
手足の無い子供、膨れ上がった頭部、巨大なコブ…
悪夢が世代を超えて猛威を振るっている。
政府は汚染された川沿いの村を閉鎖、
古い建物を取り壊して地中に埋め、
放射能を封じ込めようとした。
しかし、その努力を嘲笑うかのように、
今もあちらこちらで強い放射線が測定される。
収束への道程は、見えていない。
原発回帰の状況下、放射能災害の現実を見つめる。