東京中央市場労働組合オフィシャルブログ

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小池百合子さん、蓮舫さん、田母神俊雄さんからのご回答

 

 本年6月22日に有力とされる5候補に送付した「2024都知事選・東京都中央卸売市場取引業務運営協議会委員の委嘱についての公開質問状」に対して、一次締め切りの6月27日までに小池百合子さん、蓮舫さんからご回答をいただきました。さらに、本日7月3日、「後出し」(すでに公開された回答を参考にできる)で申し訳ない旨の一文を添えて、田母神俊雄さんよりご回答が届きました。

 いずれも既に当ブログに掲載させていただきました。本当にお忙しい中、ご回答いただき有難うございます。

 

 このページでは、小池百合子さん、蓮舫さん、田母神俊雄さんから頂いたご回答を並べて掲載いたしますので、投票のご参考に役立てていただければ幸いです。

 

先ほどの投稿に、公開質問状・全文をつけたものになります。

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東京都知事選挙立候補者各位         2024年 6月 22日

 

              豊洲市場労組従組連絡協議会(市労連)

                    議長 小鍋浩一

 

2024都知事選・東京都中央卸売市場取引業務運営協議会委員の委嘱についての公開質問状

 

市労連とは

 私たち豊洲市場労組従組連絡協議会(略称・市労連)は、東京都によって開設・運営されている東京都中央卸売市場豊洲市場内の労働組合・従業員組合の、立場を超えた緩やかな協議体として結成された協議会です。現在、市労連に参加している労働組合・従業員組合は、

 東都水産職員労働組合(東水労組)

 築地魚市場職員労働組合(東市労組)

 東京中央市場小揚労働組合(小揚労組)

 東京中央市場労働組合(東中労)

 東京都庁職員労働組合中央市場支部(都庁職中央市場支部)

以上の5団体になります。

 東水労組と東市労組は「大卸」とも呼ばれる水産卸売業者の労働組合。小揚労組は大卸各社が保有する場内物流会社の労働組合の連合体。東中労は主に水産仲卸従業員を組織する個人加盟労組。そして都庁職中央市場支部は東京都行政の労働組合です。

 市労連は、豊洲市場の幅広い職種に渡っているにとどまらず、都庁職は「連合」加盟、東中労は「全労連」加盟と、ナショナル・センターの違いをも超えた、名実ともに東京都中央卸売市場の労働者代表を推薦できる協議体であると自負しております。

 

取引業務運営協議会とは

 さて、東京都には、卸売市場法及び東京都中央卸売市場条例に基づき東京都中央卸売市場取引業務運営協議会(以下、取引業務運営協議会)という機関が設置されています。卸売市場は、食品流通の重要な基盤であると同時に、生産から流通、消費まで多種多彩な人々が関わっているという意味で複雑でもあり、その運営にあたっては慎重な調整が必要となります。そして取引業務運営協議会は、その調整をする上で極めて重要な機関です。

 私たち市労連は、取引業務運営協議会の前身である「業務運営協議会」の時代から長年にわたり労働者代表を委員として送り、労働環境の改善、とりわけて臨時休市日の設定には先進的に取り組み、休市増による実質的な週休二日制の実現に貢献してまいりました。

不当な排除

 しかしながら2020年9月、東京都中央卸売市場事業部長より市労連あてに「令和二年六月末」をもって取引業務運営協議会委員の任期が終了した旨の文書が届きました。この時初めて、私たちの推薦した委員(中澤誠 市労連副議長、東中労委員長)が再任されていない事実を知ることとなりました。またさらに、調べたところによれば中澤氏以外にも3名、合計4名が排除されていることがわかりました。中でも藤島廣二東京聖栄大客員教授が再任されなかったことは、明かに「もの言う委員」の排除です。

 取引業務運営協議会は2000年の第1回から2020年の第26回まで、条例が定める人数いっぱいの28名ちょうどで開催されてきました。例外はありません。これを、理由も示さず、恣意的に任命・排除したのでは卸売市場を民主的に運営する上で明らかに問題があります。

 またすでに述べたように、取引業務運営協議会は年間の営業日数という市場労働者の労働条件に直接関わる問題について協議し諮問を行う機関です。ここに私たち市労連の推薦する労働者代表が含まれないという事は、明らかに不当と言わねばなりません。現在、京浜地区青果卸売会社従業員連絡協議会から1名の委員が任命されていますが、豊洲市場の労働者、とくに水産物部の労働者の意見は一切反映されないということになっています。私たちはこのような状況が続く事を到底容認するわけにはまいりません。

 

 つきましては、都知事選挙に立候補される皆様に、まずはこの問題について知って頂き、その上で以下の通り質問をさせていただく次第です。

 質問は至ってシンプルです。お忙しい中とは存じますが、よろしくご回答のほどお願い申し上げます。

 

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質問 1 都民の食生活を支える東京都中央卸売市場の重要事項、とりわけ労働条件に直結する卸売市場の休開市日などについて協議し諮問する東京都中央卸売市場取引業務運営協議会から、令和二年六月以降、私たち市労連が排除されています。これまで数十年にわたり東京都中央卸売市場の運営に協力してきたにもかかわらずです。

 つきましては、貴殿が都知事に就任されましたら、この問題について調査し、私たち豊洲市場労組従組連絡協議会(市労連)の推薦する者に委員を委嘱することについて、ご検討いただけますか?

 

小池百合子さんからのご回答

 東京都中央卸売市場取引業務運営協議会の委員については、取引活性化を図るための規制緩和等を旨とした市場条例の大幅な改正や、コロナ禍による協議会のあり方を見直す必要性を踏まえ、委員の二年間の任期満了に合わせ、協議会のスリム化の観点から委員数の見直しを図ったものと認識しています。

協議会委員の委嘱にあたっては、こうした経緯も踏まえながら、今後もしっかりと考えていくことが必要と思います。

 

蓮舫さんからのご回答

 担当部局の話をよく聞き、検討しようと思います。

 

田母神俊雄さんからのご回答

 はい、調査・検討します。

 

質問 2 本件に関して、何かコメントを頂けましたら同時にお願い致します。

 

小池百合子さん

 市場を取り巻く環境は、物価高騰や気候変動による生産への影響など、解決しなければならない多くの課題を抱えております。

豊洲市場が、都民の食の供給拠点としての役割はもちろん、我が国が世界に誇る、伝統に満ち溢れ、多様で豊かな食文化を継承・発展する拠点であり続けるためにも、市場を取り巻く様々な環境の変化や、多様な消費者ニーズ等に的確に対応していくことが必要と考えます。

今後とも、東京都中央卸売市場取引業務運営協議会の適切な運営を通じ、都民の消費生活を支える卸売市場の役割を果たしていくことが重要と考えます。

 
蓮舫さん
 公平・公正であるべき卸売市場の、運営等について話し合う協議会の人選で、疑惑がもたれるのは問題だと思います。現時点で約束できる事は限られますが、私が知事になりましたら、担当部局の話をよく聞き、公平・公正な食品流通を守る上で、またそこで働く労働者の皆さんの健康等を守る上で、どうするのが良いのか、貴団体のご提言も踏まえて検討いたします。
 
田母神俊雄さん

私も「もの言う航空幕僚長」でしたが、1つの論文をきかっけに排除となりました。席から人を排除して物事を進めていては、民主的な社会とはいえません。今後の多様な市場ニーズに向き合うためにこそ、実績ある貴団体の声を遠ざけてはいけないのが常識です。私はそう思います。声をあげて頂いたおかげで、私はこの問題を知ることが出来ました。労働者代表の皆さんの気概、私も負けずに頑張ります。一緒に豊洲と暮らしを守っていきましょう。