父がお前は最低な女だ、醜いし気は利かないしもう我慢がならない、出先で知り合った女性と暮らしたいから離婚してくれ、と母に言い残し家を出て行ったのは私がまだ4歳の時だった。


そしてここ最近、その時引き連れた2歳年下の弟を何かと打ったり蹴ったりして邪険にしだした、再婚相手は何も手出し出来ないという。


私はまだ本当に無力だ、思い出しただけで悲しく成る様な境遇にのたうち回るだけだった。


親が居ない寂しさからなのか…?鬱病に成った時も誰も心から助けてくれなかった、ただ一言「お前が悪い」そう言うだけだった。


私は・・・・何処に居る・・・・?何の為にこの世に生まれて来た・・・・?


こうして途方に暮れている間ですら周囲の人間は私を嘲笑う、どうせこいつはこうなのだと。


嗚呼・・・・、一度でも良い・・・・、誰か私を慰めて下さい、何もお返しは出来ないけどありがとうの気持ちだけは届ける事が可能です。


誰か・・・・、誰か・・・・。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


でも嘆いたところで状況は変わらないのよね、残念ながら、今日も朝コンビニで買ったカクテル飲んでたら先生に見つかってボコられたし。


あーあ、私って何で普通に生きられないんだろう?前世で悪い事でもしたのか?別にお酒は毎日じゃないのに、たまにしかやらないのに。

まぁどうでも良いけど、それにこの後飲み友と会う約束があるんだ。


授業はもう全部出たし復習も終わった、自慢じゃないけど成績は良いんだ私。


「麻子――――!!!!ライブハウス行こ――――!!!!」


浜崎あゆみを崇拝している為か、外見がほぼそっくりな仲間に呼ばれると私は校門を出た。


「あははー、会いたかったよー。」


「遥子は相変わらず化粧が上手いね、羨ましいわ。」


「そお?これ凄い練習したんだよ、私目ぇ小さいからさ、何か顔に塗らないと見れたもんじゃないんだよ。」


「ハハッ、自分をそこまで卑下しなくて良いよ、思春期過ぎたら綺麗に成るって。」


「そっかなー、だったら良いんだけどねぇー。」


「私も一重に近い奥二重で細いし、その上不器用でアイラインも引けないし。」


他愛のない会話、こんな時だけが私の寂しい心を癒してくれる。


「クールビューティーってやつで良いんじゃない?そういえば弟君はどうしているの?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


つづく・・・・。