今回は型枠・土止め支保工の安全管理問題です。

周期的にはそろそ出題されてもおかしくない問題なのでしっかり学習しましょう。

 

H15・30年度出題

「土木工事安全施工技術指針」に定められている型枠支保工の組立て等の作業の安全に関する留意事項を二つ解答欄に簡潔に記述しなさい。

近年は5つの回答を求められるので5つ以上抑えておいて下さい。

 

(1)  組み立ては組立図を作成し、組立図に基づき組み立てる。

(2)  型わく支保工の組立て等作業主任者を選任し、その職務を行わせる。

(3)  作業に必要な照度を確保する。

(4)  強風、大雨、大雪等の悪天候時は、作業を中止する。

(5)  材料は著しい損傷、変形又は腐食のある材料は使用しない。

(6)  敷板等を使用し、コンクリートの打設等による支柱の沈下を防ぐ。

(7)  支柱の継手は、突合せ又は差込継手とする。

(8)  パイプサポートを支柱とする場合には、三本以上継いで使用しない。

(9)  パイプサポートの高さが3.5mを超える時には、高さ2m以内毎に水平つなぎを2方向に設ける事。

 

H16年度出題

「労働安全衛生規則」に定められている、土止め支保工の部材の取付けにあたっての留意点を二つ解答欄に簡潔に記述しなさい。

近年は5つの回答を求められるので5つ以上抑えておいて下さい。

 

(1)  土止め支保工を組み立てる際は、組立図を作成し、その組立図に従って組み立てる。

(2)  土止め支保工の作業主任者を選任して直接指揮にあたらせる。

(3)  強風、大雨等の悪天候のため、危険が予想されるときは、作業を中止する。

(4)  部材は、著しい損傷、変形、腐食がある部材は使わない。

(5)  土止め支保工の組立・解体の作業では、作業区域には関係者以外の立入禁止措置をとる。

(6)  切ばり及び腹起しは、脱落しないように、矢板、杭等に確実に取り付ける。

(7)  火打ちを除く、圧縮材の継手は、突合せ継手とする。

(8)  接続部、交差部は、当て板をあてボルト等により緊結する。

 

H18年度出題

労働安全衛生法に定められている型枠支保工の設置に関して,次の文章の中のイ~ホに当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記入しなさい。

 

支柱の高さが(イ)m以上である型枠支保工にあたっては、あらかじめその計画を工事の開始(ロ)日前までに,所轄の(ハ)に届け出なければならない。届出にあたっては、打設するコンクリート構造物の概要と型枠支保工の支柱、はり、つなぎ、(ニ)等の部材の配置、接合の方法及び寸法を示した(ホ)及び設置期間を記載した書面を提出する。

ただし,計画の届出が免除されている事業者は除く。

 

 

(イ)

(ロ)

(ハ)

(ニ)

(ホ)

3.5

30

労働基準監督署

筋交い

組立図

 

H28年度出題

労働安全衛生規則の定めにより,事業者が行わなければならない土止め支保工の安全管理に関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。

 

1. 土止め支保工の組立図は、矢板、くい、背板、腹おこし、切りばり等の部材の配置、寸法及び材質並びに取付けの時期及び(イ)が示されているものでなければならない。

2. 土止め支保工の部材の取付け等については、切りばり及び腹おこしは、脱落を防止するため、  矢板、くい等に確実に取り付け、圧縮材(火打ちを除く。)の継手は、(ロ)継手とすること。

切りばり又は火打ちの(ハ)及び切りばりと切りばりとの交さ部は,当て板をあててボルトにより緊結し,溶接により接合する等の方法により堅固なものとすること

3. 土止め支保工を設けたときは、その後7日をこえない期間ごと、(ニ)以上の地震の後及び大雨等により地山が急激に軟弱化するおそれのある事態が生じた後に、次の事項について点検し、異常を認めたときは、直ちに、補強し、又は補修しなければならない。

①   部材の損傷、変形、腐食、変位及び脱落の有無及び状態

②   切りばりの(ホ)の度合

③   部材の(ハ)、取付け部及び交さ部の状態

 

 

(イ)

(ロ)

(ハ)

(ニ)

(ホ)

順序

突合せ

接続部

中震

緊圧

 

 

記述問題の場合回答欄の関係上、法令文をそのまま書く事ができないので、簡潔に要点を法令語句を用意て回答する事が求められます。

書いている事が同じでも不正解になる可能性が大きので正確に覚えてください。