今回から法規関連問題のスタートです。
同一関連をまとめて学習しましょう。
今回は足場・高所からの飛来落下災害防止です。
足場関連の問題は、4~5年周期で出題されている問題です。
今年あたりまた、出題される可能性が大です。
また、法規関連の問題での回答は複数回答がありません、必ず法令文の語句を回答する必要があります。
出題H15年度
労働安全衛生規則」に定められている足場設置後の点検時期または作業を開始する前に行う点検事項を三つ解答欄に簡潔に記述しなさい。
近年は5つの問が多いので5つ抑えましょう。
(1) その日の作業を開始する前に、墜落防止設備の取外しの有無等の点検を行うこと。
(2) 床材の損傷、取付け及び掛渡しの状態を点検確認する。
(3) 建地、布、腕木等の緊結部、接続部及び取り付け部の緩みの状態を点検する。
(4) 緊結材及び緊結金具の損傷及び腐食の状態を点検する。
(5) 交差筋交い、幅木、手摺枠、手摺、中桟等の取り外し及び脱落の有無点検確認をする。
(6) 幅木等の取り付け状態及び取り外しの有無点検する。
(7) 脚部の沈下及び滑動の状態を点検する。
(8) 大筋交い、控え、壁繋ぎ等の補強材の取り付け状態及び取り外しの有無点検する。
(9) 建地、布及び腕木の損傷の有無点検する。
出題H16年度
足場,通路から労働者が墜落する危険を防止するための必要な措置を2つ解答欄に簡潔に記述しなさい。
近年は5つの問が多いので5つ抑えましょう。
(1) 作業床の端、開口部等には囲い、手すり、覆い等を設ける。
(2) 大雨、大雪、風等の悪天候時に作業中止する。
(3) 作業に必要な照度を確保する。
(4) 1.5m以上の高所には、安全に昇降するための設備を設ける。
(5) 要求性能墜落制止用器具を取り付けるための設備を設ける
墜落の恐れがある場所は、関係者以外の立入禁止措置とる。
(安全帯は法規問題ではNGです)
出題H19年度
労働安全衛生法に定められている単管足場の組立及び構造に関する安全基準の内容の記述として適切でないものを次の(1)〜(10)から3つ抽出し、その番号をあげ、適切でない箇所を訂正して解答欄に記入しなさい。
(1) 手すりの高さは、1メートル以上とする。
(2) 足場の脚部には、ベース金具を用い、かつ、敷板、敷角等を用い、根がらみを設ける。
(3) 鋼管の接続部又は交差部は、これに適合した附属金具を用いて、確実に接続し、又は緊結する。
(4) 筋かいで補強する。
(5) 地上第一の布は、2メートル以下の位置に設ける。
(6) 建地間の積載荷重は、500 キログラムを限度とする。
(7) 作業床の幅は、40 センチメートル以上とし、床材間のすき間は、3センチメートル以下とする。
(8) 壁つなぎ又は控えを設ける間隔は、垂直方向で5メートル以下、水平方向で5.5メートル以下とする。
(9) 高さが2メートル以上の足場の組立て解体作業には,足場の組立て等作業主任者を選任して作業する。
(10) 建地間隔は,けた行方向 1.85 メートル以下,はり間方向 1.5 メートル以下とする。
(1) |
(6) |
(9) |
85cm |
400kg |
5m以上 |
出題H24年度 29年度
高所での作業において,墜落や飛来落下の災害を防止する対策を5つ解答欄に記述しなさい。
(1) 足場を組み立てる等の方法により作業床を設ける。
(2) 作業床を設ける事が困難な時は、防網を張り、要求性能墜落制止用器具を使用させる。
(3) 作業床の端、開口部等には囲い、手すり、覆い等を設ける。
(4) 大雨、大雪、強風等の悪天候時に作業中止する。
(5) 作業に必要な照度を確保する。
(6) 1.5m以上の高所には、安全に昇降するための設備を設ける。
(7) 要求性能墜落制止用器具を取り付けるための設備を設ける。
(8) 墜落の恐れがある場所は、関係者以外の立入禁止措置とる。
足場関連の出題は以上です。