こんばんは!今夜はH30年度のコンクリート問題です。

この回で一旦コンクリートの専門問題はお終いです。

 

法規を学習したのち平行学習で仕上げをする感じでやっていきます。

 

では始めましょう。

 

コンクリートの養生に関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。

この問題は昨年の必須問題で類似問題が出ています。

これを覚えていたら6割以上は正解できたと思います。

 

(1)  コンクリートが、所要の強度、劣化に対する抵抗性などを確保するためには、セメントの(イ)  反応を十分に進行させる必要がある。したがって、打込み後の一定期間は、コンクリートを適当な温度のもとで、十分な (ロ) 状態に保つ必要がある。

 

(2)  打込み後のコンクリートの打上がり面は、日射や風の影響などによって水分の逸散を生じやすいので、湛水、散水あるいは十分に水を含む (ハ) により給水による養生を行う。

 

(3)  フライアッシュセメントや高炉セメントなどの混合セメントを使用する場合、普通ポルトランドセメントに比べて養生期間を (ニ) することが必要である。

 

(4)  (ホ) 剤の散布あるいは塗布によって、コンクリートの露出面の養生を行う場合には、所要の性能が確保できる使用量や施工方法などを事前に確認する。

 

 

 

(イ)

(ロ)

(ハ)

(ニ)

(ホ)

水和

湿潤

布等

長く

膜養生

 

 

鉄筋コンクリート構造物における型枠及び支保工の取外しに関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記述しなさい。

 

(1)  型枠及び支保工は、コンクリートがその(イ)及び(ロ)に加わる荷重を受けるのに必要な強度に達するまで取り外してはならない。

 

(2)  型枠及び支保工の取外しの時期及び順序は、コンクリートの強度、構造物の種類とその(ハ)、部材の種類及び大きさ、気温、天候、風通しなどを考慮する。

 

(3)  フーチング側面のように厚い部材の鉛直又は鉛直に近い面、傾いた上面、小さなアーチの外面は、一般的にコンクリートの圧縮強度が(ニ)(N/mm²)以上で型枠及び支保工を取り外してよい。

 

(4)  型枠及び支保工を取り外した直後の構造物に載荷する場合は、コンクリートの強度、構造物の種類(ホ)荷重の種類と大きさなどを考慮する。

 

(イ)

(ロ)

(ハ)

(ニ)

(ホ)

自重

施工期間中

重要度

3.5

作用

(3)が少し捻った問題なので5mm²と誤りやすいので注意
全ての問題がコンクリート標準示方書からの引用文なので上記の回答で暗記してください。
 
 

コンクリート打込みにおける打継目に関する次の2項目について,それぞれ1つずつ施工上の留意

事項を解答欄に記述しなさい。

(1)  打継目を設ける位置

・出来る限り、せん断力の小さな箇所に設ける事。

・部材の圧縮力の作用方向と直角に設ける事。

(上記は2つを合わせて書くのがより完全な回答といえるかもしれません。)

(2)  水平打継目の表面処理

・凝結終了後に高圧の空気、及び水でコンクリート表面の薄層を除去し、粗骨材粒を露出させる。

・既設コンクリート表面のレイタンス、品質の悪いコンクリートおよび緩んでいる骨材などを取り除き、コンクリート表面を粗にした後、十分に吸水させる

 

次の問題は法規の問題ですがコンクリート関連という事で記載します。

 

建設工事現場における作業のうち、次の(1)又は(2)のいずれか1つの番号を選び、番号欄に記入した上で、記入した番号の作業に関して労働者の危険を防止するために、労働安全衛生規則の定めにより事業者が実施すべき安全対策について解答欄に5つ記述しなさい。

 

型わく支保工の組立て又は解体の作業

(1)  組み立ては組立図を作成し、それに基づいて組み立てる。

(2)  材料、器具又は工具を上げ下げするときは、つり綱、つり袋等を使用させる。

(3)  材料は著しい損傷、変形又は腐食のあるものは使用しない。

(4)  支柱は、敷板、敷角等に固定すること。

(5)  支柱の継手は突合せ及び差込継手とする。

(6)  パイプサポートを支柱とする場合は、三以上継いで用いない事。

(7)  パイプサポートの高さが3.5mを超える時は、高さ2m以内毎に水平つなぎを2方向に設ける事。

(8)  悪天候のため、作業に危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させない。

これでコンクリートは一旦中断して、来週から法規を学習していきましょう。
ではではまた。