本日も学習頑張りましょう。

とはいうものの試験は10月からなので、実際には、一日1時間程度の時間をさける方は、6月前後からスタートすれば万全なのでその時にしっかり書いて学習すれば良いと思います。

1次試験から受験する方は、過去問をしっかり繰り返し学習してください。

出来れば50/65を正解できる様にレベルをUPして欲しいです。

(1次試験の内容がしっかり理解できかつ、書く事が可能であれば2次試験の記述問題はクリアできるレベルに達しています。)

 

 

本日1問目は劣化ひび割れの記述問題です。

経験記述のヒントになるかとも思います。

 

コンクリート構造物に硬化後発生する有害なひび割れには、温度日々割れ、鉄筋の腐食によるひび割れ、アルカリ骨材反応によるひび割れがある。

これらのひび割れの発生原因とその原因に対する防止対策を、それぞれ解答欄に簡潔に記述しなさい。

 

(1)  温度ひび割れ

発生原因 

・水和熱による温度の上昇等により、コンクリート体積が膨張収縮を起し、その引張力に耐えられない部分がひび割れる。

対策 

・中庸セメントや高炉セメントの採用、石灰石等の熱膨張係数の小さい骨材の使用。

養生期間を通常より長くとり急激に冷やさぬよう、養生マット等で保温をする。

 

(2)  鉄筋の腐食によるひび割れ

発生原因 

・鉄筋コンクリートの腐食ひび割れは、鉄筋が腐食することで生成される腐食生成物の体積が元の鉄よりも大きいため結果的に鉄筋が膨張し、それによる内圧によって発生する。

対策 

・鉄筋のコンクリート被りを大きくする。水密性の高いコンクリートを打設する。

 

(3)  アルカリシリカ反応によるひび割れ(膨張ひび割れ)

発生原因 

・骨材にアルカリ反応性のものが用いられたか、アルカリイオン濃度が限界値以上の場合におこる。

対策 

・アルカリシリカ反応性試験の結果で無害と確認された骨材を使用する。

 

 

次は鉄筋に関する記述問題です。

近年も出題されている設問なので抑えておいて下さい。

 

現場で鉄筋を継ぐ場合には、重ね継手とガス圧接継手が多く用いられている。

これらの継手の施工上の注意点をそれぞれ2つあげ、解答欄に簡潔に記述しなさい。

また、継手の検査項目をそれぞれ1つ解答欄に記入しなさい。

 

(1)  重ね継手

①鉄筋径の20倍以上を重ね合わせ、直径0.8mm以上の焼きなまし鉄線で数箇所緊結する。

 

②鉄筋とコンクリートとを十分に付着させるため、焼きなまし鉄線を巻く長さを必要以上に長くしない事。

 

③応力の大きい断面を避けるようにする。

 

④重ね継手は同一断面上に集中させないで、互いに鉄筋径の25倍以上離して配置する。

 

主な検査項目  継手位置 継手長さ

 

(2)  ガス圧接継

①降雨時、強風時または気温が0℃以下の時には作業をしない。

 

②圧接端面の錆び、油脂、塗料などの付着物を完全に除去する。

 

③種類の異なる鉄筋相互を圧接してはならない。

 

④同一断面上に集中させないで、互いに鉄筋径の25倍以上離して配置する。

 

主な検査項目 超音波探傷試験 目視検査 継手位置 継手偏芯量 継手曲がり 継手長さ 継手位置ずれ 

 

 

こちらも出題率が高い問題です。

数値もしっかりと抑えておいて下さい。

 

レディーミクストコンクリートの現場荷おろし時に試験を行う品質管理項目を2つあげ、その規格値(判定基準)をそれぞれ解答欄に記入しなさい。

 

(1)  圧縮強度試験

① 1回の試験結果は、呼び強度の85%以上でなければならい。

② 3回の試験結果の平均値は、呼び強度以上でなければならい。

 

(2)  スランプ試験

① 荷卸し地点でのスランプの許容差(単位:cm)

5および6.5 ±1.5  8以上18以下 ±2.5 21以上 ±1.5

 

(3)  空気量試験

①荷卸し地点での空気量及びその許容量(単位:%)

4.5 ±1.5 軽量コンクリート5.0 ±1.5

 

(4)  塩化物含有量試験

①塩化物イオン量として、0.30kg/m3以下でなければならない。

(出荷時の工場検査でも可能)

 

では今回はここまでです。

時間があれば、夜H20年度をUPします。

 

今後のUP予定

コンクリートはH30年迄縦学習を行います。

法規はH15年から~H30年まで同様に縦学習を行います。

(コンクリート・土工と一部重複します)

仕上はR元年~R3年の横学習を行い

経験記述は3~4例づつの参考書等に掲載されて無い、実際の合格記述を品質・工程・安全の3本柱で掲載予定です。

(経験記述期間限定公開の予定います)