今月の11日で東日本大震災から10年を迎えました。

当日の新聞１面には「九州新幹線あす開業」って書いてあった

あの日は高校の卒業式で、式が終了して解散した直後、親と昼食を摂って解散した直後に地震がありました。

命の危険を感じるほどの揺れは、あの日が最初で最後の経験。

まあ東京なので電車が止まったり、自室の床に積んであった雑誌の束が崩れていただけでしたが。

（自転車通学できる学校で本当に良かった……）

しかしその日の夜、近くのホテルで謝恩会が開かれる予定でしたが当然中止。

散々書いてますが、ボクは高校生の時、友達が１人も出来ませんでした。

あと英語がめちゃくちゃ苦手で、受験に際して最後の最後まで足を引っ張っていました。

そんな中、英語教師の担任にすごい世話を焼いてもらって、なんとか現役で合格することが出来ました。

人生で一番の恩人です。

だから、親とお礼を一緒に言いたかったのですが……。

もちろん、世間で何が起きているのかとか、そもそも卒業式が出来ただけでも良かったではないかと考えると分かってはいるのですが、当時は自分と担任だけが世界の全てでした。

クラスメイトよりも担任と話す機会の方が数倍多いという状況だったので、仕方がありません。

約４年ぶりの就職を控え、あの頃に比べて、自分は成長できたんだろうか……とくよくよ思い返す日々です。

あの先生は当時40歳くらいだったと思いますけど、今でもまだ教壇に立っているのでしょうか。

すぐ異動になったという噂だけは聞きましたが。

ボクほど手がかかる生徒はそういないはずなので、今でも覚えていると思うんですよね。

現状について報告したいと、ぼんやり夢想する日々です。

あれから10年……