「夜回り先生」 水谷修
教育に興味のある私にとって、ずっと読みたかった一作。
著者・水谷修が夜回りをしていて出会った子供たちとの触れ合い、
そこから生まれる嬉しさ・哀しさを、自身の経験も振り返りながら
記されている。
私が出会っただけでも数えきれないほど色々なタイプの人がいる。
当然、世の中には私の出会ったことのない人間がさらに多くいる。
正直、自分の身の回りには「夜の世界」の人間がいない。
いざ、自分がそういう人たちに出会ったとしても、どう接していいかわからないと思う。
この本を読んで1つ、心に留めておきたいと思った。
子どもという花を腐らせるのは、決して子ども自身ではない。
それは家庭であり、環境であり、社会である。
子どもは大人の所有物ではない。1人の人間である。
どういう人であっても、1人の人間として接していきたい。
ひとりひとり誠実に向き合うことが大切なのかもしれない。
キャリア教育において「夢」や「目標」を持つことが大切である。
そのために社会を知る・世の中を知るという機会が必要だと考えてきた。
しかし夜の世界の子ども達はこれらのことを知っても、社会に対する不信感しか
ない彼らにとって魅力的なものではない。彼らにまず必要なのは、愛情であり、
陽のあたる世界に出ることだ。
教育においては、家庭や愛情の問題解決、そして社会に触れる機会の増加の2つの方向性が
必要なのだろうか?
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