こんにちは。

 

今回は、小学生・中学生のお子さんを持つお父様に向けてお話しします。

はじめに:父親の関わりの重要性

「仕事と家庭の両立って難しい...」「子育ては母親がメインでいいんじゃないか?」こんな疑問を持ったことはありませんか?

 

実は、お父さんが子どもと過ごす時間が、子どもの将来に大きな影響を与えるのです。

 

特に、子どもの将来の仕事満足度に驚くべき効果があることがわかってきました。

成長期:子どもとの時間を確保すべき重要な時期

まず押さえておきたいのが「成長期」という概念です。これは、お子さんが10歳から16歳前後の時期を指します。

 

この時期、お子さんと一緒に過ごす時間をしっかり確保することが、子どもの将来の仕事満足度を高める可能性があるのです。

調査結果が示す父親の影響力

なぜそう言えるのか?それは、興味深い調査結果が物語っています。

 

イギリスのニューキャッスル大学が行った「育児における父親の役割調査」によると、成長期に父親と多くの時間を過ごした子どもは、知能指数が高く、社交性があり、より高いキャリアを得る傾向があることがわかりました。

 

さらに、マネージメント・パースペクティブス・アカデミーが2015年に行った調査では、父親と多くの時間を過ごして育った子どもほど、自分の仕事への満足度が高いという結果も出ています。

 

これらの調査結果は、「世界標準の子育て」という本に掲載されています。

 

 

 

この本では、世界の主要国の子育てや教育の状況がわかりやすく解説されているのです。

子どもが養うべき3つの重要な力

同書の著者、船津徹さんは、子どもたちが養うべき重要な力として、自信、コミュニケーション能力、考える力の3つを挙げています。

 

これらの力は、子どもがよりよく生きていく上で大切だと論じられています。

 

私自身、5歳の娘がいるので、この内容は自分の子育てにも大いに役立ちそうだと感じています。

反抗期前の大切な時間

ここで注意したいのが、反抗期の問題です。反抗期に入ると「親嫌だ」とか「友達がいい」となりがちです。

 

だからこそ、反抗期前の小学校中学年くらいの時期に、たくさん遊んでおくことが大切なのです。

 

もちろん、反抗期に入っていても遊ぶことはできます。むしろ、遊んだ方がいいのです。

仕事と子育ての優先順位

「仕事が忙しくて時間が取れない」という声が聞こえてきそうです。

 

でも、考えてみてください。サラリーマンの仕事には、残念ながら代わりがいます。別の仕事に就くことも可能です。

 

会社にとっても、あなたにとっても、今の仕事は代替可能なものです。

 

しかし、子供との時間は違います。子供にとって、あなたの代わりはいません。今過ごさないと、将来過ごしたくても過ごせなくなります。

 

実は、子供が18歳になるまでに、親子で過ごす時間の8割近くが終わってしまうのです。

 

この統計は母親と子供の場合ですが、父親の場合はもっと少ないかもしれません。

結論:限りある時間を大切に

つまり、子供が18歳になるまでの時間が、とても大切なのです。仕事は何歳までもできます。でも、子供との時間には限りがあります。

 

どちらが大事かを考えて行動することが、子どもの幸せな未来につながるのではないでしょうか。

 

この記事が、あなたの子育ての参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。良い一日をお過ごしください。

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