今回は「子どもに教えるべき重要なライフスキル」というテーマで話をしていきます。
結論から言うと、重要なライフスキルは「他者に助けを求める力」と「助けてもらえる人間力」だと私は考えています。
他者に助けを求める力
まず、「他者に助けを求める力」についてです。これに必要なのは、コミュニケーション能力です。
何をどう助けてほしいかを相手に適切に伝えることが重要です。また、弱みをさらけ出す力と助けを求める勇気が大切です。
私は社会人になって痛感したのですが、一人でできることは限られています。自分一人で何でもやろうとする人間だった私は、壁にぶち当たったときに助けを求めることができませんでした。
結果として、業務が進まず、上司に助けを求めることになりました。この経験から、一人でできることは限られていると実感しました。助けを求める力はこれからさらに重要になると思います。
最近よく言われているのが、これまでのインフルエンサー時代からコミュニティの時代になるということです。
そうなると、協力して何かを成し遂げることが重要になります。そのためには、助けを求める力がますます重要になります。
弱みをさらけ出せない人は、鬱になりやすいと思っています。学習塾で100人以上の生徒を見てきた経験から、弱みをさらけ出せない子は鬱病になりやすいと感じています。
自分の心身を守るためにも、助けを求める力は重要です。
助けてもらえる人間力
次に「助けてもらえる人間力」についてです。いくら他人に助けを求めても、助けてもらえなければ意味がありません。
そのためには、ギブの精神が重要です。自分が助けることで、いざという時に助けてもらえるのです。共感力や非認知能力も求められます。
人の気持ちに寄り添い、悩みを聞いてあげることで、助けてもらえる人間になれると思います。
子供に教えるべき重要なライフスキルとして、「他者に助けを求める力」と「助けてもらえる人間力」があります。
過去の自分の社会人人生を振り返っても、これらのスキルは非常に重要だと感じます。
教育では、ペーパーテストばかりで助けを求める力を養う機会が少ないのは問題だと考えています。
この点については、また別の機会にお話ししたいと思います。
参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。