今回は「成績が良い子どもの親の共通点」というテーマで話をしていきます。

 

結論から言うと、聞き上手な親御さんが多いです。なぜそう言えるかというと、私が学習塾に勤めていて、これまで100組以上の親子と向き合ってきた経験からです。

 

3者面談をすることが多いのですが、その際に親御さんの様子を見て気づいたことです。

 

基本的に、私は生徒と中心に話をしていますが、話がスムーズに進むのは親御さんが聞き上手な場合です。

 

そんな場合、生徒自身も親御さんの顔色を伺うことなく、堂々と自分の考えを話しています。

 

親御さんが「へー」と頷いたり、「そうなんだ」と相槌を打ったり、時折子供に「あなたはどうしたいの?」とか「どう考えているの?」と質問する場面が多いです。

 

このような親子は、普段から親御さんが話を振り、ただ聞いている様子が伺えます。

 

一方で、なかなか成績が上がらない子の親御さんは、どうしても子供に対して指示命令的になることが多い印象です。

 

子供が親の視線を気にしながら、おそるおそる話している様子が見受けられます。

 

成績が良い子どもの親御さんは、基本的に子供の考えを受け入れるスタンスができているようです。

 

聞き上手になるためのポイントとして、どんな意見・考えでも一旦受け入れることが大切です。

 

「へー、そうなんだ」という反応を心がけ、指示命令の言葉を使わないことです。「ああしなさい、こうしなさい」という指示命令は逆効果で、良い結果をもたらしません。これは私が見てきた多くのご家庭と生徒から得た結論です。

 

「あなたはどうしたいの?」という質問を投げかける方が、はるかに重要です。

 

成績が良い親御さんはそれができている印象です。しかし、成績が良いからこそ親御さんが安心して聞き役に回れるという一面もあります。

 

逆に、成績が悪いと親御さんが必死になって指示命令的になってしまうこともあります。

 

この「卵が先か鶏が先か」問題はあると思いますが、確かに聞き上手の親御さんの方が子供の成績は良いという事実はあります。

 

これはデータとして取れているわけではなく、あくまで私の肌感覚ですが、他の職員と話していても同意見です。まずは子供の意思を尊重することから始めると良いでしょう。

 

参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。