今回は「オリジナリティとはハングリーさである」というテーマで話をします。
このタイトルは、サッカー漫画『ブルーロック』の登場人物、絵心甚八が言っていた言葉です。一言一句合っているかはわかりませんが、そんなことを言っていました。
『ブルーロック』は個人的にとても面白いサッカー漫画で、サッカーとデスゲームを組み合わせたような内容です。
サッカーシーンは現実離れしていますが、登場人物の成長に焦点を当てており、各キャラクターの過去を描きながら、過去の自分を破壊し新たな自分を創造していくプロセスが魅力的です。
登場人物が過去の自分をメタ認知して、これではいけないと新たな自分を作り出す過程が個人的には一番面白いんです。
そんな『ブルーロック』の中で、絵心さんが「オリジナリティとはハングリーさである」と言っています。
オリジナリティはこれからますます重要になると思います。
生成AIの登場で誰でもスキルを身につけられる世の中で、何が人間らしさを保つかというと、やはりオリジナリティだと思います。つまり、一人一人の違いです。
では、ハングリーとは何かというと、強い欲望や意欲、達成への執念のことです。
好きなこと、情熱、未知との出会い、挑戦といった、人間の根源的な欲求に根ざしています。
だから、もっと自分の欲望や意欲、好きなこと、情熱を傾けられるもの、何かに対する執念にフォーカスした方が良いのではないかと思います。
例えば、ビジネスを考えると、マーケティング的思考が不可欠と言われますが、マーケティングは論理的に考えるので誰しも同じような回答にたどり着きます。
よくあるのは3C分析ですよね。競合、自社、市場の3つの観点から考えて、自社が何をすべきかを決めるアプローチです。
しかし、世界をリードする企業、例えばGAFAMやテスラを考えると、市場が最初からあったわけではありません。
例えば、テスラは「電気自動車を誰が欲しいと思っていたのか」という話です。
しかし、イーロン・マスクは「化石燃料に依存する世の中はおかしい」というアンチテーゼから電気自動車の開発に進みました。
その結果、今では電気自動車が当たり前になり、テスラは世界ナンバーワンの自動車メーカーになりました。これはイーロン・マスクの強い欲望や意欲、化石燃料に頼らず自動車を走らせたいという執念があったからです。
だから、マーケティング的な論理的思考で導かれるものよりも、もっと自分の内側から湧き出る欲望や意欲、挑戦したいこと、執念じみたこだわりを大切にするべきだと思います。
この『ブルーロック』の登場人物の言葉は非常に心に響きます。絵心さんの言葉も大好きです。「絶望しないとダメだ」といった言葉もあります。
そんな感じで、もっとハングリーに生きた方がいいと改めて思いました。
私も自分の好きや情熱、欲望にもっと忠実に生きようと思います。参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。