今回は「勉強のこだわりが裏目に! 効果的な学習法のヒント」というテーマでお話しします。

 

一生懸命勉強しているのに、なかなか成績が伸びない子が一定数います。

 

そうした子の主な特徴は、謎のこだわりを持ち、それを貫こうとすることです。

 

もちろん、こだわりを持つことが悪いわけではありません。

 

クリエイターや職人など、個人的なこだわりが重要な仕事においては特に大切ですし、勉強においてもこだわりを持つことは良いことです。

 

ただし、こだわりを発揮する場所を間違えると、結果が出にくくなります。

 

具体的に言うと、勉強法や問題の解き方にこだわり、自分のやり方に固執すると、うまくいかないことが多いです。

 

各科目の勉強法は既にたくさんの成功例が出ています。受験勉強で成功した人たちが「こう勉強したよ」と共有している情報が、YouTubeやブログ、本などに溢れています。

 

もちろん、人それぞれ細かい違いはありますが、共通点は必ず存在します。だから、既に成功した方法に乗った方が早いです。自分で新しい勉強法を確立するよりも、効果的です。

 

また、特定の問題の解き方には王道があります。それが一番理解しやすく、素早く問題を解く上でも確実です。

 

しかし、自分のやり方にこだわる子は、先生のアドバイスを受け入れず、成績が伸びません。

 

例えば、ある子は一生懸命勉強しているのに、なかなか成績が伸びませんでした。その子は、英語や数学に時間をかけず、社会科目にばかり時間を費やしていました。

 

私は「社会科目は直前に伸びるから、今は英語や数学に集中した方がいい」とアドバイスしましたが、その子はそれを受け入れませんでした。

 

また、社会科目の勉強でも、自分でオリジナルノートを作ることにこだわっていましたが、問題を解かないと習得できているかどうかわかりません。その子は自分のやり方に固執し、最後まで成績が伸びませんでした。

 

これは、私が偉いとか、私の方法がすごいと言いたいわけではありません。

 

私は多くの本やブログ、YouTube、先生方の意見を参考にして、共通する勉強法や解き方を生徒に伝えているだけです。

 

自分がすごいわけではありませんが、やはりうまくいかなかったです。

 

こだわりを持つ場所を間違えると、効果的にならず成果が出ません。逆に、こだわりを持っても良い場所があります。

 

それは、使う道具や勉強する場所です。自分はこのペンじゃないとダメだとか、このノートがいいとか、この場所でしか集中できないとか、朝一は数学をやりたいとか、自分のモチベーションを上げてくれるなら、それでいいと思います。

 

こだわりを持つことは良いことですが、持つ場所を間違えると効果的になりません。成果が出ません。というお話でした。

 

参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。